防犯意識の低い日本人

日本人が海外旅行をすると、現地のスリや置き引きなどの窃盗犯のカモになるとよく言われます。また、日本国内においても、中国を始めとするアジアや南米などの外国人窃盗グループが暗躍して犯罪活動を盛んに行っております。
特に、平成10年ごろには、外国人の窃盗グループが国内で急増し、ピッキングやサムターン回しなどによって、個人の家屋に浸入して荒稼ぎをし、数年間日本で稼げば、母国にピッキング御殿が建つと言われていたそうです。

各家庭で、ピッキングやサムターン回し対策がいきわたると、今度は、焼き破り、壁破りといった新手の手口が次々と登場し、それを他の人間が真似をすることで被害が増大し、さらに深刻化、凶悪化しております。

このように、日本において外国人の犯罪行為が絶えないどころか、増加の一途をたどっているのは。日本人の所得が高い上に防犯意識が低いことにあります。

日本人の性向として、まさかこんなことはしないだろうと、訪日する外国人を性善説的に捉える傾向があり、あまり警戒しないことも手伝って、国内の治安の悪化を実感しているにも関わらず、殆どの人が効果的な防犯対策をしていないことにあります。

また、自分だけは犯罪に遭わないと、何の根拠もなく信じているため、安全でないにも拘わらず安心しているのが現状なのです。こうした傾向は、現代日本において最も危険な状態と言えるでしょう。
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