F log
先月中旬、十数年ぶりにオーディオ機器が我が家の空気を震わせた。
大安吉日オーディオ復活
ところが震えたのは部屋の空気だけではなかった(笑)
設置場所である元衣装収納用の家具は、見かけ倒しの空虚な野郎であった。
ベース音に合わせてビリビリ震えまくる。
そしてその影響か低音は限りなくブーミーでボワンボワンと何が何やら・・・
それでも Living Music 代表の広瀬さんが、制振テープ使いまくりでかなり追い込んでくれた。
最初の音出しよりもずいぶん良くなったとはいえ、機器が接している家具を何とかせねば根治には至らない。
とはいえ各引出しに CD がぎっしり収納されている現状、家具を変えるわけにもいかない。
ネットを徘徊していて、オーディオボードというものに気づいたのはそんな理由だ。
よく利用されている御影石にしなかったのは、墓石に抵抗があったわけではない。
単に木の質感が好きなだけだ。
調べて注文したのはこちら のウェブショップ。
末吉材木店ウェブショップ
なんと九州は宮崎県の材木店さんである。
ありとあらゆる木材が揃うが、【 無垢音 -mukuon- 】と題されたオーディオ関連のブランドが目的に合致。
タブ(椨)材 を使用したオーディオボードがよさそう。
さっそくウチのサイズに合わせて見積もりをお願いする。
末吉材木店を勧める理由は商品の確かさに加え、ウェブ御担当者の対応が素晴らしいところだ。
縦横サイズを cm 単位であれこれ言い、脚部の高さも変更したいというワガママにもすんなり対応。
メールのレスポンスも迅速かつ丁寧であり、プラスアルファの心遣いも忘れない。
7 月 22 日に正式発注。完成して自宅に届いたのは 8 月 2 日であった。
11-22mm F2.8-3.5
本体と脚部に分かれて送られたオーディオボード。
まず脚部を開封してみて思わず歓声を上げた。
トラ目だぁぁぁぁぁぁ!!!
大昔のロック少年としては ギブソン、レス・ポールのトラ目 にずいぶん憧れたものだ。
これはもしや・・ともどかしい気持ちを抑え、ボード本体を開梱する。
11-22mm F2.8-3.5
やっぱりトラ目だ!!! グフフフ。
脚部もそうだが、写真のボード右側の二辺はラウンド加工。左側は角のままと差をつけてある。
設置場所 ( 将来に渡って同一とは限らない ) によって、前面に出る角を選択できる。
それにしてもキレイな加工だ。
ウェブショップの見本 ( とはいっても一本ものだが ) よりも個性的で好きかも。
11-22mm F2.8-3.5
いろいろあって、火曜日の昼過ぎから作業開始。
この写真の前に角側を全面に出して下の家具に直置きしてみたが、中央部に隙間が開いてしまいダメ。
やはり本命のこの設置方法に落ち着いた。
5cm 厚のベニタブ材は伊達ではない。総重量は 20 kg 近い。
11-22mm F2.8-3.5
短くオーダーした脚部も異動させながら聴いたが、左右のスピーカー直下に位置させたのが良かった。
視覚的にも安定する。とりあえずスピーカーは直置き。
11-22mm F2.8-3.5
AMP53 と TL53Z はやはり黒壇ブロックに載せて、オリジナルインシュレータをクリアする。
それにしてもこの木目の美しさといったらどうだ。
11-22mm F2.8-3.5
昔取った杵柄(笑)のオーディオチェック CD 。
20Hz~20,000Hz のスイープ音で、各所のビビリをチェック。
まさかこのディスクが再び活躍する日が来ようとは・・・
そして前回繰り返し試聴した、Jheena Lodwick のアルバム 「 Getting to Know You 」 1 曲目の A Gloovy Kind of Love を再び。
するとどうだ、あれだけブーミーだったベース音が劇的に締まって聴こえる。
やはり土台を固めた効果は、たいへん大きかったようだ。
そして Jheena のヴォーカルもより生々しく空間に浮き出るようになった。
うむむ、これは素晴らしい。
11-22mm F2.8-3.5
昼過ぎから始った作業は手を替え品を替え CD を替え、夜まで延々と続いた。
結局、スピーカーとオーディオボードの間には fo.Q の制振シートを三点支持で敷く。
そして広瀬さんの置き土産である fo.Q の業務用制振テープを、触診しながら下の家具天板に貼っていく。
仕事から帰宅した F 嫁が、木目の美しさに感嘆の声を上げる。
そしてスピーカーと成す三角形の頂点でお行儀良く聴き続けることが苦手な F 嫁が音楽に惹きつけられてゆく。
やはり良い音には説得力があるのだな。
女声ヴォーカルついでになんと、エラ、サラ、カーメンの聴き比べまで始まった。
オーディオボードのおかげでかなり満足する音に近づいたが、まだまだ工夫の余地はあるだろう。
試聴位置を後退させることにより惹起される部屋のホーン問題はまだ未解決である。
これでやっと良い音を求める基本が整ったと思う。
今後もコツコツと小さな工夫を積み重ねていきたい。
そしてもっともっと良い音楽を聴きたいと思う。
にしても視聴に行きたいと思いつつもなかなか予定が定まらない&視聴用CD今無いじゃん!という苦笑
エピホンのトラ目サンバーストセミアコを所持しておりました。
ところで、レポートはこのボード設置後の状況が反映されたのでしょうか?
制振テープの効果ってどんなもんなんでしょう?
興味は尽きません(笑)
今週末より2ヶ月間シドニーに戻ります。例のお蕎麦屋さんには帰国して、新蕎麦の季節にでもご一緒させてください。
実際どうなのだろうね?
同じ体積だった場合の木と石の違いは。
両方用意して確かめることは無理なのでわからないけれど・・・
本当はスピーカーは別台にしたかったけどなかなかね。
でも当初と比べたら見違えるほどの音です。
ぜひ聴きに来てください!!
やはりトラ目はロッカーの浪漫なのだよ(笑)
お宅の中○ロッカーもやはりロマンチストだ。
英語だとなんて言うの? タイガーストライプ??
もう大概のことじゃ驚きませんが、私もセミアコ弾きでした
サンバーストでもトラ目でもない、グレコのワインレッドでしたが・・・
セミアコいいですよねぇ。アンプラグドでもそこそこ鳴りますし(笑)
レポートは7月末締切りでしたので、残念ながらボードは反映されておりません。
まぁ100字~400字という文章量ですから、サラッと書きました。
専門家が扱うと効果ありでしょうが、素人ですから制振テープは適当です。
それでも震えている箇所に貼ると、振動は明らかに減少しますね。
また長期のご出張、たいへんですね。
ご帰国されたらぜひご一緒させてください!!
お気をつけて
今回はオーディオのお話ということで、いてもたってもいれずコメントを投稿させていただきます。
シンプルですてきな組み合わせですね。
わたしの自宅リビングのオーディオが老朽化でC.E.C.の5300を検討していた時期があったので、とても親近感がありました。
自称オーディオマニア、電線マニアとして大変楽しく拝見させていただきました。
ありがとうございます。
自分の悪い病気が再発しないように祈ります(笑)
コメントいただきありがとうございます
また昨年は F 嫁がお世話になりました。
いやぁ、シンプル過ぎますね。ハハハ。
じつは私も6300もしくは5300を狙っていたのです。
ひょんなことから53がやって来て現在のシステムに落ち着いた次第です。
奥行はかなりあるものの、コンパクトな組み合わせは気に入っています。
F 嫁経由でリックさんのシステムを拝見しました。
いや~凄いですね!! 特にスピーカーは・・・
宝くじでも当たったらシグネチャー・ダイアモンドが欲しいわたくしです(笑)
私もこれ以上病気が悪化しないように、後はソフトの拡充に努めたいと思います。
よろしければまたお越しください
つい先程そちらにコメントさせていただきました
2日は夜まで仕事、4日は確実に休み、3日は五分五分といったところです。
ias ですよね????