行ってみませんか... こんな 素敵な世界へ

好奇心旺盛な長年の体験で、行って、見て、食べて、泊まった素敵な世界を、皆んなにちょっぴりお裾分け...

ポルトガル 1 エキゾチックで懐かしい 遠くて近い国 <リスボン 1>

2020-08-31 21:42:49 | 素晴らしき世界/ポルトガル
PLAÇA DO COMERCIO (商事広場)


東京からパリまで直行便で12時間
パリからリスボンまで3時間

ポルトガルはとっても遠い

でも。。。




見覚えがありませんか?
そう、天ぷら

日本でもマクドナルドがやっと入ってきたかどうかという頃
ポルトガルでは
狭い間口の店頭のショーケースに天ぷらが各種
店内は細長くカウンターで、指定した天ぷらを丸パンに挟んでもらって
食べたりテイクアウトしたりしてました
ファストフードのポルトガル版でした

今でも、パン屋さんのケーキの陳列ケースに、必ずあります。





これもパン屋さんやケーキ屋さんによくある
『コルネ』
実に懐かしい

ただ日本と違って
中身は卵黄だけで作くる甘くこってりした濃厚クリーム
外側もお砂糖がたっぷりまぶしてあって

お菓子は「甘くない」から美味しい
という世界でも類のない日本の思考とは違って
王道を行く美味しさ





スペイン中央部を例えばトレドを流れてポルトガルに入る Tajo(タホ)河
ポルトガルに入ると Tejo (テージョ)河と発音は変わり

リスボンでは入江のように広々とたゆたって大西洋に注ぎます




4月25日橋

上を車が下を電車が走る二階建てのこの橋が架かるまで
対岸との往復はフェリーでした

今でも30分おきくらいで運行されているはず
フェリーで対岸からくると
この橋の右のほうにある港に着きました



橋を
車と電車とが渡っている


渡り終わって
川の流れに沿って(左方向へ)しばらく走ると
街の表玄関「商事広場」Plaça do Comércio です
いかにも「大航海時代」に世界中を取引して財を成した国の首都らしいですね





18世紀後半国王の信任を一身に受けたポンバル侯爵は
王国宰相に任命されるや、啓蒙君主的大改革を敢行
ポルトガルを一気に近代化します





そのポンバル侯爵の銅像の背後の「市門」の前を
古色蒼然たるレトロな路面電車がのんびりと走ります

その門の奥一帯が
1755年11月11日の大地震とそれに続いた津波で破壊され尽くした
街並みを
侯爵自らが一から完全に再建した地区『Baixa』

その一角に
ギュスタヴ・エッフェルの影響を受けたフランス生まれのポルトガル人技師
ラウル・メスニエが建てた鉄塔があります

背後の高台に登るエレベーターです




1901年に建設されて今でも現役です


ところで
リスボンの名物はテージョ河に沿っています



コメルシオ広場から西に
サン・ジェロニモ大修道院
次に、写真中央が大航海記念の『発見の碑』
その左奥が、『ベレムの塔』





サン・ジェロニモ(聖ヒエロニムス)大修道院

内部の修道院大聖堂の中に
大航海時代を支えた『ヴァスコ・ダ・ガマ』のお墓があります





そして
大航海時代を顕正する『大発見記念碑』



先頭で船を抱いて大海原の遥か彼方を見つめる『エンリケ航海親王』
その背後からエンリケを支える『ヴァスコ・ダ・ガマ』
それに続く多くの航海者たち



その次の『ベレムの塔』は
かつてリスボンの港を守る砦であり税関でした


いかにも絵に描いた様な
ポルトガル的お城の典型かもしれません



ジェロニモ修道院の方へ少し引き返し
その奥に「馬車博物館」があります




いやはや
すごい数の馬車が
絢爛豪華大規模車輌からご婦人一人で操る小型車まで

よくもこれだけ



ところでポルトガルの歴史と文化に欠かせないのが「絵タイル」です
藍(アズレージョ)の絵柄から始まった様で
一般的に「アジュレジョス」と呼ばれます


先ほどのコメルシオ広場の方へ引き返し
さらにもっと先の港と中央駅を通り越してやや上り坂の上

かつての貴族のお屋敷を博物館にしてあるのですが

中は凄いの一言




これぞ典型的アジュレージョ

外壁全体がこの藍の手描き絵タイルで覆われた教会が
そこかしこにあるのがポルトガル




こちらは
より多彩な絵画的手法のタイル



ポルトガルは見所が多く先が長くなりそうなので
各回は毎回簡単にまとめてご紹介することにしようと思います

次回をご期待ください

= = = = = = = = = = =


もしご旅行にご興味がおありでしたら、下のリンクもご覧ください。
https://veritas21.com/『誰も真似のできない 旅のプランナー』










コメント
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