◇ ダウが2万ドル台乗せを達成 = ニューヨーク株式市場に大輪の花が咲いた。ダウ平均株価は先週25日、終り値で2万0069ドルに。ナスダックやSP500も史上最高値を更新した。ダウ平均が1万ドルに達したのは1999年だったから、18年間で2倍の高値に到達したことになる。ダウ平均は週間267ドルの値上がり。
株価を押し上げたのは、トランプ政権の景気対策に対する期待感。5兆ドルにのぼるインフラ投資や減税、さらに金融やエネルギーに関する規制緩和。これらの政策が実行に移されれば、アメリカの景気は格段によくなるという期待感が市場に満ち溢れている。特に金利の上昇と規制緩和で業績の向上が見込まれる金融株が、市場をリードした。
日経平均も先週は329円の値上がり。前半はトランプ大統領のTPP(環太平洋経済連携協定)離脱命令などを嫌気して下げたが、後半はニューヨークの株高に引かれて上昇した。問題は、この上げ基調がどこまで続くかだ。ニューヨーク市場は基調的にかなり強い。だが今週あたりから、トランプ政権の各国に対する貿易政策が徐々に明らかになりそう。これを東京市場はどう受け止めるのか。必ずしも楽観はできない。
今週は31日に、12月の労働力調査、家計調査、鉱工業生産。1日に、1月の新車販売台数。2日に、1月の消費動向調査。アメリカでは30日に、12月の中古住宅販売。31日に、11月のSPケース・シラー住宅価格。1日に、1月の新車販売台数とISM製造業景況指数。3日に、1月の雇用統計とISM非製造業景況指数。また中国が1日に、1月の製造業と非製造業のPMI。EUが31日に10-12月期のGDP速報を発表する。
≪30日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
株価を押し上げたのは、トランプ政権の景気対策に対する期待感。5兆ドルにのぼるインフラ投資や減税、さらに金融やエネルギーに関する規制緩和。これらの政策が実行に移されれば、アメリカの景気は格段によくなるという期待感が市場に満ち溢れている。特に金利の上昇と規制緩和で業績の向上が見込まれる金融株が、市場をリードした。
日経平均も先週は329円の値上がり。前半はトランプ大統領のTPP(環太平洋経済連携協定)離脱命令などを嫌気して下げたが、後半はニューヨークの株高に引かれて上昇した。問題は、この上げ基調がどこまで続くかだ。ニューヨーク市場は基調的にかなり強い。だが今週あたりから、トランプ政権の各国に対する貿易政策が徐々に明らかになりそう。これを東京市場はどう受け止めるのか。必ずしも楽観はできない。
今週は31日に、12月の労働力調査、家計調査、鉱工業生産。1日に、1月の新車販売台数。2日に、1月の消費動向調査。アメリカでは30日に、12月の中古住宅販売。31日に、11月のSPケース・シラー住宅価格。1日に、1月の新車販売台数とISM製造業景況指数。3日に、1月の雇用統計とISM非製造業景況指数。また中国が1日に、1月の製造業と非製造業のPMI。EUが31日に10-12月期のGDP速報を発表する。
≪30日の日経平均は? 予想 = 下げ≫