当院にも”しこり”を主訴に来院される患者さんがたくさんいます。
粉瘤やガングリオン、脂肪腫といったものが多いですが、視診と触診だけでは診断できないものがあります。
ガングリオンは手足の関節周囲にできることが多く、痛みはほとんどありません。大人にも子供にも発生します。治療をしなくても良いのですが、しこりが気になったり痛みがある場合は、注射器で内容物を吸引します。ゼリー状の内容物です。吸引後しこりは平らになりますが、しばらくすると再び大きくなることもあります。
粉瘤は背中にできることが多く、細菌感染を起こし痛みを伴うようになってから来院される患者さんが多いです。
感染を起こした粉瘤は切開して内容物を除去するのですが、臭いがかなり強いです。
切開処置をした後は、窓を開けて換気をしない限り、数時間にわたって臭いが残るほどです
今日も粉瘤の切開を行いましたが、患者さんが「自分の物とは思えない程くさいですね、、、」と話していました。