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クリスマスはまだ終わってなーい!(12月26日)

2018年12月26日 | pocknの気まぐれダイアリー
2018年12月26日(水)
日本ではハロウィンが終わると町はクリスマスモード一色になり、クリスマスイブがクライマックスという感じで、本当のクリスマスの12月25日は、もう名残りを楽しむ程度。26日ともなれば町のクリスマス的なものは一掃され、すっかりお正月モードに入れ替わる。日本で最も大切な行事はお正月。新しい歳神様を迎える準備のためだから、これは仕方ないかも知れないが、クリスマスは12月25日で終わりじゃなーい!

26日の今日、ラジオやテレビ、フェイスブックなどで「クリスマスも終わったし…」みたいな話が飛び交っているのがとても気になった。誰でも知る通り、クリスマスはイエス様が生まれたとされる日。その誕生日を祝うのがクリスマスだ。12月25日はクリスチャンにとっては待ち焦がれた大切な「神の子」の誕生日でクリスマスの初日、つまり始まりだ。ヨーロッパでは12月25日と26日が祝日で、古くから25日から3日間は「クリスマス第1、第2、第3日」と、お正月の3ヶ日のように祝われ、それに続く元日や、新年最初の日曜日、1月6日の顕現節と、クリスマスの関連行事が続く。

だからドイツ人の家庭ではお正月になっても当然のようにクリスマスツリーは飾ってあるし、日本だって教会では飾ってあるはず。ドイツのウェブラジオを聴いていれば、まだまだクリスマスの音楽が流れている。これを「季節外れ」と言うのは間違いだ。ましてや26日でクリスマスは終わっただなんて大間違い。

「日本はお正月を大切にするから、クリスマスは続いていてもクリスマスのものは片づけてお正月の準備をする。」

ここのところは是非ともわかっておくべきだ。


バッハのクリスマスにちなんだ名曲に「クリスマス・オラトリオ」という声楽作品がある。これは全6部から成る大作で、それぞれ上に記した記念の日に演奏される。全6部のうちの最初の3部が、それぞれ「クリスマス3ヶ日」のための音楽なので、我が家ではクリスマス第3日の12月27日までツリーを飾っておき、クリスマス・オラトリオを聴いている。

日本の神様は寛容なので、歳神様をお迎えする準備と多少重なっても許してくれるだろう。26日に飾りをとっとと片づけちまうのは改めてもいいのでは?


♪ブログ管理人の作曲♪
合唱曲「野ばら」(YouTube)
中村雅夫指揮 ベーレンコール
金子みすゞ作詞「さびしいとき」(YouTube)
金子みすゞ作詞「鯨法会」(YouTube)
以上2曲 MS:小泉詠子/Pf:田中梢
「森の詩」~ヴォカリーズ、チェロ、ピアノのためのトリオ~(YouTube)
MS:小泉詠子/Vc:山口徳花/Pf:奥村志緒美

拡散希望記事!やめよう!エスカレーターの片側空け

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