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KUMIKOのブログ

ボビンレースとバイオリンの日々…

カード文化

2012年11月29日 22時11分22秒 | インポート

世界で一番カードの種類が多いのが、アメリカではないかと思います。

誕生日カードもただ単に「お誕生日おめでとう」ではなくて、義理のお母さんに、とか義理の娘に、とか、内容も、とにかくそれだけで、立派なお手紙になっていて、自分では恥ずかしくって書けないようなことが書いてあるので、それにさらに付け加える必要もないくらいのものがたくさんあります。

きれいなカードもたくさんあって、レース柄、レザーカットのレース模様なんてのはもちろんざらです。

レースカットのカードについては、日本がダントツに細かい細工のものが多いのですが、お値段も半端ではないので、1枚、2枚出すならともかく、たくさんの人に出す人向きではありません。

毎年この時期は私は特別経費をさいてて、クリスマスカードを作って送ります。

毎年、「やめようか、やめようか、」と思いつつ、「やっぱりなーー」と作っています。

一応レース作家ともあろうものが、オリジナルのクリスマスカードも作れないようでは、そういう資格もないではないかと、モチーフも、ともかくクリスマスモチーフにして、喪中の方たちにもお出ししています。

「喪中だと、年賀状がなくて、さみしいです。さみしかったときクリスマスカードをもらえて、うれしかった。」という方もいたので、気にしないで出すことにしています。

thank you カードも、ともかくアメリカがきれいなものがあります。

今月いただいたカードをちょっと写真にしました。

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左のレース柄の入ったカードのシリーズは私のお気に入りのメーカーのもので、大体レース

仲間は趣味が似ているのです。

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こちらの左端のものはお手製のカードです。

私もカードは好きで、結構買いだめをしています。

好きなメーカーのものが、気が付くと、もう手に入らなくなったりするのが心配で、、、

本当は字がきれいならば、日本の和紙の便せんで、美しい文章をしたためれば、それが一番なんでしょうが、字にも自信がないし、この忙しい現代生活で、落ち着いて、手紙などを書く生活が、遠ざかるにつけて、ごまかしのきく美しいカードが必需品となってきています。

ベルギーで、カリギュラフを習ったときは楽しんで、,遊んで、書いたりしましたけど、ともかく150枚以上も出さなければならないので、そんなことしていられません。

昔、ベルギーのレースのともだちで、本物のレースを一枚一枚作って、カードを作って、出してくれた人がいます。少なくともグループの仲間、7人には、、、彼女はその後、パーキンソン病になって、昔作ったレースを切ってカードを作るようになり、それも今や途絶えてしまいました。

クリスマスカードを全部取っておいたりすると、大変なことになるので、選んで、とってありますが、それでもかなりの量となっています。

ものを減らすには、カードもメールで送って、それで、コンピューターに保存する時代となるのでしょうか、、、。

生徒はそれでもカードがほしいというので、ともかく作っていますけど、150人に一言書いたりすると、それだけで、精神的に疲れてしまうし、第一同じ言葉じゃないし、頭が英語モード、フランス語モード、たまにはスペイン語モード、挨拶だけはフラマン語なんてやってると、くたびれてしまうので、ともかく宛名だけは、それでも手書きで、出していますが、ほとんどカードだけを封筒に掘り込んで、出すこととなっています。ごめんなさい。

昔、スペイン人全員に封筒だけ出したことがあって、それ以来、できるだけ中は確認しているんですけど、、、。またもし。封筒だけ届いた方は、遠慮なさらずにお申し出ください。

今日は事務連絡のブログでした。



暇人?

2012年11月06日 01時49分41秒 | インポート

迷惑なことに、暇人が多いのか、消しても消してもくだらないコメントが毎日のようにつくので、コメントを表示しないことにいたしました。

まともなコメントを書いてくださる方は、私の個人メールアドレスをご存知の方たちばかりですので、お手数ですが、そちらにご連絡ください。

時間がなくて、毎日を過ごしているものから見たら、なんとバカな暇人が多いのかと、あきれます。

生きている間に何をするべきなのか、まともに考えていただきたいです。

世界にはどうしようもない悲惨なものもありましょうが、美しいものもたくさんあるはずです。

与えられた命と、それそれの能力を使うことこそが、人間の尊厳を守るものなんだと思うのですが、自分も他者も貶めることなく、世界のどこにいても日々を大切に過ごしていきたいと思いませんか?

今日はタイトルにあった写真が思いつかないのですが、、、F1010032

喪失に向かって、急ぐな心よ、

美しいものはすべて風に書いてある。

昔好きだった言葉です。

世界中にいる、友達におくります。

私は元気です。     KUMIKO


88 才ハリエット!

2012年10月21日 23時05分27秒 | インポート

只今アメリカのミシガンにいます、明日からはフロリダです。

アメリカに教えに来ることになったきっかけは、Bruggeで知り合ったハリエットの参加しているレースグループに遊びに来ることになったことが、発端です。

そのハリエットも今年88歳です。

なんと10年以上かけて編んでいたバンシュレースが、この写真のものです。

そろそろ目もかなり弱って、同じことを何回も聞くようになってしまっているので、これは私が編み上げてあげようかと思い、、止まっているマリールーのところにおいて行ってもらいました。。

彼女は実はカルフォルニアに住んでいるので、レースの講習の後は、戻ってしまったのです。

今回なんと、飛行機のチェックイン荷物!!デモってきたので、開けた時には50本以上もの糸が切れていたので、持って帰るのを禁止しました。P1010278

これは結構大変なレースなので、来年は少し長く滞在して編んであげないとだめかもしれません。

デモここまで編んだんだから、仕上げてあげたいです。


新しいマップ Lieflijk Brugge!

2012年06月07日 20時30分12秒 | インポート

長いことお待たせしていた Bruggeの景色の共同作品のマップがやっと完成しました。

作者の一人が亡くなってしまったこと。初めから、出版の予定はなくて、それぞれ自分たちが作ればそれで終わりのつもりで、始めたプロジェクトだったので、最初は、出版しないのかと聞かれてもNOと答えていたものだったのですが、とうとうみんなの要望を断れなくなって、出版することになってから、すでに5年はたったと思います。

なんと、ほとんどをもう一度書き直して、また新しく作り直さなければ出版できなかったことなど、いろいろな要素が絡まって、第一、書き方もみんな違うし、みんな年も取っているし、時間がかかるんです!

日本人である私は、締切りと聞けば、律儀に必死になって、締切りを守って、ことを進めておりましたが、なんのことはない!1年前にすでにすべて私の分は渡してあったのですが、最後にグランドの試作とテクニック図を日本で、書いて、作って、送ったりと、結構ぎりぎりまで、仕事をしておりました。まあ、自分でやるといったんですが、ほおっておいたら、もっと時間かかりそうだったので、自分でやるといってしまったんです、、、。只今本は日本に向かっています。

ドイツ経由です。アメリカの軍隊関係で仕事しているマイケルが送ってくれたので、なんとドイツ経由ですが、アメリカ便です??2011_6gatu_013

750部の限定出版ですので、入手はお早めに!

ちなみに私のはナンバー0004です~~~。うれしいな!

ところで、遅ればせながら、7月6,7,8とフランスのカーンの町で、OIDFA国際大会があります。皆さんのほうが私よりご存知だと思うので、わざわざお知らせすることもないかと思いましたが、今からでも行きたいという方もいらっしゃるかと思い、遅ればせながら、ご紹介。

私は行きませんが、どこからか、写真は手に入ると思いますので、またそのうち載せられたら、載せます。

個人的には隠れた名人を探すのが好きなので、大きな大会というのはよっぽどでないと行きません。

素晴らしい刺繍の名手が先日亡くなりました。お別れしたのが土曜日。亡くなられたのが日曜日。導いてくれる人がいなくなって、途方に暮れております。先生から渡された、宿題をせめて、何年かかっても仕上げようと思っていますが、わからないところを、誰に聞いたらいいのでしょうか、、、先生と同じく自分で、試行錯誤しながら、やり方を自分で探すしかないのでしょうね、、、。

自分だって、いつどうなるかわからないので、仕上げるべきものは何とか仕上げないと、、、

そう思いつつ、只今気が抜けております。KUMIKO


たまたま、、、、追記

2012年03月17日 09時17分17秒 | インポート




昨日のブログのタイトルの意味が分からなかった方が多いと思うので、付け加えます。

もともとレースを始めた時に、ボビンレースなるものが、どんなものか知らないで始めたのです。

多くの方が、ボビンレースをやりたい。それで先生なり手段なりを見つけてやった。あるいはほかの手芸をやりつくして、ここに来た。というような話をされています。

私の場合は、まあ、ネルヴァルの本の中の言葉に引っかかって、想像で、どんなもんかと思っていただけで、霧深い、フランドル地方の暗ーい世界を想像して始めたのであって、これがほかの地方のものならやっていない。

たまたまベルギーのレースの展示会が日本であって、この謎の糸の動きに俄然やる気が出たのと、ツアー旅行で激安のがあって、行ったら、BRUGGEの町にはまり。さらには、ああ大間違い、のvisaまでもらえてしまって、行ったら、先生とまた大いに馬が合った。

そんないろんな偶然が重なって、そのあとずっとやってるのはまあ、こちらの勝手ですが。

そのあと出会ったいろんな方たちも、あえて、探した、というよりも、待ってたら、出会った、というのが正しいような感じなのです。

レース自体にしても、理解したり習得するのに苦労したといいうような思いが、まずありません、、、、。まあ、ず~~~~~とやってましたけど。社会的お付き合いはすべて断って、まあ立派な「レースおたく」ではありましたが。

だから、一生懸命やっている人を見ると、がぜんできることはやりたくなるし、知っていることは教えたくなるのですが。反対に何かとんでもない思い違いをしているような人とはお付き合いしたくない。とわがままな発想が出ます。

今でもBruggeの小さな部屋は、そんな風にこもって過ごせる、小さな小さなお城です。

作家がホテルにこもるように、そこにこもっていると仕事が進みます。飽きたら、1人暮らしの友達のお年寄りのところに遊びに行って、コーヒーいただいて、また戻って、仕事。

出来上がったら、一人で喜んで、歌うたって、自分のご褒美に、お買い物行ったりして、何かきれいなものをget!

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これ、手描きです。

隠れ趣味でやりたいと思っているのは陶器の絵付けなんですが、、、道具もお友達からもらったのがあって、あとは時間を見つけてやるだけなんですが、なかなか神様、レースと違って、私にその機会を落としてくれないので、まあまだその時期ではないのかなと思っております。

今の自分の仕事をやれということですかね。KUMIKO