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浜田省吾の曲についての一言コメント

われらが浜省の歌は なぜにこんなに心に染み入るのか・・・ 私 浜省やっぱ好きなんです^^

A LONG GOOD BYE

2007-09-19 01:13:15 | Weblog
長い別れ・・・
つまり 本当に別れてしまう・・
言い方を変えれば 二度と復縁することのない別れ・・・
とでも言えばいいのでしょうか

優しいメロディーにせつない言葉が綴られながら
歌い上げられています

君からの最後のキス・・・
そのキスで できることなら「さよなら」の台詞を
遮ってくれないか・・・

君は今やさしい笑みを俺に向けてくれている
なのにとても悲しそうだ・・・
今にも泣き出してしまいそうな微笑・・・

けれど・・・もう 戻れないよ・・・

これ以上君といると
君が辛くなるだけだ
君は「辛抱」をして 
これからずっと やっていくというのか・・・?
もし そうだとしても
それを見ている俺も辛い・・・

俺が俺である限り俺は俺を変えることもできない・・・
勝手な理屈さ
それでも・・・そう それでも・・・

すまない・・・
君にはこれまで幾度も幾度も辛い想いをさせてきたね
君はそれでもずっとこらえていたんだよね
そして俺は本当は知っていたよ
このままでは「いつか君が壊れていく」ことを・・・
それでも それを気づかぬフリをして
何事もないように振舞いながらここまでやってきた
その重すぎる罪・・・
君を俺の「犠牲」にしていたのだから

君の中の「悲しみの種」
育てたのはこの俺・・・

その償いもできぬまま
こんな日をむかえてしまったんだね

A LONG GOOD BYE・・・
もう君の前に現れたりしないよ・・・


そんなシーンを夜明けの東京ベイが
優しげに静かに
二人を包み込んでいた・・・


「さよなら」・・・
私が何よりも辛く感じる言葉です
そうそれこそ「絶望的」と同じ意味を持つ言葉
それが「さよなら」です

もし私を打ちのめしたいときには
この言葉を投げつければいい

それほどの威力をもった言葉です

悲しみのない永遠のつながり・・・
私は夢見ています






【告知です】
次回から 
「浜田省吾の曲についての一言コメント」は
ライブドアブログに引越しさせていただきます
このブログをご愛顧いただいております方々におかれましては
これまで誠にありがとうございました
願わくば引き続き
新しいページでも応援やご愛顧賜りますよう
平にお願い申し上げます

新しいブログページアドレス
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http://www.utainu.com/


皆様 引き続きよろしくお願いいたします

                 popsdog








What's matter baby ?

2007-09-12 01:01:08 | Weblog
Are you ready?
This is the Rock'n Roll!!

てな具合のゴキゲンなR&Rナンバー!
当然 私も大好きです!
「車の中でかかるベスト10の歌」に
95%の確立で入っている曲です

浜省は音楽的にはポップシンガーだから
(スピリットはロックンロールシンガーに間違いない!)
R&Rナンバーでも割かしキーボードを多様してアレンジしている
そう思うのですが
この曲はギター!ですよね
いわゆるR&RっぽいR&Rなのですね

もやもやをふっ飛ばしたいときなど
ぜひ聴いてもらいた一曲です!
ただし運転の時には事故ら無い程度にね(笑)

さて歌詞ですが
ノリの割にはけっこうへヴィーです
一言で言うなら
 「野生」を忘れていないサラリーマンの
  だけどサラリーマンであるがゆえに
  どうしても抱えこんでしまう様々なストレス
  彼女と過ごす「夜のひと時」だけが唯一の救い!
といったところでしょうか?

下記に私のハートにくいこむフレーズをいくつか列記します

  Monday morning 地下鉄 無表情な人並み
  デスクに山積み 書類とメッセージカード

  コンピュータ画面の図形と文字!
  目の奥に電流が走るようないたみ・・・

  社内の医務室 まるで野戦病院・・・

  くびれた足首のOLたちの腰つき
  横切るのはただフラストレーション!!

  無表情装って 急に誰もが無遅刻
  上司の言葉に「イエス」「イエス」「イエス」

  「What's matter baby?」
   I say 「I am all right!」

  
みんな私の実感として伝わってくるものばかりです

私事で恐縮ですが 先日も思ったのは
最近のある日の会議で 取締役クラスの上司が
いろいろアイディアを出してそれを実践すれば
必ずお客さんは喜んでこちらを振り向く!
そういうことを言うのですよ

けど我々実際にお客さんと対峙する者としては
正直 「しゃらくせえ!」わけですよ
「あなた方は何もわかってない!」と・・・
「あなたたちそこそこの給料が毎月入る人間には
いわゆる庶民の感覚はまるでわかっていない
我々はその庶民を相手に商売しているのに・・・
あなた方はズ・レ・テ・ル!」
そう思うのですが意見を求められると
「御意!」
といってしまう自分!
恥ずかしいやら負け犬気分やらで・・・
そうしてまた気持ちの段差を抱えながら
業務に取り組む私なのでした・・・

ごめんなさい
ぐちっぽくなっちゃいましたのでここら辺で!

Hey サラリーマン! Guts!!







DARKNESS IN THE HEART

2007-09-08 13:00:45 | Weblog
 叫ぶ歌は答えのない心の奥の暗闇

このアルバムを出す少し前ですかね
浜田省吾氏のお父さんが亡くなったのですね
彼のお父さんはたしか警察官で
それまで数々の現場で活躍されたそうです
広島の「仁義なき戦い」の場だとか
学生運動の鎮圧の場だとか・・・
浜省はそういう父親の背中を見てきたのでしょうね
あるときは父を「体制派」の人間としてみえて
反発を感じていたこともあったそうです
(浜省は学生運動の時代をリアルタイムで
 生きてきた面もありますからね)

けど やはり父親は浜省にとっては
大きな大きな存在であったようです
これは私の個人的印象ですが
浜省の歌って いろいろありますがその背景には
どちらかというと母親より
父親の姿があるように思えるのです

男の子にとっての「父親」とはなんなのでしょうね?
そういう私もいまだに模索中です

そしてその大きな父親の最後をこう歌っています

   思い出す 病室で痩せていく父の姿を
   いたみから解かれて 去っていった
   ひとりきり・・・

   車の窓に映ってる
   俺の顔 彼に似てる・・・

彼のお父さんは「被爆体験者」です
原爆が投下された後の広島の街を
救護のために走り回ったこともあるそうです
それで被爆してしまったのかと・・・
(話が違っていたらごめんなさい)

話はもどりますが
「いたみから解かれて」とは
その意味で被爆者の苦しみからの解放という意味もあったでしょう
もちろん当の病気の苦しみからの解放もあるでしょう
そして「生きていく」という苦からの解放という意味もあるでしょう
ここでの「苦」とは生きていくうえでの宿命としての生の制限
仏教でいうところの「四苦八苦」というものですね

 これで親父も本当の自由を手に入れたんだな・・・

という思いもあったでしょう

で 話が長くなるので 
何が言いたいかというと

  生きるということの意味とは何だろう
  そんなもの 本当はないのではないか
  そうならば人はなぜ生きていくのだろうか?
  人はいつか必ず去っていくのに
  そして なぜ去らねばならないのか?

そんなことをこの歌は語っているような気がします

そしてその答えは「風に舞っている」・・・のではないのです
そう 誰にも正確には答えることなどできない

  横たわってる心の奥の暗闇

なのです

そう それでも人は生きていくのです
答えなどなくていい
「今ここに在ること」
それを答えとして 次へと心をつなげていく
それでいい!

RISING SUN ~風の勲章~

2007-09-05 18:23:08 | Weblog
焼け跡の灰の中から 
高く遠く飛び立った・・・ from1945


戦争で全てを失い・・・
それは形あるもののみならず
価値観や考え方までをずたずたに引き裂かれ
まさしく全てが「灰」と化したこの国

それでもこの国は奇跡を起こしたかのような早さで
順調に復興しました
この時期日本人は世界レベルではそんなに高い評価ではなかった
それでも大和魂・・・とでもいうのでしょうかね~
日本人の底力と負けない精神力
そして家族を守るという思いの強さなのでしょう
この時 日本人には「誇り」があったと思います
自分が日本人であるという誇りですね

敗北した民族
戦犯国の民
そしてすべてを無くした民

だからこそ負けられなかった
とにかく生きることに真摯だった
必死だった
ひとりではとうてい太刀打ちできない
だから家族はもちろん
近隣の人たちとも強く繋がって
強風の中でもしっかり皆で踏ん張って前を向いた
それが「日本人の誇り」だった
そういう気がします

それから月日は流れ
その日本人の子供 そして孫
彼ら(つまり私達)の時代になった
その彼らは・・・
1945年に立ち上がった民と同じ血を受け継いでいるはず
けれどそれはまるで「幻」ではないか?
と思えてしまう

確かに世界水準では高位についている
生活もおおかた豊かにやっていける
そこにあぐらをかいていても
それを創ったのはあなたがたではない!
あなたがたの前の前の世代なのだ
それなのに・・・

以前にも描いたかもしれませんが
日本人はきっと「感謝」という心が
薄まっているのかもしれません

そこにあるのが「当然」
自分がいい思いできるのは当たり前
周りは自分の人生の脇役
関係ないね
昔のことなんて知らないよ
知ったってなんの意味も感じられない
だって「今」を生きているんだから
「昔なんて関係ないじゃん」

ある意味 これはアメリカがもたらした
マイナスの影響ですね
アメリカには歴史がない
だからアメリカは「今」と「未来」ばかりを見たがる
そして個人の権利を強調する

別に「昔はよかった」などという話をしたいわけではありません
私は「今」をしっかり受け止め
ここからどこへ向かうかを決めていく生き方は全うである
そう思っています
ましてや「昔にすがる」など愚の骨頂
そう考えています
それに「群れ」なきゃ何も出来ないヤツらより
ひとりで自分としてしっかりと立てる人がすばらしい
そういう風にも思います

アメリカを否定などしません
アメリカ大好きです

では何が言いたいのか?

日本人の血に刻まれた「美しいもの」
それを見つめてみようじゃないか
そして父であるアメリカナイズを合わせて生きようじゃないか
日本にはありがたいことに「伝統」がある
「この地に育まれた文化」がある
それを繋いできた祖先から先代の皆に感謝
今を生かされていることに感謝
今日を生きていることに感謝
自分を常に支えてくれている存在に感謝
そう日本人の誇りは「感謝の心」なのだと思うのですよ

この国固有の「神道」を考えてみればそれがわかります
日本人はそこにあるすべてを神と感じていたのです

だから謙虚でまじめで「信」を通して
やさしく強く生きてこれたのです

1945から遠く飛び立った2007
私達はこれからどこへ向かうのでしょう?
それを決められるのは 
私達でしかないのですね

久々なのに
今日は説教じみてしまいました
失礼いたしました




Blood Line

2007-09-01 19:53:48 | Weblog
長らく休養してしまいましたが
またまたコメント再開です
皆様 またしても「酒飲み話」におつきあい頂けるとうれしいです
今後とも宜しくお願いいたします

さてここからは「FATHER'S SUN」
以前にも描いたように
「大人」視点の浜田省吾さんの曲になっていく
私はそんな風に思っております

そのはじめが「Blood Line」

1945年 日本はある意味革命が起きたと思います
大戦に敗北し 国はめちゃめちゃに焼焦げてしまい
どうしていいものかわからなくなってしまった日本
そこへアメリカがペリーの時以上の力を持って
有無もいわさずこの国に土足であがってきた
そして自分たちの文化を強引に根付かせようとしはじめる
それは「民主主義」という新しい風も吹き込んでくれたが
それまでの日本人の価値観を踏みにじったという側面も否定できない
「東京裁判」などそれを象徴するような出来事ではなかろうか?

日本には昔から流れる伝統や文化には「大陸」からの風があったと思います
それがひとつのブラッドライン(絆とでも言えばいいのでしょうか?)
そして1945年 アメリカからもたらされたもうひとつのブラッドライン

浜省が何かのインタビューで言っていましたね
  
  現代の若者って 言ってみれば「文化的な私生児」だと思う
  日本には大陸(中国)文化という母親がいてそこに
  アメリカが強引に押しかけてきて 自分たちの文化を承伏させた
  その後の日本で生まれ育った俺たちは
  アジア人だけどそう感じている人って少ないんじゃないのかな?
  いわば「アメリカ」という父親の背中をずっと追いかけて生きている
  そういう感じがします

かなり納得してしまったのは私だけでしょうか?

日本文化って何でしょうね
今の日本は日本文化の上に成り立っているのでしょうか?

別にアメリカイズムを否定などしません
私だってアメリカイズムの中で生きているひとりであることに
なんの疑問も持っていないひとりです

ただ従来の日本の「いいもの」にもっと関心をもって
取り入れて生きていくならもっと豊かな人生になるのでは
と思いはじめています

  みなよ 街行くヤツらを
  まるでWASPだぜ
  クールにキメ Like a NewYork Style

  犯されたSINCE'45
  生まれて詰め込んだ
  大量のジャンクフードとアメリカンパイ

  Kids Looking for Father
母親には 愛し方さえわからず
  みつけてもFather 戸惑うだけ
  
  幻を背負うロックスター!

かなりはしょってますが
ここらへんのフレーズがこの歌のメインかな~
と思っております

日本人てどこに「誇り」を持って生きていくのでしょうかね~

それでも私は「日本人」であることがうれしいのですけどね

ちなみに浜田省吾さんはよくBスプリングスティーンと似ている
と言われていた時期がありました
私の中ではこの「Blood Line」が
一番スプリングスティーンぽいと感じております

曲調といい 歌う内容といい・・・

余談でありました