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浜田省吾の曲についての一言コメント

われらが浜省の歌は なぜにこんなに心に染み入るのか・・・ 私 浜省やっぱ好きなんです^^

マイホームタウン

2007-04-13 22:01:17 | Weblog
かなり思い入れが入ります

この曲の背景と 私が育った町の景色がよく似ていて
この曲の主人公はまさに「私」そのものだと思うからです
そう思う人はきっと沢山いるのではないでしょうか?

私の育った町は小さいながら工業都市で
町の至る所に 某大手電機メーカーの工場が存在します
丘のような低いなだらかな山とその対面にある海に挟まれた
ほんのわずかな平地に工場と幹線道路
その「山」の斜面をパワーシャベルで削って平地にして
そこに建てられた同じようなちいさな家々
さすがに「希望ヶ丘ニュータウン」
という名称ではありませんでしたけどね(笑)

そんな町では あるひとつの定番コースのようなものがあります
高校を出たらそのまま町の工場に就職して
「課長」まで進むために地道に頑張るコース
高校を出たらとりあえず地元か東京の大学に進み
卒業したらやはり町の工場に就職して
そこそこの役職を目指すコース

そしてもうひとつは
町を出て行く「冒険」?(笑)コース

高校3年の私は 沈んでいました
卒業を控え けど何をしたいのかわかりませんでした
高校の先生からの推薦で 工場の就職先の紹介の話もありましたが
どうしてもこの町の灰色の壁の向こうに進む気にはなれませんでした
「俺の人生はもっと浪漫に溢れているに違いないんだ
こんなところで埋もれて
なんとなく生きてなんとなく死んでいくような
そんな人生なんか真っ平なんだ!」
その想いだけは明確でした
私は学校に通いながら教室から外を眺めては
「この町を出る」ことだけを考えるようになっていました
行き先はともかく まずは「ここ」から逃げ出したかったのです
それが「自分の輝ける未来への唯一のチケット」だと
思いこんでいたのです

そんなときに聴いたのが
「マイホームタウン」だったのですよ
そりゃハマリますわな!

卒業式でもらった「紙切れ」をそそくさと部屋に投げ出し
町を出る日を心待ちにしました

そして私は東京人となっていくのです

     俺はこの町で生まれ16年教科書を
     抱え手にしたものは ただの「紙切れ」
     同じような服を着て 同じような夢を見て
     瞳の中 少しずつ「死」を運び込むような仕事に
     追われてる

     今夜誰もが夢見ている
     いつの日にか この町から出て行くことを


結果的に言うと
今思うのは~「場所」ではなかった~
ということです
「心の平和や幸せ」とは
そこにいる本人の「生きる」ということに対する
姿勢と考え方
そしてそれを支え合える家族や仲間がいるということ
それさえあればどんな「場所」でも幸せ行きのチケットは
手に入れられるということを
ようやくわかりました

町を出た者 町に残った者
どっちが幸せかなんて比べようもないし
比べる必要もない
その人が「これでいいのだ」と信じるなら
それが幸せと平和なのですね

私の生まれ育った町は
ここ東京から眺めると
他のどんな町よりも
光り輝いてやさしさを放ち続けています




OCEAN BEAUTY

2007-04-12 22:55:51 | Weblog
さあ ここからはアルバム「約束の地」
~Gate of The Promised Land~
です

ちなみにこのアルバム 私の持っている
洋邦問わず すべてのレコード及びCDのうちでも
ベストアルバムのひとつに入る「お気に入り」です

トップを飾る「OCEAN BEAUTY」ですが
こちらは短いインストロメンタルなので
実質はこの次の「マイホームタウン」から このアルバムは始まります
ただ アルバムのテーマであろう「平和を願い求める想い」の
導入曲としては かなり「雰囲気」出してますね
波打ち際の静けさ そこで突如出くわした「争いに勝つための非常手段」を
見つけてしまった 平和を願う民の驚きとため息・・・
そういう雰囲気をかもし出しているように思います
考えすぎかな~・・・?

このアルバム なぜに気に入っているのかと申しますと
アルバムの中ジャケットを開いてください
海辺で遊ぶまだ幼い男の子と女の子
夕日に照らされシルエットだけが映し出されている
その二人の子はきらきらと光るオレンジの海を見つめている
未来への希望を見ているかのように・・・

この中ジャケットがとっ~ても好きです
この子たちの将来の「灯り」を
私達はけして消してはならない!
ってまじめに思えてしまうのですよ

それに対し 外ジャケットは
浜辺にで~んとアトミックバング(核爆弾)が横たわっている
この中と外のギャップ・・・
というよりこの中ジャケットは
言葉にはしていないけど「平和への祈り」そのものに違いありません
それを切ないほど感じるのですよ

この地球は誰のものでしょうか?
私達 せいぜい私達の孫の世代ぐらいまで続けば
あとは「知ったことじゃない」のでしょうか?
そんなはずはありません
孫の子 そのまた子・・・
みんな みんな 私達の命を受け継ぐかけがえのない存在です
私達もまた遠く45億年前の地球誕生の折から 生命の力 そして
祖先の命を分けていただき 今この場所に存在させていただいている
「命の駅伝走者」のひとりなのです
次の世代に「たすき」をしっかり渡さなくてはいけません
それは「今を生きる者」の最大の義務だと心得ます

だから「環境」や「紛争」に無関心ではいられません
いや 無関心でいてはいけません
「無関心」とはイコール「罪悪」です

そんなこといってもなにからすればいいの?
と思いますか?

だったら まず自分の出すゴミを面倒でも分別しましょう
選挙には必ず行きましょう!己の権利ではなく義務として!

そういうことから始めてみませんか!?

なんか話が曲の話からそれていきましたが あしからず!

このアルバム 聴いたことない人がいたら
一度ご鑑賞いただけたらうれしく思います
きっとあなたの「良心」に届くアルバムだと思います

防波堤の上

2007-04-11 18:59:15 | Weblog
これまたヘビーな曲ですね~

あまりじっくり聴いていたくない曲です
浜省の曲でも「ダークNo.1」ではないでしょうか?

人それぞれでしょうが
歌というのは
 「何を歌ってもいい ただ どんなに内にこもっていく歌でも
  どこかにほんの少しでもいいから『光』が見えるものでありたい」
昔 仲間のアーティストが言っていたセリフです
私も大きくうなずきました

けど この歌には「光」らしきものが見えない・・・
なぜでしょうね~?

浜省自身何かがあったのでしょうかね~?
もしそのあたりの事情知っている人がいたら教えて下さい

ただまあ浜省も「人間」ですから
いつもいつも「強い人」ばかりではありませんよね
こんなふうに「弱さ」というか「負の想い」もちゃんと持ち合わせている
かえって「人間味」がみえたのだと理解します

      悲しい程 自由・・・
      防波堤の上
      遠くに波の音
      聞こえてくる
      語る言葉見つけられず
      聞く人も誰もいない夜
      
      風よ ふいに俺の背中押すがいい
      ためらわないで・・・

いけませんよ!そんなこと言っちゃ!
私の曲で「雑踏の中で」という歌があるのですが
その中で(別に意識した訳ではありませんが)
こんなフレーズをアンサーソング代わりに記しておきます

      ねえ 投げ出さないで「ひとり」じゃないこと
      絶望の淵ですら 君は愛されているのさ
      僕が必ず証明してみせるよ
      君は最後まで扉閉ざさないで


それにしても夜の海って
そこにいる時の気持ちによって
色々な顔に見ますね



センチメンタルクリスマス

2007-04-11 00:15:22 | Weblog
スルメみたいな曲です
聴けば聴くほど味が出るって感じですね
味というより よくわかってくるんですね

私も初めて聴いて暫くは
「なんだかよくわからんな~ なんでこんな曲描いたの?」
ってところでしたが
今じゃ毎年クリスマスの時期になるといつも聴きます
優しい気持ちで聴けるのですよ
まさに
   
      忘れかけていた愛しいぬくもり
      君をこの手に抱きしめて
      取り戻せた気がする

なんですよ

普段は気ぜわしい毎日の中で
ついつい流してしまいがちな「心のゆとり」
そんなものを思い出させてくれる雰囲気って
クリスマスにはありますよね

この曲も同じような空気を感じます
この「愛の世代の前に」ってアルバムは
比較的内容が生真面目というかヘビーというか
そういった曲が多いと思うのですが
この「センチメンタルクリスマス」は
曲調もドゥワップ調でゆったりしているし
歌詞もとても温かい

クリスマスタイムってやはり
ゆっくり温かなものであってほしいですものね
「センチメンタルクリスマス」はそれを
よくわかっている曲です

     どうか世界中の人に
     安らぎ運んでおくれ
     センチメンタルクリスマス


悲しみは雪のように

2007-04-07 04:40:47 | Weblog
きっと浜田省吾といえば 
昔は「風を感じて」
今は「悲しみは雪のように」ってところでしょうか?
多分 多くの人が聴いたことのある曲でしょう

ドラマ「愛という名のもとに」の主題歌として使われました
あのドラマ 私大好きでした
あまり真剣にドラマを観ない私でも毎週きっちり観てましたからね
7人の男女のキャラクターに自分に近い存在を探したりしてね

おっと ドラマの話ではありません
曲ですね
歌詞が「詩」のように響いてきますね
言葉の並びに「美しさ」があります

    君の肩に悲しみが 雪のように積もる夜には

    孤独で君のカラッポの そのグラスを満たさないで

人は誰もが心に「孤独」や「悲しみ」を抱えているものなのでしょうか?
「人との絆」や「喜び」があるのなら
「孤独」や「悲しみ」は影のように常についてくるのでしょうね
それを「それでいい」と受け止められた時
人生はトンネルを抜けられるのでしょうか・・・?
「孤独でグラスを満たしている」人って結構いそうですね
あなたのグラスは今夜喜びの乾杯ですか?
それとも孤独の手酌ですか?
いろいろな日があっていいのですよね
今日が孤独でも明日は喜びかもしれない
その逆もまたしかり!
「自分はどちらかしかない」
などとは思わないほうがいいと思います
それはどちらにしても「おごり」としか思えませんから

       誰もが泣いてる
       涙を人には見せずに

そうなのだと思います
どんなに強そうな人でも
どんなにうまくいってそうな人でも
みんな「ただひとり」なのです
人はみな「唯一無比」の存在でしかないのですね
それは時に「孤独の闇」をみせることもあるのですね
それが「悲しみ」となることを皆本当は知っているのでしょう
だからこそ「誰か」を求める
「ひとりでしかない」のに「ひとりではいられない」
それが人間なのだと思います

       誰もが愛する人の前を
       気づかずに通り過ぎてく

これはちょっとイヤですね(笑)
ここは浜省に異論を唱えたい!
そして皆 本当に愛する人と巡り会えるといいですね

「悲しみが雪のように降り積もる夜」とは
「孤独の闇に落ち込む時があっても・・・」
という意味に解釈しています

       君の夢
       時の中で壊れるまで抱きしめるがいい

がんばって前向いて生きていきましょ!(^^)v