一周年記念

　
F log






先日の記事に少し書いたが、チンクこと FIAT500 by DIESEL のシフトノブが旅立った先は本州最南端の山口県だった。



Car interior Arju 　 カーインテリア アルジュ



チンクの納車日 ( 2009.9.8 ) 記念に、皮革製品を中心としたクルマのインテリア専門店のアルジュさんに、

デュアロジックオリジナルのシフトノブを生かした革張りとシフトブーツをお願いしたのだ。

いわば誕生日のプレゼントだな。








シフトノブを MT 風の丸いタイプに替える方もおられるが、F 的にはオリジナルの形状、長さは気に入っている。

ただプラスティックと金属のツートーンが安っぽいので何とかしたいとは思っていた。






シフトノブは外して宅配便で山口のアルジュさんに送った。

皮革の色はボディ色のブロンズに合わせた茶色かインテリアに溶け込む黒か迷った。　最終的にインテリアとのバランスで黒に決めた。

ステッチは ディーゼルのシンボルカラーである黄色 で即決した。

しばらくするとキレイに皮が張られたノブと、同色のシフトブーツが送られてきた。　記念日には数日遅れてしまったが。







シフトノブは差して基部を捻るだけだが、シフトブーツの取り付けにはちょっとした加工が求められる。

以下は他の 500 オーナーの参考になればと順序立てて書いてみる。







送られてきたパーツ以外に必要なのは、＋ドライバー、平刃の彫刻刀、プラスティック製の内装・内張り剥がし、の 3 つである。

ドライバーと彫刻刀は自宅にあったが、プラの内張り剥がしを探すのに苦労した。

ホームセンターの工具売り場にあるものはすべて金属製だったからだ。　












クルマ用品売場でやっと見つけたプラスティック製の内張り剥がしをここの突っ込んで、

4つの爪ではまっている部分をエイッとばかりに外す。










　


外してひっくり返した状態。












黒い円盤状の部品を外すには、プラスティックの溶着されてる部分を 5 ヶ所削り取らなければならない。　これが最大の難関か。













5ヶ所を切り取って、円盤部分を取ったところ。













そうしたら整形されているシフトブーツを被せていく。　手前側に爪が 3 つあるのでまずはそこから。












爪 3 つと溶着部を削りとった 5 ヶ所にドンピシャで穴が開いている。　皮革の加工精度が高い証しである。　ブレすみません。










　


そして削り取った後に空いた穴を、付属のビスで 5 ヵ所止めていく。













そうするとこの状態になり、キレイにシフトブーツが装着出来ているのがわかる。










　


そのシフトブーツを裏返しにして、付属の白い小さな円盤をシャフトに落とす。　その上から裏返しにしたブーツを挿し込む。










　


下側から 10mm 程のところを付属のタイラップで締め付ける。　ちょっと下過ぎたかなぁ～　タイラップの余った部分は切り取っておく。










　


で、そのまま元の状態に戻してやる。












　


ノブを取り付け基部を捻って固定し完成!!　全体の構造はこのようになっている。










　


完成写真。

シフトノブはツートーンで、色は同じ黒だが進行方向側をディンプル加工してもらった。










　


左、シフトアップ。　右、シフトダウン。

まだシフトブーツの部分が固く落ち着いていない。　しばらく使えばフィットしてくるだろう。










　


メーター周りの黄色とステッチの色を合わせてみたが、ちょっと色味が薄かったか～

シフトノブのステッチパターンは、ステアリングのそれと同じにしてもらった。






インテリアとのマッチングも良好と思えるがいかがだろうか。

やはりいつも手に触れる部分の質感が向上すると楽しい。　MT の時間も増えようというもの。

こうなるとプラスティッキーなパーキングブレーキ部分も気になってくるが、誕生日は年に 1 回。

来年へお預けだね。