今回は、なじみの深い「野菜」の名前の話をしたい。
「野菜の話」とは言っても、私は「栄養学」とかも学んでないし、「調理」の専門家でもないので、至極、表面的な話になってしまう恐れがあるので、その点は、先だってお詫びを申し上げておきたい。
標題の順番通りで行けば、まず、「かぼちゃ」である。英語では「バンプキン」='Pumpkin'と言い、確か「パンプキン・ヘッド」='Pumpkin Head' とい . . . 本文を読む
以前の記事で、「アジアの言語比較」として、主眼は「美味しい」と「気持ちいい」を表現するときに、「同じ単語」で可能か否か、そして、「関連する単語」として、どのような語彙が使用されているか、を見てみた。
今回は、「ベトナム語」について、そのあたりを少し深めてみたい。
まず、「ベトナム語」で「美味しい」と言いたいときは、「ンゴン」='Ngon' である。
そして、「上手だ」とか「すごい」とか言うと . . . 本文を読む
最近、日本語を勉強している「ベトナム人」と、「日本語」の様々な「語源」とか「由来」について語り合うことがあった。
その中で、この「とんぼ」の語源は、「飛ぶ羽」だという説と「飛ぶ棒」だという説の2つがあるが、どう思うか、という話になった。トンボが飛んでる姿からイメージすれば「飛ぶ棒」を支持したいというのが、私の考えで、「ベトナム人」もそれには同意を示していたが、実は、「とぶ」というのは「大和言葉」 . . . 本文を読む
私は長い間、この「エベレスト」という山の名前が、「エバー」='Ever' (永遠の)+ 「レスト」='Rest' (休息)の「複合語」であると信じ切っていた。それが「誤り」で、全くの「勝手な思い込み」であると知ったのは、かなり最近になってからのことである。
幼少のころ、多分「小学生」だったろうけれど、何かのテレビで「山登り」で遭難する「実話」か「フィクション」だったかわからないけれど、その印象が . . . 本文を読む
表題の通り、今回は、少し「目」に関係する話をしたい。
まず、日本語の「慣用句」となっているのは、「鵜の目、鷹の目」である。これは、「鵜」も「鷹」も獲物を狙うイメージが定着している「鳥」で、「獲物を狙うような鋭い目線で」ということを示す「比喩表現」として用いられる。
次の「魚の目」であるが、上記は「表題」という都合により、「うのめ、たかのめ、さかなのめ」と読ませたい。
これを「うお」と読むと、 . . . 本文を読む
今回は「とうもろこし」のお話をしたい。
実は、個人的に「とうもろこし」が好物で、新年の「初詣」/「三社参り」の境内の「出店」でこんがりと焼いた「とうもろこし」にかぶりつくのが大好きだった。と、同時に、その「とうもろこし」という名前にも興味を持っていた。
学校の授業で、昔、中国に「唐」という国があって、この「とうもろこし」の「とう」は「外来」を意味しているのだ、と学んだ記憶がある。では、「外来」 . . . 本文を読む