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英国ロイヤルバレエのファースト・ソリストである チェ・ユフィ ( 崔 由姫 ) ちゃん の大ファンであることは公言しているが、
以前より拙ブログをご覧のバレエファンの一部から 「 コジョカルはどうした?? 」 との突っ込みが入るのも、ロンドンまで
追っかけて行った往年の熱狂ぶりを思えば止むをえないところか。
確かにバレエに熱中するきっかけは当時二十歳そこそこのコジョカル ちゃんだった。
それから月日は流れバレエについての視野が広がるにつれ、成長過程のダンサーを観続ける楽しみを知ってしまったのだ。
コール・ド・バレエの中からの青田買いなどはその究極の悦楽。
プロフィールでフェバリットダンサーとしているコシェレワ ちゃん、浅川 紫織 ちゃん、大湊 由美 ちゃんも決してトップの中のトップ、
スター中のスターというわけではない。
現在英国ロイヤルバレエを背負って立つ存在ともいえる世界的なダンサー、コジョカル ちゃんに興味がなくなったのではない。
29 歳の今、心技体ともにダンサーとしてのピークを迎えつつある。( だからこそ怪我には気をつけてほしい )
ただもう自分が応援しなくても大丈夫だよな…なんて超自意識過剰な思いなのだ。ハハハ。
代わって数年前からフェバリット中のフェバリットといえば、コジョカル ちゃんの後輩であるチェ・ユフィちゃんなのだ。
ここでその理由について述べ始めると、ただでさえ長い前置きだけで記事が終わってしまうので割愛する。
そのユフィちゃんが 韓国国立バレエの 「 白鳥の湖 」 にゲストとして招かれ 2 日間踊る…
と聞いてじっとしていられようか。
バレリーナにとって重要な役である白鳥の湖のオデット/オディール。
ユフィちゃんにとって全幕は初役となる。
ファンとして初役を観ることはたいへん大事なことなのだ。 海外で活躍するダンサーなれば余計に。
そしてソウルという都市はロンドンと比べて JTB に電話する決意をさせるほど近い。
以前よりユフィちゃんの母上の親友である ranran さんとお知り合いになる幸運にも恵まれ、チケットの手配を筆頭に
訪韓の諸々につき貴重なアドバイスをいただいたことにも背中を押された。
師走の月半ばという誰しも忙しい時期、職場に迷惑をかけ旅行に出たのはそういった経緯からなのだった。
あ~あいかわらずイントロが長いな。
江南地区のホテルにチェックインしたのが金曜日の 15 時。
F 嫁があたりをつけておいた近隣の食堂で遅い昼食を摂り ( 後述 ) 、部屋で一休みしてから着替えホテルを出たのは 18 時。
いや出ようとしたのだが、ホテルのコンシェルジュでさえタクシーが捕まらない。
江南ビジネス街の退勤時間、韓国でのボーナス支給後の金曜日、クリスマス前の週末、そして雨。
すべてが大渋滞、タクシー難の要因となる最悪の状況。
18 時 20 分頃、やっと模範タクシーがやって来た。
19 時にユフィちゃんの母上と急遽訪韓することになった ranran さんと劇場で待ち合わせなのだが、間に合うのか
心許なくなってきた。
GXR / GR LENS A12 28mm F2.5
やっと見えてきた正面ドーム型の建物が会場である 芸術の殿堂 ( Seoul Arts Center ) オペラハウスだ。
ここまでも渋滞で時間がかかったが、ここからピタリと動かないんだこれが…
ちなみに料金メーターは韓国の通貨 W ( ウォン ) なので、0 をひとつ取ればだいたい日本円に近くなる。
クルマを置いて走ろうかと思ったがなんとか間に合い、19 時半の開演時間寸前にユフィちゃんの母上とお会いできた。
初めて父上にも御挨拶。 いつも娘さんを応援させていただいてます‥なんてなんだか変な感じ??
年齢的にはご両親に近いはずだものねぇ。
そしてユフィちゃんの妹さんともお会いした。 妹さんがまた キュートの100乗 と言っても過言ではない可愛さ。
GXR / GR LENS A12 28mm F2.5
芸術の殿堂入り口近くに掲示されていたシックなポスター。
当然のことながらハングルはまったく読めない。
ユフィちゃんがゲストで踊るのは 8 日の水曜日と本日 10 日の金曜日の 2 回。
8 日を観た韓国のバレエファンの方がツイッターで絶賛されており期待は高まる一方だ。
GXR / GR LENS A12 28mm F2.5
ホールのロビーはクリスマス仕様。
たくさんの人々がディスプレイの前で記念写真を撮っていた。
GXR / GR LENS A12 28mm F2.5
その頭上、ドーム天井が美しい。
GXR / GR LENS A12 28mm F2.5
芸術の殿堂、オペラ劇場内部。 キャパは 2,200 席。
F の好みである古典的な馬蹄形劇場である。 バルコニーの造詣もエレガントだ。
ユフィちゃんの母上にお手配いただいた席は 6 列目のほぼ正面と素晴らしい位置。
おっと~収録用のカメラが入っているじゃないか…
これは放映用か、はたまた記録用か。
オケピの位置が深いので、指揮者の登場がよく見えなかった。
まばらな拍手の中、チャイコ先生の音楽が始まった。
緞帳が動き出せばそこはソウルでも上野でも関係ない。
オケが紡ぐ音楽とダンサーが織り成す肉体表現を楽しむだけだ。
そして本文につづく
コメントありがとうございます。
やっと第1幕を書きました。
これからupします。
あいかわらずのデレデレですが御笑覧ください。
でも本当は第2幕が… おっとこれはまた後で(笑
あー、続きが知りたい。。。(笑)
お仕事お忙しいでしょうが、ぼちぼちヨロシクです。