間質性肺炎・抗ARS抗体症候群 徒然日記

2008年4月突然の間質性肺炎の宣告を受けました 当初は原因不明の特発性間質性肺炎の診断 その後抗ARS抗体症候群と判明

肺生検をする事に

2008-04-24 | Weblog
肺生検をする事にきめました。
決めた要因は

正確な病名が知りたい。
何が原因かを知りたい。
今後どうなるか知りたい。
投薬前でないと正確な病理像が出ない。
など・・

検査結果が出るという事は、死刑判決を受け入れる覚悟をしなきゃいけない
って事にも繋がるんだけど、やるしかないでしょ。
主治医曰く
「まだ40代だからUIPの可能性は低いと思います。画像で見る限りでは蜂巣化はしてないようだし」

そうだよ。 まだ41歳ですよ。
死ねないでしょ?? 下の子が8歳なのに。

5月の20日に胸腔鏡下術にてやることになりました。

コワイけど・・

これからの検査を・・

2008-04-19 | Weblog
昨日のショックから立ち直れず、一睡も出来ないまま朝をむかえる。

あと何年生きられる?
会社はどうしよう?
借金はどうなるんだろ?
家族をどうやって生活できるようにしよう?

看護師も心配して何度か様子を見に来るが、その眼がなんとも憐んでいて・・
みんなが「お気の毒」って言ってるような感じがしてならない。

昨日”宣告”をくれたK医師が
「肺生検といって、内視鏡で肺の一部を取って病理検査してみた方がいいんじゃないか?」
と、提案。 どうなんだろ?
ネットでいろいろ調べると、肺生検によって状態が悪くなったりするケースもかなりあるような事がいろいろ出てくる。
「少し考えさせてくれ」 と言って結論を待ってもらう。

トホホ  考えることは悪いことばかり。

愕然

2008-04-18 | Weblog

なにやら見たことの無い医師が回診に・・

「さとうさん CTの影は間質性肺炎ですね。まぁもう少し詳しく調べるには検査が必要ですが」。

が~ん。 なに? あんたは何でそんな事簡単に言えるの?

ちょっと待ってよ 癌の宣告くらい衝撃的なんですが・・

「もうちょっと詳しく説明してください」  というのが精一杯。

ではこちらの部屋に・・

と、通された部屋でCTの説明が。

両側の下部に同じようにガラス状の影がある事。 血液検査の結果、KL-6という特異な数値が上昇していること、聴診器を当てるとバリバリっていう特異な音が聞かれる事。 以上の観点から、間質性肺炎のNSIP型ではないかという。

トホホ・・  絶望。


検査入院

2008-04-17 | Weblog
この3日間もほとんど食事は食べれず、かみさんもかなり落ち込んでる感じが。
かみさんに送られて自宅から小一時間ほどで病院へ。

病室は4人部屋で入り口がわに。
どうにも呼吸器の病棟はあまり元気な人がいない様子(当たり前っちゃあ当たり前だが)。 特別隣人と会話も無く初日のCT検査を迎えたのです。

「頼む。ただの軽い肺炎であってくれ。間質性肺炎だけはなりたくない・・」
というのも、母親が9年前に(発症はおそらく15年くらい前か)急性呼吸不全で他界。 その根底にあった病気は間質性肺炎なのでした。
そのときの状態は、今でもはっきり思い出すぐらい衝撃的な事態で、

突然、会社に入院先の病院から・・
「さとうさん。お母さんが急変しました。大至急来て下さい」
なにが起きたの? 昨日まで元気に歩いて会話してたじゃない??
急いで車を飛ばし病院へ。
病室の近くまで行くと(非常事態で個室に移動していた)なにやら尋常な声で無い声で ハァハァハァという苦しそうなうめき声。
担当医は「いそいで人工呼吸器を装着しますので、許可を下さい」と・・

それからは、ステロイドパルス2クールやるも全く効果なしで、約40日で逝ってしまいました。
「家で酸素療法しなきゃならないらしいから、少し入院して説明受けてくる」
という軽い気持ちで入院した本人も、まさか1週間もしないで意識不明になるとは誰も想像できなかった事です。


どうにもこうにも、その事が頭をよぎり不安で不安で・・

とりあえず大きな病院に

2008-04-14 | Weblog
この2日間ろくに寝ることも出来ず、食べることもままならず、まずは県都の大きな病院に紹介状を持って受診。
「やばい・・ このまま入院かな。もしかして母親みたいに、病院に入ってすぐ急変してそのままなんて事にならないよな」
もう頭は不安の渦巻き状態。
「さとうさ~ん」ドキドキ状態で診察室へ。
「まずは、今の状態を細かく教えて下さい」 担当したのは40後半の医師か。
最近胸のあたりがジリジリする事。 昨年の秋に、少し小高い丘に登った時に死にそうなくらい苦しくて、100段の階段も一気に登れなかった事、母親が間質性肺炎で他界したこと。小さい頃の環境が、日常的に木くずを吸ってるような環境で生活していたこと。煙草を5年前まで30本/day 吸っていたこと。などなど・・30分にもわたり説明。
「先生、どうなんですか? 間質性肺炎ですか? 癌ですか??」
「まだなんとX線写真だけでは判断できないので、CTを撮って診てみましょう」と。
「このまま入院ですか?」
「今すぐどうこうならないと思うから、大丈夫だよ」
「いや、先生。怖いんです。母親が・・」
「大丈夫だって。そんなにすぐには死なないから(笑)」
そんな事言われても・・ こっちは恐怖でおののいてるのに。
「そんなに不安なら、今週末から検査入院して調べましょう」。
ということで、来週から入院に。

まさか・・

2008-04-14 | Weblog
最近どうもみぞおちの辺りがジリジリと痛いような・・
という事で、かかりつけのSクリニックへ軽い気持ちで受診。
「まぁどうせ疲れからくる胃腸炎かなにかだろう」 そんな気持ちで行った。
Drも「一応念のため胸のX線写真撮らせて下さい」と。 ところが、撮り終わってまた診察室に入るなりDrの声色がいつもと違う・・
「ここに(みぞおちの左右あたりを)陰がありますね。こっちが4年前のX線ですが比べてみてください。明らかに違いがあります」。 と。
なんじゃ~ 肺の下側5センチくらいが真っ白じゃないか
「先生、なんですか?癌ですか?」と思いっきりビビリながら質問。
「ん~なんとも解りません。専門の病院をご紹介しますからすぐにでも行って下さい」
「そんな~ 先生。 なんですか? 先生は何だと思いますか??」
と食い下がると、「癌だとすれば、このような影にはならないと思うので、もしかしたら間質性肺炎かと」。
が~ん
その場でくらくらと目眩がして呼吸困難に・・
「ハァハァハァ 先生横になっていいですか?」 状態に。
実は母が9年前に間質性肺炎にて急逝したので、その恐怖とやらは脳裏に焼き付いてるのでして。
まずはともあれ、来週大きな病院に行く事になったのでした。