◇ 理解しがたい13日の急反発 = ダウ平均は先週358ドルの値上がり。それでも終り値は3万ドルを割り込んだ。理解しがたいのは、木曜日に800ドル以上も反発したこと。9月の消費者物価が予想を上回る上昇だったため、朝方は550ドルも下落していた。それが午後には1500ドルも上昇している。きっかけはイギリスのトラス政権が法人税の減税を撤回したというニュース。だが、これでは急反発の理由には全くならない。
日経平均は先週25円の値下がり。終り値はかろうじて2万7000円台を維持した。それも金曜日に850円も上昇したため。インバウンド期待の買い物もあったが、完全にニューヨークの流れを汲んだ反発だった。したがって東京市場の乱高下も、理由はよく判らないということになる。円安が進み、政府は無言のままで介入したようだ。しかし株式市場には、ほとんど影響しなかった。
理由が不明な先週の急反発を、市場はどう消化するのだろう。おそらくは「上昇は誤作動だった」と判断して、今週は下げるだろう。特に金曜日に上げっ放しとなった日経平均は、反落で始まる公算が大きい。やはり今後はニューヨークも東京も、景気の先行き・企業業績の見通しを軸に動いて行くに違いない。
今週は17日に、8月の第3次産業活動指数。20日に、9月の貿易統計。21日に、9月の消費者物価。アメリカでは18日に、9月の工業生産、10月のNAHB住宅市場指数。19日に、9月の住宅着工戸数。20日に、9月の中古住宅販売。また中国が18日に、7-9月期のGDP速報、9月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪17日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週25円の値下がり。終り値はかろうじて2万7000円台を維持した。それも金曜日に850円も上昇したため。インバウンド期待の買い物もあったが、完全にニューヨークの流れを汲んだ反発だった。したがって東京市場の乱高下も、理由はよく判らないということになる。円安が進み、政府は無言のままで介入したようだ。しかし株式市場には、ほとんど影響しなかった。
理由が不明な先週の急反発を、市場はどう消化するのだろう。おそらくは「上昇は誤作動だった」と判断して、今週は下げるだろう。特に金曜日に上げっ放しとなった日経平均は、反落で始まる公算が大きい。やはり今後はニューヨークも東京も、景気の先行き・企業業績の見通しを軸に動いて行くに違いない。
今週は17日に、8月の第3次産業活動指数。20日に、9月の貿易統計。21日に、9月の消費者物価。アメリカでは18日に、9月の工業生産、10月のNAHB住宅市場指数。19日に、9月の住宅着工戸数。20日に、9月の中古住宅販売。また中国が18日に、7-9月期のGDP速報、9月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪17日の日経平均は? 予想 = 下げ≫