ぽんしゅう座

優柔不断が理想の無主義主義。遊び相手は映画だけ

■ 十三号待避線より その護送車を狙え (1960)

2022年02月28日 | ■銀幕酔談・感想篇「今宵もほろ酔い」

まだ鈴木清順の演出はオーソドックだが"攻め”のアクションが凄い。倒れた小沢昭一の直前でスリップしながら止まる車。水島道太郎を左右ギリギリから挟み込む2台の車。火のついたガソリン垂れ流し爆走するタンクローリーの実写なんて・・・。話の退屈さを補って余りある。

(2月20日/シネマヴェーラ渋谷)

★★★

【あらすじ】
警察の護送車が何者かに襲撃され二人の囚人が死亡した。射撃の名手としてかつて前線で活躍していた護送責任者の多門(水島道太郎)は事件の背後を探り始める。手始めに護送車に乗っていた囚人で、その後多額の保釈金を払って出所した五郎(小沢昭一)と、その恋人でストリッパーの奈津子(白木マリ)の行方を追って熱海に向かう。そして多門の目の前で奈津子の仲間のストリッパーが殺され、女たちの斡旋をしている地元の浜十組で入院中の組長(芦田伸介)に代わって組を仕切る娘の優子(渡辺美佐子)が現れた。『事件記者』シリーズの島田一男原作による鈴木清順監督のサスペンス・アクション。(白黒/シネマスコープ/79分)


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