![詩「あるかないかの心音」 ー 作・石川勝敏](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_image_head/v1/user_image/35/da/c821ff5386ce37c59233f7c17d9023e9.jpg)
詩「あるかないかの心音」 ー 作・石川勝敏
詩「あるかないかの心音」/作・石川勝敏 浅い眠りから目覚めるとき言葉にならない声を発したがーあーがあ生きている感じがした 隣で解体工事
私からW社のお二方への遺書にも似た伝言
あなたのちいさなちいさなとてもちっぽけな心が抱えているおおきなおおきなとてつもなく巨大な自尊心があなたの人生をだめにしています。それはプライドであって人間の尊厳ではあり
![詩「僕は悪魔に魂を売り渡すが僕は人を選ぶ」 ー 石川勝敏・著](https://blogimg.goo.ne.jp/image/upload/f_auto,q_auto,t_image_head/v1/user_image/1c/03/86112e1107f5ce48da28807d7985fa29.jpg)
詩「僕は悪魔に魂を売り渡すが僕は人を選ぶ」 ー 石川勝敏・著
詩「僕は悪魔に魂を売り渡すが僕は人を選ぶ」 石川勝敏 僕は 誰にでも 魂を売り渡す類じゃないいわば 選ぶ悪鬼だ...
散文詩「生きる」 ー 石川勝敏・著
散文詩「生きる」 石川勝敏 子供はただ時間の流れに沿って何食わぬ顔で生きている暑いも寒いも本当にはよく知ら...
小説「田崎と藤谷」第12章 ー 石川勝敏・著
第12章 そこは高層ホテルの最上階にあるバーだった。あると言ってもフロア全体が昔のキャバレーのようにひと区画ひと区画にカウンターごと分かれたバーの集
小説「田崎と藤谷」第11章 ー 石川勝敏・著
第11章 田崎と話した候補物件もちの不動産屋の店員はあとから彼が名刺を改めると店長だった。ではその店長こそが田崎を話の上では良きにはからってくれていた
小説「田崎と藤谷」第10章 ー 石川勝敏・著
第10章 田崎は神経症を発症し倒れた。俗に言うノイローゼ、神経の過労だ。湯がいていたおそばが噴き出し麺と共に沸騰湯が鍋からこぼれ出し
小説「田崎と藤谷」第9章 ー 石川勝敏・著
第9章 物件は田崎の住まう柴崎から西へデイのある布田も藤谷が住む調布をも越えて柴崎から7つ目の多磨霊園駅から徒歩8分のところにあるとのネットでの掲載だった。駅近で田
小説「田崎と藤谷」第8章 ー 石川勝敏・著
第8章 ひと掬いが多めなら顔にのせるのも大概だった。ただし田崎はそのクリームを顔中まんべんなくとても丁寧に引き伸ばして塗っていった。ニベアの日焼け止めで田崎にすれば
小説「田崎と藤谷」第6章 ー 石川勝敏・著
第6章 布田駅前のスーパーで夕方田崎は買い物をしていた。あとレギュラーコーヒーが終わりそうだから、コーヒー売りは、売り場はっと、と彼は売り場がわかるように大雑把に品目を記す天井吊
小説「田崎と藤谷」第5章 ー 石川勝敏・著
第5章5月6日。5月6日のことは田崎にとって決して忘れられない日となる。代表が皆に根回ししてこの日は必ず来るようにとお達しを電話で出していた、あの藤谷が来るからとだけ言っていて、