Proudloneliness N ver.Kingdom2

元美貴ヲタnariの生存確認ブログ

女神嫁日記ゼロ~おこりえないプロローグ

2009-11-15 00:37:27 | 妄想
ず・・・ずずずずっと好きでしたぁ~!!!

けけ結婚を前提に付き合ってください~

34にもなってなんだこの告白は。
すでに終了のフラグは立てられた。。。
仕方がないじゃないか、
恋愛経験は、そこらの中学生より少ない。

オレの耳は真っ赤で目の前は真っ白で、
こんなツラ友達連中には絶対見られたくない。
しかし、ここで意識をクリアーにしなければ。
大好きなあの子の表情がわからない。

話をしてもかみ合わないし、
時間もなかなか作ってもらえない。
顔だってそんなにかわいいわけじゃない。
でも、でもオレはこの子が大好きで、
だけど何もできなくて、
そんなオレにまわりの友人たちは
叱咤と激励と罵声を浴びせてきた。

そして今日。
やっぱりな展開にもってきた。
いったい何度目の告白なんだろう。
はっきりいって自分からコクってうまく言ったことなんてない。
コクられることは自慢じゃないがあるぞ。
ことごとく断ってきたけど。
わけのわからない過去の恋愛が
走馬灯のようにオレの脳を駆け巡る。
シナプスの接続率は100%を超えているに使いない。
ちくちょう、もうちょっと別なところで働けよ、nari脳め。
あ・・・噛んだ。。。



オレの中学生以下の告白から数秒。

・・・沈黙

あぁ・・・やっぱりだめかぁ・・・
そりゃそうだ、
ヲタで特にとりえもなく、見栄をはってるだけのこのヴォクに
彼女を魅了するものなどあるものか・・・。
いいよ、早く言ってくれ、
ごめんなさいと。
そして、
友達でいましょうとか。
ちょっと考えたいとか、イコール断りといえるセリフを・・・。
2007年以来かなぁ、こんなにへこむのは。
今年のクリスマスも静かな夜になりそうだ・・・。
そんなことを考えている。

刹那。

・・・い

普段から口数のあの子がようやく口を開いて出た言葉を
オレははっきりと聞き取ることができない。
うるせーんだよ、まわりのカップル。
おまえらはとっととホテルでも行って、
できちゃった結婚に向かって驀進しやがれ。
オレの聖なる夜を邪魔するな・・・。

ごめんなさい。

もう一度聞き返そう。

「え?」

おれが言葉になってないじゃないか・・・。
しかし、オレの、オレの耳が急性難聴になっていないならば、
確かに聞こえた、はいと。英語でYESを意味する。肯定の言葉。
自信はなかったが、聞くしかない。

「ホント?」 ・・・疑問形かよ、おい。

そのとき、基本笑顔しかみせないあの子が、
一度悪酔いして貧血気味になった顔もみたことあるけど、
それはいいとして、
伏目がちにほほを赤らめてる。。。

「あたしでよければ・・・」

このとき、1秒って、いやさ時の流れがなんと遅く感じたことか。
できればもう一度、オレを30秒前にもどしてくれ、神様。
この30秒を永遠に繰り返していたい。。。
エンドレスエイトもびっくりなくらいに。

ああああああ、生きててよかった。
いやさ、こんなオレをこの世に産んでくれたイサオとチエコに感謝を。
いまならなんでも言うがいい、
できることならすべてかなえてやるぜ、
墓石でも買いにいくかー!!!
顔には出さないようにしてたけど、まあ無理だったろう。

切り返しのうまさには定評があったヴぉくだが、
この時はどんな人見知りのヤツよりも、
しゃべれなかったと思う。

・・・○○

なにを言ったかおぼえてやしないぜ。
いや、思い出したくもない。
そのとき世界で一番キモイ顔をしていたはずだ。
ただひとついえるのは
このとき、幸せってもんを感じた。
言葉でいいあらわせないけど、
いまここにあるもの、それが幸せでなくてなんなんだ。

ああ、もう今日は眠れそうにないな、
明日は大事な学会と接待があるというのに。
そんなオレをあざ笑うかのように、
空からみぞれ交じりの雪が降ってきた。

神様、
いまのオレにはなにをやっても無駄なんだぜ。
そう、今オレはこの世のすべてを
肯定的に受け止められる最強の魔法を手に入れたのだから。
そして、心から言おう、
全宇宙のすべての人とモノに。
メリークリスマス。。。


「実は、・・・」

「え?」また疑問形かよオレ。。。

「あたしも好きだったんだ~」



もう、死んでもいい。(終)

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