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ぽんぽこタヌキの独り言 Solilokui dari Rakun Pompoko

日本を見て、アジアを見て、世界を見て、徒然なるままに書き記す、取るに足らない心の呟き

「ちょばちょば」「ちょべりば」「がまるちょば」

2014年07月21日 06時26分46秒 | Weblog

表題の3つの言葉は、各々「インドネシア語」「日本語」「グルジア語」である。

最初の「ちょばちょば」=‘Coba Coba' は、英語で言い替えると「トライ・トライ」='Try Try'である。日本語では「試してごらん」「やってごらん」ということで、サントリーの佐治氏風に言うと「やってみなはれ」である。難しい局面に立ったとしても、何もやらずに、最初からあきらめてしまうよりも、「失敗してもいいから、とにかくやってみる」という積極性が大切である。とにかく「やってみて、失敗しても、またやってみて、局面の打開を図る努力をすること」は非常に大切なことである。もちろん、同じことを「馬鹿の一つ覚え」のように繰り返すだけではだめで、当然、そこには「創意工夫」を加えていかなければどうしようもない。

次の「ちょべりば」。この言葉は、数年前に若者たちを中心に使用されるようになって、初めて聞いたときは「何のことやらわからなかったけれど」果たして、まだ『若者言葉」として、あるいは「日本語」として、定着したのだろうか。もしかしたら、「もう古い」なんて言われるかもしれないけれど、まだ、生きていると信じたい。というのは、私がやっと覚えた「言葉」だし、「ちょっと便利かも」とも思ったからである。この「ちょべりば」を分解すると「ちょ」+「べり」+「ば」である。最初の「ちょ」は「超」であり、次の「べり」は、英語の ’Very'=「べりー」→「べり」である。そして、さいごの「ば」は英語の 'Bad'=「ばっど」→「ば」なのである。すなわち、「超 Very Bad」ということで「最悪!」ってことだろう。その反対で「ちょべりぐ」っていう言葉があって、これも同様に「超 Very Good」ということで、「最高!」という意味になるのであろう。携帯とか「ショートメール」の普及で、理解でいない『若者言葉』が蔓延ってきていて、日本語の崩壊が叫ばれて久しいが、この「ちょべりば」「ちょべりぐ」は「崩壊」の中の「ヒット作」かもしれない。

そして最後の「がまるちょば」。これは、最初に書いたように「グルジア語」である。確か、3人組の日本人パフォーマーで、結構、世界的に活動しているグループの名前が「がまるちょば」だったと思う。「グルジア」って聞いても、その国がどのあたりに存在する国なのかピンとこないけれど、どうも西アジアの国で、旧ソビエト連邦だった国らしい。少なくとも、最近、大相撲の力士さんで、図体のでかい「グルジア人」の力士が幕内力士として頑張っている。グルジア出身力士のパイオニアは、2012年に引退したけれど、2001年初土俵を踏み、小結まで昇進した『黒海」である。彼は、ヨーロッパ出身力士としてもパイオニアである。幕内通算312勝、連続出場記録は882日で、朝青龍関から2個の金星を挙げている。彼を追うように、弟の「司海」も来日して頑張っていたが、2006年に引退している。そして、今、現役で頑張っている「グルジア人力士」は「栃ノ心」と「臥牙丸」である。彼らのでかい図体を利した取り口には迫力があり、型にはまれば圧倒的な力を発揮する。「がまるちょば」は、グルジア語で「こんにちは」という意味の言葉である。彼らも相撲の世界にどっぷり浸かっているので、めったに見られないけれど、でかい図体のちょんまげを結った力士たちが、「がまるちょば」と言って挨拶している姿を想像すると、ちょっと面白い感じがする。

 

 

 

 

 

 



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