F & F嫁の “FFree World”

※PCでの閲覧を前提とした構成です。文字サイズは「大」推奨です 

Les enfants gates 後編

2011年06月09日 | 美味しいもの

F log









前編よりつづく









さてシャンパンとグラスワインの酔いも回っていい気分の F & F 嫁。

前項にも書いたが居心地の良い接客ですっかりリラックスモードだ。











GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO


コースの中盤、テリーヌの二皿目は別々に。

まず F 嫁は 季節のテリーヌ、自己流で… と題された季節替わりの一品を。

正確な名称は失念。 オマール海老とサーモン、ホタテ が確認できる魚介のテリーヌだ。

前皿の網脂に対し、こちらはキャベツで周囲を巻かれている。

これにも散らされたサマートリュフと、両端の直線はトリュフソースらしい。

F 嫁が顔を紅潮させながら 「 絶品、これ絶品!! 」 と小声で言う。
















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F が選んだのは冷たい前菜という概念を覆す温かいテリーヌ。 お皿も熱々である。

鴨コンフィとサルラ風ジャガイモの温かいテリーヌ ロックフォールとインゲン、リンゴのサラダ ( ロックフォール抜き ) である。

予約の際に苦手な食材を聞かれ 「 ‥チーズ 」 と恥ずかしそうに答えておいたので、サラダはロックフォールチーズ・レス(笑

いや負け惜しみではなく、インゲンとリンゴだけで充分に旨い。














GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO


そしてもしいちばん軽いコースならこれがメインとなった温かいテリーヌ。

ホロホロ崩れる鴨とドッシリとしたジャガイモを同時に口に運ぶ。

う~ん幸せ…

あららら、ワインがまたなくなった。




テリーヌとはいえ、この厚みで大きさは長辺 10cm 以上はある。

バゲットも食べているし、少食の女性だったらこのへんでもうお腹いっぱいかもしれない。

女性ではあるがあきらかに少食ではない F 嫁は、別のグラスワインも追加しまだまだ闘志満々である(笑















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その F 嫁のメインは 鹿児島県 阿久根港より届いた鮮魚の料理 を選択。

正確な料理名は失念したが、真鯛のソテー、クスクス添え みたいだったと思われる。

後方に見える棒状のものは、焼きナスを香ばしい生地で包んだいうなれば洋風春巻き。














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真鯛の下にクスクスが敷かれている。

カリッと焼かれた皮目がおいしそ~

ソースは丸く敷かれているのがフュメ・ド・ポワソン。 直線で引かれたのがピリッと辛いソースだった。















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はい待ってました!! F のメインは長い名前の子羊。

タプナードで香り付けした子羊背肉のロティ、熟成黒ニンニクのエミュルションとシンプルなジュ 遮光タンポポを添えて

それにしても鮮やかな肉の色が美しい。 

盛り付けが芸術的でベストなアングルが探せないが。




お肉に敷かれているのがフォンから取ったオーソドックスなソース。

泡状のものが黒ニンニクのソースである。

もうね、この黒ニンニクのソースが絶品な上に、二種のソースを混ぜたら‥言葉になりませぬ。



















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早く食べたくて手元がおぼつかない。

肉をナイフでガシガシ切りソースをつけて口に運ぶと、野趣あふれる羊独特の旨味が広がる。

( ダメな人はまったくダメだろうが ) 文句なく旨い!!!

そして子羊の為にとチョイスされた、どっしりとした赤のグラスワインが合いまくる。




もやしのように日光を避けて育った遮光タンポポはほろ苦で、トマトも抜群に美味しい。

何回目のおかわりになるかわからんバゲットで、お皿に残ったソースを根こそぎ拭いとったのはもちろんだ。




















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前菜、テリーヌ二皿、メインと平らげ、間にワインとバゲットを流し込んでいるふたりはさすがにお腹いっぱいになってきた。

これは食後のお茶を選ばせてくれる心憎い演出。












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F 嫁は迷ったあげく、ヴェルヴェーヌ茶 を選択。

つづいてデザートだ。















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F 嫁が選んだデザートはこれまた長い名前。

ベルガモットの香るアールグレイと清見オレンジのビスキュイ・クーラン フロマージュ・ブランと清見オレンジのグラス 

生姜風味のチャツネ添え
















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フォークを入れるとトロッとした清見オレンジのソースが溢れ出す。

温かいこのデザートも絶品のようだ。

















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F は最後までテリーヌにこだわってみた。

グリオットのコンポートとショコラ・ブランのテリーヌ仕立て バルサミコソースと苦味の利いたカンパリミルクのソルベ、

一瞬で仕上げる塩キャラメルティーと共に


もはやジュゲムの世界だな(笑




構成も複雑。

上下がショコラ、真ん中はダークチェリー、その間はホワイトチョコと説明されたような…

甘み、酸味、そして苦味がそれぞれ効いて混じり合いおいしかった。

一瞬で仕上げる塩キャラメルティーは客がお茶とキャラメルの塊をお湯に落とし、その場で完成するエンターテイメント性の高いお茶。

うっかり見とれていて写真はなし。
















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F 嫁には前述のお茶。 F はコーヒーを堪能し幸せいっぱい。

ひとつひとつコース内容を思い出しつつ談笑していると、ジャケットをきちんと来たチーフ風のギャルソンがやって来た。








「 料理はいかがでしたか? お腹の具合はどうですか? 」

たいへん美味しかったし、量的にも満足ですと伝える。 F 嫁はやや後方に反り気味 ( 爆 ) であるし。

「 あとちょっとした一品がありますから覚悟してください 」

という謎の言葉の後、運ばれてきたのは…













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おお~なんだこれは!!

葉巻きを模したエクレア だ!! よく見るとシガーバンドに店名が入っている。 

凝っているなぁ。 

しかもクリーム詰め放題(笑














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こんな挑戦を受けたなら、女性ならではの別腹が発動するというもの。

F 嫁は大胆にも三種のクリームを一挙に味わおうという作戦。

あの…お腹いっぱいって… ま、いいか。















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F も負けじと香り高いコーヒークリームを塗る。

せっかく葉巻き風なのだから、チャーチルよろしく指に挟んで V サインでもすればよかった。

それほどおいしかったのである。




















18 時からスタートしてたっぷり 2 時間超。

バレエの全幕とほぼ同じ時間、飲んで食べ続けた…ことは今さらしかたない(笑




人生初ミシュラン☆だったが、そんな新参者にもレストランは優しかった。

地理的にも価格的にもそうそう通えるお店ではないが、ここぞというときには奮発したい。

そう思わせる素晴らしい体験だった。























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2 コメント

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Unknown (まゆみ)
2011-06-10 18:47:38
食べ終わった後はすっかり外も暗くなってますね。
ゆっくり食事をするというのは、本当に楽しいですよねー。
それにしても美味しそうぅぅぅううう!
うちらの場合は、ワインはボトルじゃないと足りないな。
あたしもいつか行きたーい!
返信する
まゆみさん、こんばんは!! (F)
2011-06-10 22:41:01
 
そうですね、普段はなかなかたっぷり時間をかけて食事するのは難しいです。
この時は贅沢しちゃいましたが、とても楽しく豊かな時間でした。
まゆみさん&ご主人ならワインもたっぷり楽しめるでしょう。
私たちはワインリストを見るだけで冷や汗ダラダラwですから。

そういえば‥
カウンターでテリーヌ一皿をつまみにワインを飲っている女性お一人様がいました。
かっこよかったですよ~
返信する

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