防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

神奈川県逗子ストーカー殺人事件について(被害者の情報管理)

2012年11月13日 | Weblog

神奈川県逗子ストーカー殺人事件について(被害者の情報管理)


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ここ数日、神奈川県逗子市で発生したストーカー殺人事件についてのマスコミ報道の中で、ストーカー被害者の情報漏洩の件が問題となっております。

これについて国際的なボディガード組織のインストラクターの方から、私が学んだある法則をご紹介したいと思います。

それは『Vital Information』(致命的情報)と呼ばれるものです。

【Who + Where + When = How = Opportunity】

「いつ」、「どこで」、「誰が」という被害者についての3つの情報があれば、脅威者(ストーカー)は『どのように』攻撃するかを考えることができるようになり、それらを組み合わせて犯行計画を立て、ストーカー側に犯罪機会を与えてしまう、というものです。

個人的意見ですが、特にストーカー事件を取り扱う法執行機関、支援をするNPOや専門期間等は、この『Vital Information』を常に意識しながら、被害者の支援に当たる必要があると思います。

実際に過去に我々のところに依頼があった県外のストーカー被害の相談者の場合にも、逗子市ストーカー殺人事件と状況は多少異なりますが、被害者の情報が加害者側に漏洩した事案がありました。 

この事実を知った時、相談者は恐れ慄き、パニック状態になりましたが、私は情報漏洩の件をある程度、想定していたので、事情を説明して落ち着かせ、速やかに次の対策に移行する事ができました。

当然ですが、例え被害者の『Vital Information』が加害行為者側に漏れても、それを即座に変更出来る準備をしておき、実行してしまえば、そのInformationの価値はなくなってしまいます。具体的な変更方法は場所の移動や避難、転居(引越し)等になります。但し、経済的な問題等でこれらがスムーズに実行出来るとも限りません。

当然、相談者(被害者)の所在が分からなくなれば、加害行為者は必死に捜索を開始します。身近に被害者の家族や親族、友人知人がいれば尚更です。このような場合も想定して、身近な関係者の防犯等の安全対策を施し、二次的被害等を出さないように最大限に努める事も支援に関わる者の責務だと私自身は認識しています。

長崎県在住で、現在、ストーカー被害に遭っている皆様、勇気を持って最寄の警察署に早期に相談をしましょう。それでも万一、ご不安な点などございましたら、我々にご相談下さい。

以下、メールアドレスまでお願い致します。おって連絡先をご案内させて頂きます。

proactive_2005@mail.goo.ne.jp 


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