防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

ある朝の出来事・・・

2007年03月27日 | 子供の防犯


ある朝の出来事・・・


先日の土曜日の朝、家族で食事を済ませると、家事をしていた妻に相手にされ
ないと下の子どもが泣き出してしまいました。
どんなにあやしても泣き止まず、泣き方があまりにひどかったので気分転換に
近所の公園に出かけました。

下の子を抱きかかえて子ども2人と一緒に色々と話しながら公園に向かって
歩いていると一番上の子ども(小学2年)がふと私に声をかけました。

「お父さん、車だよ」

しかし、実際には車は全く見えません。

私たちは道路脇の駐車場の一角に避難しました。
私たちの歩いている市道は我々のいる場所の6mほど先からL字型に曲がってい
て、1mほど前を歩く一番上の子どもの位置からも私の位置からも近づいて来る車
などは全く見えない状況です。しかし、子どもは自信たっぷりに車が我々の方に近
づいて来ている事を告げています。

そして数秒後、我々のいる市道の曲がり角(死角)から白い普通車が姿をあらわし、
15キロ位の速度で走り去っていきました。

うちの子供は何か特別な能力を持っているのでしょうか?
「いえ、違います。」

これは、子どもたちなら誰でも持っている能力、「知覚能力」です。
「知覚能力」は子どもの防犯だけではなく、交通安全や日常生活の中でも大いに
役立ちます。

種を明かせば単純なことですが、子どもは我々のいる市道に車が進入してきた時の音
(側溝のふたをタイヤが踏んだときの音や車のエンジン音)を聞いて近づいて来る車の存在
を知ったに過ぎません。

実は私も一番上の子が車の存在に気づいたのと、ほぼ同時にそれに気づいていま
した。しかし、子ども自身でどのように対応するのかをテストするために黙って
いました。

その後、一番上の子どもに車の接近に気づいた理由を聞くと私と同じ返答でした。
私はいつものようにきちんと判断し、行動できた子ども褒めてあげました。
ついでに目的地の公園では百円硬貨を一枚拾得しました。

実はこの市道や公園はうちの子どもの通学路です。今回の例は、子どもが自分の通
学路の中の普段と違う点など、様々なサインを無意識でも記憶しているということ
を実証するの良い例だと思います。



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