公益財団法人ハーモニィセンター 相馬ポニー牧場通信

福島県南相馬市にある(公財)ハーモニィセンターの牧場。子ども達のキャンプ、野外活動、青少年教育などの活動を紹介します。

Tシャツ

2011年05月26日 23時48分35秒 | Weblog

本日は、東北地区乗馬倶楽部振興会の通常総会のため、郡山へ出張。

東北地区の全13クラブのうち、9クラブの代表が集まった。

仙台のK乗馬クラブは、津波の被害を受け休会に・・・。

福島県内では、相馬ポニークラブを含め、3クラブが原発災害の影響を受けている。

福島南部の2クラブは、なんとか営業しているとの事。ただ、この2クラブと山形のクラブもビジターの利用がほとんどないそうだ。

昨年から東北地区では、東北地区スタンプラリーを実施している。

東北地区にある乗馬スタンプラリー参加乗馬クラブで、騎乗をするとスタンプシートに押印してもらえます。スタンプの数で、様々な特典があります。

東北を盛り上げ、少しでも早い東北復興のため、ぜひスタンプラリーに参加して下さい!

スタンプシートは牧場にあります。騎乗しなくても押印しちゃいます!

 

総会終了後、同じ郡山市内にある、社会福祉法人ほっと福祉記念会 地域生活支援センターふっとわーくにお邪魔してきました。15年前から牧場に通ってきてくれていた、萌ちゃんのママがお勤めしています。4ヶ月ぶりにお会いし、お互いの近況を報告しました。

そしてありがたい支援物資をいただきました。Tシャツです。

避難所には、津波で全てを流されてしまった人たちが多くいます。震災後の支援物資にあった衣類は、冬物が中心でした。当然です。あの頃はまだ、雪が降っていましたから。

これからは暑くなるので、半袖が必要です。

およそ100枚の新品Tシャツは、とってもとってもありがたいです。

ブログをご覧の皆様のところにも、着ていない新品のTシャツやポロシャツがありましたら、相馬ポニー牧場までお送り下さい。支援物資として、南相馬市に届けます。

南相馬市のホームページもご覧になって下さい。

 


千代馬っこ 村まつり ~前を向いて歩こう~

2011年05月24日 09時16分00秒 | プレミアム

気温の変化が激しいです。

でも、新緑の山々は眩しいです。

 

前回のブログでお知らせしたイベントの詳細です。

 

とき:6月11日(土)10時~15時

   6月12日(日)10時~15時

場所:牧馬舎(仙台市青葉区芋沢字座当37)

連絡先:022-394-5670 FAX022-394-2248

《催し物》

・ポニー乗馬(引き馬) ※中学生以下無料

・家庭菜園に適した有機質肥料の販売

・その他出店(天然酵母パン、そばラーメン、クレープ、ジンギスカン、etc・・・)

主催:千代牧場 牧馬舎  共催:(財)ハーモニィセンター相馬ポニー牧場

後援:陸援隊 道草ランドピープル 千代どんぐりの会

 

当日は、牧場からあたろうが行きます!ポニーは当日のお楽しみ!

カウンセラーは、きなこ、さん、あーちゃが参加の予定です。

 

今回のイベントの主要メンバーは、震災直後から、

~山から海のひと達へ~

との思いで色々と活動してきた方々です。

・震災直後 仙台市内数ヶ所に水を提供

・4月13日 陸前高田市気仙町要谷の公民館で、270人に手打ちそば・うどん、

       炊き出し、支援物資の提供 

       以後、水と薪を毎週提供

今後の活動予定

・被災地への水の提供と炊き出し、子どもたちへの乗馬体験、花の苗、種、

 有機質肥料等物資の提供

 

最寄駅はJR仙山線の陸前白沢駅。仙台駅方面からは国道48号線を作並温泉、山形方面に向かって走り、市営バスの車庫を過ぎたところを左折、広瀬川にかかっているエメラルドグリーンの大きな橋を渡ります。

何人の宮城っ子に会えるかな。


チャリティーイベントに参加します!

2011年05月20日 21時13分50秒 | プレミアム

宮城っ子に朗報です!

来る6/11~12の二日間、仙台にポニーが出掛けて行きます!

場所は、仙台市青葉区芋沢にある「牧馬舎」です。

道産子や木曽馬、羊がいるこの牧場?に、ポニーとカウンセラーが集合します!

乗馬は原則引き馬のみですが、無料です(小学生以下)。

ポニー以外に、おいしい出店も予定しています。

ジャズバンドの演奏もあるとか・・・。大自然の中での生バンド。良いねぇ。

物販(ラーメンなど)で集まったお金を元手にし、同じようなイベントを被災地・避難所で繰り返し、

開催していく予定です。

 

詳しいことが分かり次第、またお知らせします。お楽しみに!

 

現在の牧場にいる馬達(被災馬)の様子が、こちらから知ることが出来ます。

 

 


FROMあしがら

2011年05月12日 21時49分29秒 | Weblog

災害復旧ボランティアのために、あしがら地域から南相馬までやってきてくれた、FROMあしがらの皆さん。

本当にありがとうございます。

 

昨日の未明(2:30頃)に牧場到着。総勢18名。車5台。資・機材多数。食料豊富。

完全自立のボランティアチームです。

初日は鹿島のボラセン。2日目は、牧場関係者の家に泥出しに。

20期カウンセラー・ランラン(双子のカウンセラーの姉。もちろん妹はリンリン)が、さすが!と唸らせるほど、的確な指示を出し、牧場での生活指導をしてくれる。

中1だった海くんが今回のチームリーダー。穏やかな口調で、チームをまとめる。中学生、パン屋さん、鍼灸師さん、元議員さん、映画監督さんなどなど、個性豊かな面々をまとめている。

こんな人たちが鹿島に来てくれたことを嬉しく思うのと同時に、牧場がこの人たちを支えられることにも喜びを感じる。

FROMあしがらのブログに作業の様子などが、随時UPされています。

こちらからご覧になってみてください。

 

 

さてさて、震災以来、テンでばらばら、散々散り散りになっていた相馬スタッフ。

ハンちゃんも含めた4人が、夕べ勢ぞろい!

相変わらず、4人でおバカなことを言って盛り上がりました。

写真を見せられないのが残念です。

カマちゃん、のりピー、ハンちゃんのおかげで、震災後ほとんど手付かずで、片付いていなかった事務所が、きれいになりました(80%)。

このブログも事務所で打っています。ホント足の踏み場もなかったんだから。

でも一部の人には、「いつもとそう大して変わらないじゃん」なんて言われたけど。

3人はそれぞれの部屋を片付け、荷物をまとめて、帰っていきました・・・。

ありがとう。みんな、頑張りましょう。

 

今週末は、NPO法人フー太郎の森基金主催の「生活自立支援物資配布会」のお手伝いに行きます。

ボランティア募集中です。相馬市刈敷田団地でやります!誰か来ませんか?

 

そしてついに!ポニーを使ったチャリティーイベントを、仙台で行います。

詳しい事は、少しずつUPしていきます。お楽しみに!!

 

 

(財)ハーモニィセンター/ 文科省認可・青少年教育団体

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ボランティア2

2011年05月05日 22時43分51秒 | 仙台カウンセラー

ボランティアサークル・チャロの初代代表『ちびすけ』と牧場留学生OB『ヤスクニ』が、地割れにより、幅10mm長さ2400mmほどの亀裂が入ってしまった『桜』のいた馬房を補修してくれた。

震災翌日、桜を放馬しようとしたら、扉が開かなくなっていた。

わずか10mmくらいだが、亀裂が入ったことで扉の鉄柱もズレ、開閉が困難になっていたのだ。

先週、鉄工所に丸落とし(カギ?の部分)の受けを溶接し直してもらい、開閉は出来る様になっていたので、今日はコンクリート部分を直した。

この亀裂から、おしっこや水が流れ込んでしまうことで、コンクリートの下の砂や土も流れてしまい、空洞ができてしまう。

その上に大きな力がかかると、ズドン!と陥没する恐れがあるので、モルタルを練って亀裂をふさいだ。

とりあえず、一安心。

 

被災馬の健康チェックのために牧場に常駐している前田獣医さんは、ほこりと花粉でいっぱいのサロンを、一日がかりできれいにしてくれた。

 

みなさん、ありがとう。

 

午後は、NPO法人フー太郎の森基金の新妻代表と情報交換。

津波で被害を受けた、和田観光いちご園

牧場から、ビニールハウスの片付けのボランティアを、今週の土曜日に派遣することに。

 

写真や映像では分らない、ヘドロのニオイ。腐ったようなニオイ・・・。

そこで暮らす人の、活字では表せないコトバ、表情・・・。

そして、人の優しさ、あたたかさ。仲間のありがたさ。

生かされているということ。

被災地にいるから分かったこと、改めて気づかされたこと。

この2ヶ月でたくさんあった。

 

 

(財)ハーモニィセンター/ 文科省認可・青少年教育団体

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ボランティア

2011年05月04日 23時38分27秒 | Weblog

ゴールデンウィークになり、鹿島区災害ボランティアセンターにも、連日大勢のボランティアが駆けつけてくださっています。

 

5/3は400人以上が集まりました。この日の牧場からのボランティアは、計6人。8時過ぎに牧場を出てボラセンに向かう。8時半過ぎ、誘導されたボラ用の駐車場は、第3駐車場。他府県ナンバーが多く目立つ。ありがたい。

受付にはなが~い行列が。お揃いのジャンパーを着たスタッフ達も、テンパリ気味。

①受付・保険加入

②作業の割り当て

③資材準備

④ボラセン出発

⑤現地到着

⑥作業

となります。

受付も、ただ単に登録するだけではなく、保険にも加入するので、結構重要。

現地に来る前に加入しておくのが良い。

 

列を見て「これは・・・」と言うことで、急遽、相馬中村神社に電話し、「そちらはどんな感じですか?牧場からボランティアに行こうと思うのですが?」と聞くと、「GWで人がいっぱい。炊き出しや支援物資の仕分けがあるのですが、たくさん人がいるので来ていただいてもすることがないかも・・・」との返事。

並んでいるのは“45分待ち”のプラカードがたっていそうな付近。

3名は牧場のお手伝いをすることに決める。

他の3名は、作業の割り当てが終わり、ボラセンを出たのは10時を過ぎていたそうだ。

瓦礫の片付け、浸水家屋の泥だし、避難所での話し相手・・・。これだけ人が集まっても、まだまだ人が足りないようです。

鹿島区災害ボランティアセンターのツイッター

 

作業が終了し、ボラセンに帰着した後も、資材の片付けや報告書を書いて提出します。

みなさん、本当にご苦労様でした。ありがとう。


I love you & I need you ふくしま

2011年05月03日 07時10分05秒 | OB

猪苗代湖ズの「I love you & I need you ふくしま」 聞いて下さい。

前から知っていたし、良い曲だとは思っていたけど・・・。

正直な事言うと、(福島とは言っても、結局は、直接的に原発の被害を受けていない地方の人らが唄ってるんだろ?)なんて、ひねくれてました。

ごめんなさい。動画を見て涙が止まりませんでした。

改めて歌詞を聴き、動画に登場する人たちの顔を見て・・・感動しました。

メッセージを受け取りました。

 

一言で、東日本大震災と言っても、宮城県や岩手県とは、被害が違う福島県です。

「復興に向けてがんばろーっ!」と雄叫びを上げたいけど・・・心をひとつにして前に進みたいんだけど・・・。

見えない敵(放射線)がいて、先が見えない。見えない敵に、全てを握られている。

全てが原発次第。クヤシイ・・・。

もちろん、復旧は進んでます。ただ・・・農業も漁業も酪農業も林業も制限がかけられ、子どもたちの遊び場所、楽しみにも今はまだ制限が・・・。工業や製造業、観光業は・・・見えない敵にやられてしまった、見える敵に苦戦しています。

そんなこんなで、ついつい前を向けずに、下を向いてしまうことも。

しかし!そんなあたろうに、猪苗代湖ズのメッセージは心に響きました。ぜひ皆さんにも見ていただきたい。

猪苗代湖ズオフィシャルウェブサイト

 

牧場を、相馬を愛してくださる皆様にお願いがあります。

新聞やニュースの情報に振り回されないで下さい。現地から“生”の情報を発信します。

風評に惑わされないで下さい。

敵は原発だけで十分。風評加害者(見える敵)にならないようにお願いします。


黄金週間

2011年05月01日 22時45分12秒 | OB

ゴールデンウィークです。

東北道もかなりの渋滞のようです。大勢の人が、被災地へお見舞いやボランティアに来てくれているのだと思います。観光や旅行でお金を落としてくれるのも大歓迎ですね。

連休を利用して来場し、ここから鹿島区ボランティアセンターに出かけ、泥出しなどをしてくれている人たちがいます。

牧場留学生OBと元牧場スタッフの夫婦と言えば・・・?そう、真吾とかっぽう。

朝8:30に登録をし、津波で波をかぶってしまった家(半壊?)の泥出しや掃除をしたそうです。もちろん明日も行きますよ。

鮫川村の明日飛学園からも3人のボランティアがやってきました。3人の青年です。いわきでのボランティアも経験済みのツワモノです(たぶん)。

明日から2日間、ボランティアをしてくれます。

この後も牧場留学生OBの康州が来てくれます。

 

もちろん、牧場にもチャロが来てくれます。

新たな仲間と一緒にね。

馬具小屋や木工室の片づけをお願いしようと思います。もう1ヶ月以上もそのままで、散らかっていますので。

本当にありがたいです。

 

その他、近況報告です。

被災馬の受入れをしていることは前にも書きましたが・・・。

その後、さらに避難してきた馬&ポニーがいて、現在16頭です。

相馬野馬追に出ていた芦毛のサラブレッドと道産子。

津波で厩舎が壊れて逃げてきたのか、小高区の同慶寺というところで保護されたサラ。

山の麓でのんびり暮らしていた5頭のポニー。

体力が回復し、元気になってきた馬達を一馬塲に放馬しています。ライブカメラでチェックしてみて下さい。