1960同級会

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寒くなりました~ので

2007-11-19 00:22:05 | 情報

脱衣所・浴室・トイレ、温度差ご用心  
大陸から寒気が押し寄せ、にわかに肌寒くなった。近年、急激な温度変化に
さらされることで血圧が急上昇、急降下する「ヒートショック」が懸念されている。
高齢者は脳血管障害につながりやすく、脱衣所や浴室、トイレなどで倒れる人が
少なくない。年間1万4000人とも推計されるヒートショックによる死者。
寒さが厳しくなるこれからの季節、日々の暮らしに工夫が必要だ

 暖房の効いた部屋から寒い廊下に出ると、ブルブル。
そんな経験は誰にもあるだろう。このとき血管が収縮し、血圧が急激に上昇してい
る。とくに高齢者は血管がもろくなっているうえ、血圧の上昇幅が大きく、脳出血など
を起こしやすい。  一方、入浴などで急に体が温められると、今度は血管が
広がって急激に血圧が低下し、さらに発汗で血液粘度が上昇する。
そのため脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞、失神などを起こす危険性がある。  
厚生労働省の調査では、風呂でおぼれ死んだ人はここ数年、3000人前後で推移し
ている。平成18年は3316人で、うち65歳以上は89%を占めている。  
東京都老人総合研究所の前川佳史さんは「入浴による熱中症や、脳血管障害から
の病死を含めれば、ヒートショックによる死者は、年間1万4000人とも推計されてい
ます」と話す。                  

大学の教授の資料に基づいて大阪ガスが作成したグラフによると、平常時は最高血
圧123の人が、室温10度では脱衣時に156にまで跳ね上がり、湯船に入らずにそ
のまま体を洗うと159に。湯船につかると129に急降下する。  
東京ガス都市生活研究所の主任研究員、興梠(こおろき)真紀さんは、「脱衣所と浴
室を暖めるのが先決です」と話す。脱衣所は小型のヒーターを使うのが手軽。
浴室は浴槽のふたを開けておく方法もあるが、シャワーでお湯を張ると、浴室内が
蒸気で満たされ、温度が5~10度は上がる。  また湯温も重要。体の負担を
減らすには、40~41度程度がいいという。「寒いとお湯の温度を高くする人が多い
ですが、冬場こそ適温で時間をかけて入浴すべきです」と
 

トイレでの対策はどうだろうか。積水化学工業主席技術員、は「脱衣所と同様、水の
かからない場所に小型暖房機を置くこと。便座ヒーターの放射熱でも意外と暖まりま
す」と話す。  トイレに窓がある場合は、通常のガラス窓は閉めても冷気が伝わり、
暖房の効果は低くなる。そこで手軽で効果的なのがカーテン。

冷気を遮断するため下端を壁にくっつけるなどの処置をすれば、断熱効果は1・5倍
にアップするという。  林さんは「一戸建てはトイレや洗面所が一番寒い北西の角に
あることが多く、ヒートショックの危険性が高くなる。とくに高齢者のいる世帯では早め
に対策をとってほしい」と話している。