ぽんしゅう座

優柔不断が理想の無主義主義。遊び相手は映画だけ

■ 極北のナヌーク (1922)

2018年10月05日 | ■銀幕酔談・感想篇「今宵もほろ酔い」
純粋ファミリー・アドベンチャー映画。一家は食べるため、すなわち生きるために極寒の地を移動する。狩猟の達人ナヌークは、家族(妻2人、子供3人)のためにひたすら“仕事”にはげむ。彼の“命”は一家に連なる子孫の命なのだ。だからナヌークの笑顔はあんなに誇らしげなのだ。

ロバート・フラハティがこの一家を通して描きたかったのは「働く」「食う」「生きる」という“生命”のサイクルの尊厳。

(9月28日/岩波ホール)

★★★★
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