かなり思い入れが入ります
この曲の背景と 私が育った町の景色がよく似ていて
この曲の主人公はまさに「私」そのものだと思うからです
そう思う人はきっと沢山いるのではないでしょうか?
私の育った町は小さいながら工業都市で
町の至る所に 某大手電機メーカーの工場が存在します
丘のような低いなだらかな山とその対面にある海に挟まれた
ほんのわずかな平地に工場と幹線道路
その「山」の斜面をパワーシャベルで削って平地にして
そこに建てられた同じようなちいさな家々
さすがに「希望ヶ丘ニュータウン」
という名称ではありませんでしたけどね(笑)
そんな町では あるひとつの定番コースのようなものがあります
高校を出たらそのまま町の工場に就職して
「課長」まで進むために地道に頑張るコース
高校を出たらとりあえず地元か東京の大学に進み
卒業したらやはり町の工場に就職して
そこそこの役職を目指すコース
そしてもうひとつは
町を出て行く「冒険」?(笑)コース
高校3年の私は 沈んでいました
卒業を控え けど何をしたいのかわかりませんでした
高校の先生からの推薦で 工場の就職先の紹介の話もありましたが
どうしてもこの町の灰色の壁の向こうに進む気にはなれませんでした
「俺の人生はもっと浪漫に溢れているに違いないんだ
こんなところで埋もれて
なんとなく生きてなんとなく死んでいくような
そんな人生なんか真っ平なんだ!」
その想いだけは明確でした
私は学校に通いながら教室から外を眺めては
「この町を出る」ことだけを考えるようになっていました
行き先はともかく まずは「ここ」から逃げ出したかったのです
それが「自分の輝ける未来への唯一のチケット」だと
思いこんでいたのです
そんなときに聴いたのが
「マイホームタウン」だったのですよ
そりゃハマリますわな!
卒業式でもらった「紙切れ」をそそくさと部屋に投げ出し
町を出る日を心待ちにしました
そして私は東京人となっていくのです
俺はこの町で生まれ16年教科書を
抱え手にしたものは ただの「紙切れ」
同じような服を着て 同じような夢を見て
瞳の中 少しずつ「死」を運び込むような仕事に
追われてる
今夜誰もが夢見ている
いつの日にか この町から出て行くことを
結果的に言うと
今思うのは~「場所」ではなかった~
ということです
「心の平和や幸せ」とは
そこにいる本人の「生きる」ということに対する
姿勢と考え方
そしてそれを支え合える家族や仲間がいるということ
それさえあればどんな「場所」でも幸せ行きのチケットは
手に入れられるということを
ようやくわかりました
町を出た者 町に残った者
どっちが幸せかなんて比べようもないし
比べる必要もない
その人が「これでいいのだ」と信じるなら
それが幸せと平和なのですね
私の生まれ育った町は
ここ東京から眺めると
他のどんな町よりも
光り輝いてやさしさを放ち続けています
この曲の背景と 私が育った町の景色がよく似ていて
この曲の主人公はまさに「私」そのものだと思うからです
そう思う人はきっと沢山いるのではないでしょうか?
私の育った町は小さいながら工業都市で
町の至る所に 某大手電機メーカーの工場が存在します
丘のような低いなだらかな山とその対面にある海に挟まれた
ほんのわずかな平地に工場と幹線道路
その「山」の斜面をパワーシャベルで削って平地にして
そこに建てられた同じようなちいさな家々
さすがに「希望ヶ丘ニュータウン」
という名称ではありませんでしたけどね(笑)
そんな町では あるひとつの定番コースのようなものがあります
高校を出たらそのまま町の工場に就職して
「課長」まで進むために地道に頑張るコース
高校を出たらとりあえず地元か東京の大学に進み
卒業したらやはり町の工場に就職して
そこそこの役職を目指すコース
そしてもうひとつは
町を出て行く「冒険」?(笑)コース
高校3年の私は 沈んでいました
卒業を控え けど何をしたいのかわかりませんでした
高校の先生からの推薦で 工場の就職先の紹介の話もありましたが
どうしてもこの町の灰色の壁の向こうに進む気にはなれませんでした
「俺の人生はもっと浪漫に溢れているに違いないんだ
こんなところで埋もれて
なんとなく生きてなんとなく死んでいくような
そんな人生なんか真っ平なんだ!」
その想いだけは明確でした
私は学校に通いながら教室から外を眺めては
「この町を出る」ことだけを考えるようになっていました
行き先はともかく まずは「ここ」から逃げ出したかったのです
それが「自分の輝ける未来への唯一のチケット」だと
思いこんでいたのです
そんなときに聴いたのが
「マイホームタウン」だったのですよ
そりゃハマリますわな!
卒業式でもらった「紙切れ」をそそくさと部屋に投げ出し
町を出る日を心待ちにしました
そして私は東京人となっていくのです
俺はこの町で生まれ16年教科書を
抱え手にしたものは ただの「紙切れ」
同じような服を着て 同じような夢を見て
瞳の中 少しずつ「死」を運び込むような仕事に
追われてる
今夜誰もが夢見ている
いつの日にか この町から出て行くことを
結果的に言うと
今思うのは~「場所」ではなかった~
ということです
「心の平和や幸せ」とは
そこにいる本人の「生きる」ということに対する
姿勢と考え方
そしてそれを支え合える家族や仲間がいるということ
それさえあればどんな「場所」でも幸せ行きのチケットは
手に入れられるということを
ようやくわかりました
町を出た者 町に残った者
どっちが幸せかなんて比べようもないし
比べる必要もない
その人が「これでいいのだ」と信じるなら
それが幸せと平和なのですね
私の生まれ育った町は
ここ東京から眺めると
他のどんな町よりも
光り輝いてやさしさを放ち続けています