経済なんでも研究会

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都知事が先行、首相は足踏み (上)

2023-01-11 07:58:08 | なし
◇ 少子化対策では勝負あった = 小池東京都知事は4日朝、職員に向けた年頭あいさつのなかで少子化問題に触れ「もはや一刻の猶予も許されない。国の対応を待つのではなく、都が先駆けて具体的な対策を充実させて行く」と発言。さらに「0-18歳の子どもに対して月5000円の給付を考える」とまで踏み込んだ。小池氏は得意の造語力を使って、これは‟チルドレン・ファースト”計画だと表現している。

日本の少子化は、予想以上のスピードで進行中。昨年の出生数は80万人を割り込んだと推定されている。小池都知事はこのような状況に危機感を抱き、国がぐずぐずしているのなら、都が率先して対策を講じる意志を表明したわけ。東京都の0-18歳人口は約200万人、年間1200億円の財源が必要だ。23年度から実施する方針。

岸田首相は同じ4日、伊勢神宮を参拝したあとの年頭記者会見で「異次元の少子化対策に取り組む」と発言した。小池都知事の‟チルドレン・ファースト”に後れること、わずか3時間。①児童手当で経済的な支援を強化②学童保育や病児保育などの支援拡充③働き方改革の推進--が柱になると説明。これは‟子どもファースト”だと強調した。

ただし具体的な施策の内容は全くなく、準備不足を露呈する形となった。その証拠に、岸田首相は6日になって小倉少子化相を呼び、「具体的なたたき台を3月末までに作成するよう」指示している。政府としてはその後に関係閣僚会議を設置し、6月に閣議決定する方針だ。ここから判るように、少子化対策については小池都知事が完全にリード。岸田首相はなお足踏み状態を続けている。

                     (続きは明日)

        ≪10日の日経平均 = 上げ +201.71円≫

        ≪11日の日経平均は? 予想 = 上げ≫

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