24年前に明石に来ました。
結婚2年目で兵庫区に住んでいた社員住宅が全壊し
明石にあった社員住宅を斡旋してもらえたから
あの日は
前の日にハワイ旅行から帰ってきてさぁ出勤、という日でした
鉄筋4階建ての住宅はびっくりハウスみたいに歪んで
寝室からは見えないはずの部屋の様子を見てた
寝てる自分の横にあった背の高い洋服タンスが
自分たちの足の上に倒れてこないように押さえながら
まだ暗い外にまず着の身着のまま飛び出す
ガス臭くて火が出ないか
それが怖くて
すでに隣接する民家から火の手があがっていた
住宅に設置されたチンケな消火器を集めても
間に合わないことはわかった。
中の人が逃げたかどうかはわからない
遠くで消防車の音は聞こえてたけど道はぐちゃぐちゃ
ここに来られるかもわからない
水もなく、火の勢いに
「なすすべもなく」見てるしかなかった
人が生き埋めになっているかもしれない家を横目に
親の安否を確認するために瓦礫をまたいで歩く
言葉にできない気持ちは忘れられない
24年前のこの夜は学校のコンクリートの廊下に
布団をかぶって過ごした
余震と火事の延焼におびえながら。
眠れるわけない。寒い夜だった
結婚2年目で兵庫区に住んでいた社員住宅が全壊し
明石にあった社員住宅を斡旋してもらえたから
あの日は
前の日にハワイ旅行から帰ってきてさぁ出勤、という日でした
鉄筋4階建ての住宅はびっくりハウスみたいに歪んで
寝室からは見えないはずの部屋の様子を見てた
寝てる自分の横にあった背の高い洋服タンスが
自分たちの足の上に倒れてこないように押さえながら
まだ暗い外にまず着の身着のまま飛び出す
ガス臭くて火が出ないか
それが怖くて
すでに隣接する民家から火の手があがっていた
住宅に設置されたチンケな消火器を集めても
間に合わないことはわかった。
中の人が逃げたかどうかはわからない
遠くで消防車の音は聞こえてたけど道はぐちゃぐちゃ
ここに来られるかもわからない
水もなく、火の勢いに
「なすすべもなく」見てるしかなかった
人が生き埋めになっているかもしれない家を横目に
親の安否を確認するために瓦礫をまたいで歩く
言葉にできない気持ちは忘れられない
24年前のこの夜は学校のコンクリートの廊下に
布団をかぶって過ごした
余震と火事の延焼におびえながら。
眠れるわけない。寒い夜だった