巻頭写真 : 『ムルトーリの領地』の一光景
地中海から突き出す高山コルシカ島は
海の国であり山の国
地球の自然がそのまま残って「イル・ド・ラ・ボーテ 美の島」と呼ばれる
「サルテンヌ市」の行政圏は海岸から山国まで含まれる
その中の一角に
海から背後の山の中までの広大な土地の『ムルトーリの領地』と呼ばれる古の封地がある
その私有地は2500haにも及び
岩山の上から
中腹のオリーブ畑の散財するマキ
一部は開けた牧場
そして野生のままの岩だらけの海岸までを含み
三階建ての古い石造りの家が一軒波打ち際の岩の上に立つ
「ムルトーリ」の楽園の夢はこの一軒の古民家から始まった
30数年前
この完璧に修復された石造りの伝統的民家の内部を対称形に二分割して
3寝室とリビングや台所など全ての施設が完備した二戸の独立したコンドミニアムとして
一週間単位で貸し出したのが『Domaine de Murtoli』の始まりだった
希望によりシェフの出張サービスやケータリングも可能で
人里離れた私有地の海岸でという立地も相まって
外界から遮断されて休暇を過ごしたい富裕層の人気を博した
その後
2500ヘクタールもの広大な敷地内に点在する廃屋や屋敷を次々と修復し
海辺と山岳地と牧畜地などの100%の自然の中に
至れり尽くせりのサービスを提供する人目に触れない独立家屋のパヴィヨンを
18軒(19戸)を有するまでになり
ついには普通の意味のホテルも作って
1つ星を含めてホテルと山岳地と海辺とに三軒のレストランと
ゴルフ場も有する総合高級休暇施設を形成するに至ったのです
ただ残念なことに
最初に使用された建物はその後何らかの理由で撤去されてしまって
現在は存在しない様だ
それぞれ固有名詞がつけられているパヴィヨンを一軒一軒を見てみよう
※
以下の項の写真はすべてホテルからいただきました
『Alivu(Olivier オリーヴの木)』
『Albitru(Arbousier 西洋ヤマモモの木)』
この家は二枚前の写真で最初にコンドミニアムに改装された家の左奥に見える建物
真ん中で仕切られて左右が完全に独立した二戸となっている
Wベッドルームが3部屋あり補助ベッドを入れると最大8人まで使用できる
各150m2
ディナーはあらかじめオーダーしておくとホテル側がわざわざ運んできてくれる
外に設置されたテーブルの向こうに最初の建物が見える
この建物は二戸それぞれ入り口は別だが唯一他のゲストと顔をあわせる可能性がある
この写真にも最初の建物が写っている
しかしこの写真にはすでに最初の建物は姿を消している
※
『Eddera (Lierre 蔦)』
これが最初の写真に写っている一番左側の三軒目の建物
230m2 4寝室 最大12名
窓から「Alivu」が見える
朝食を運ぶスタッフ
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『A Figa ( Figuier イチジクの木)』
150m2 3寝室 最大七人
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『A Liccia (Chêne vert 緑樫)』
250m2 5客室 10名
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『Alba Santa (Archillée アーキリー)』
80/90m2 8名
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『I Pini (Les Pins 松の木)』
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『Nivara (ニヴァーラ)』
160m2 4寝室 8名
この項続きます
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