経済なんでも研究会

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今週のポイント

2018-09-10 07:58:07 | 株価
2018-09-10-Mon CATEGORY: 政治・経済


◇ 霧のなかの花火2発 = ニューヨーク市場では先週、アマゾンの時価総額が1兆ドル(110兆円)に到達した。アップルに続く快挙である。なにしろトヨタの5倍というのだから凄い。だが大輪の花火が2発も打ち上がったにもかかわらず、市場は霧に包まれていた。霧の発生源は、トランプ政権が近く中国製品に対する2000億ドル分の関税引き上げを発動する見込みが強まったこと。ダウ平均は先週48ドルの値下がり。

東京市場でも、米中貿易戦争の激化が警戒された。さらに加えて2つの悪材料が。1つは台風と地震の自然災害。もう1つはトランプ大統領が、日本との貿易交渉について厳しい発言を繰り返したこと。災害で営業活動に支障が出そうな企業や自動車などの銘柄に、外国人投資家からの売り注文が目立っている。日経平均は先週558円の値下がり。

自然災害は急ピッチの復旧が進んでいるから、その影響はしだいに薄れる。だから東京の株価は、反発の機会を探ることになるだろう。しかし中国に対する追加の制裁関税は、先週までに公聴会が終わった。したがってトランプ大統領が急いで発動するとすれば、今週の可能性が大きい。霧は晴れず、反発には限界がありそうだ。

今週は10日に、4-6月期のGDP改定値、7月の国際収支、8月の景気ウォッチャー調査。11日に、7月の第3次産業活動指数。12日に、7-9月期の法人企業景気予測調査。13日に、8月の企業物価と7月の機械受注。アメリカでは12日に、8月の生産者物価。13日に、8月の消費者物価。14日に、8月の小売り売上高、工業生産、9月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が10日に、8月の消費者物価と生産者物価。14日に、8月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。

       ≪10日の日経平均は? 予想 = 下げ≫

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