リマの鉄道模型はそのほとんどがパンケーキモーターユニットを動力として走行します。
パンケーキとは随分とユニークな名前ですが、リマのトラクションユニットのように薄っぺたい形状の電機子でできているモーターを呼ぶようです。
ハッキリとした定義は分かりませんがどうもそのようです。
リマ社以外でこのタイプのモーターを使った鉄道模型は記憶にありませんが、HOスケール(1/64くらい)の古いスロットカーにはシャシーをモーターケースとし、アーマチュア(電機子)を寝かせて取り付けたパンケーキモーターのオーロラT-JET(サンダージェット)がありました。
T-JETもリマ製品も構造が単純なのでしばらく走らせていなくて不動になってしまっても、分解調整ですぐもとのよく走る状態に回復させられます。
リマのユニットは数種類のタイプがありますが構造はどのタイプの物もよく似通っていて共通パーツの使用も少なくありません。
Nゲージの国鉄485系が間延びした大きな台車なのもプリマウスMDTがロングホイールベースで大柄なのもこれら足回りのユニットが他の車種と共通だからです。
リマはこのユニット構造がとても気に入っていたようでどんな足回りの車両でもこのユニットを採用しています。
一般的な車軸配置4-4(B-B)は片側が集電用もう片側がモーターユニットです。
車軸配置6-6(C-C)も基本構造は4-4(B-B)と同じです。
ホイールベースの短い小型のディーゼル機関車は一見すると4-4ですが、模型の構造はプリマウスMDTと共通のユニットが2-4-2で収まっています。
古いHOゲージでもこれと同じ構造の4-4(B-B)機関車を見たことがありますがリマもモーター一体のパンケーキユニットを使いたいが為、ホイールベースの短い車両にこの構造を採用したのでしょう。
車軸配置2-6-4(2-C-4)の蒸気機関車はそれ自体に車輪のないユニットをシャシーに留めギヤーで動輪3軸を駆動させています。
まさに努力の賜物のような構造です。
これら製品を見ての通り、リマの模型はパンケーキモーターのオンパレードです。
・構造が単純なので調整が容易。
・不具合が出た場合のパーツ交換も容易。
・ユニット単位の取り換えも容易。
実物をかなりデフォルメしていてディテールも簡略化。構造もB-Bが2-Bのように片側の台車のみ駆動するなどチープなモノかもしれません。
しかし、壊れにくく長持ちするというのは優良玩具の条件ではないでしょうか?
イージーが最高!
鉛筆の芯は黒鉛?=カーボン?=カーボンブラシ?
どうでしょう・・・?
鉛筆の芯をφ2位に削れば上手くいきそうですね 有り難う御座いました。
最終的には、KATO_ASSy の 927010_Motor Brush Set: Brush, Cap, Spring のブラシが
ぴったりでした。交換の際には、これが お薦めですね。
残念!
KATO_ASSy の 927010_Motor Brush Set: Brush, Cap, Spring ですか!
ご参考にさせていただきます。
私が最初に買った鉄道模型はリマの新幹線0系ですが、これの動力もパンケーキモーターでした。
以後、リマ社の鉄道模型は買わなかったので、私にとって唯一のパンケーキモーター動力の鉄道模型でもありました。