出戻り下手くそウォーゲーマー日記

気を抜くとコレクターだよ人生は~時々プレイするウォーゲームとコレクションを中心に記録を残そうかなっと

アルンヘム強襲 ~ボードウォーゲームコレクション (成仏編その1)~

2018年03月08日 03時30分09秒 | ウォーゲームプレイ日記
2018年3月3日

アルンヘム強襲 (Storm over Arnhem) :
このゲームについては、以前に未プレイコレクションとして紹介していたのだが、ようやく松山六角会の例会でプレイすることができた。今回は、英軍を担当。独軍はセンパーさん。とにかく、初めてのプレイなので最初は勝手がわからず手探り状態だったが、それは相手のセンパーさんも同じだったようで、苦労しておられたようだ。ゲームが終わってお互いの感想は、「勝てる気がしなかった」で、奇しくも感想が一致したのが面白勝った。



写真は、初期配置終了後の状況

 今回、初めてのプレイなので、アルンヘムの英軍の気分を味わえれば、と思って、ドイツ軍の初期戦力も増援も一切確認しなかった。1ターン目、英軍にイニシアチブがあり先攻なので、早速どのユニットを動かそうか/射撃させようか、と考えて思い当たった。「いやいや、これ英軍が先に手を出したら、ユニット裏返って防御力半減でタコ殴りされる状況になるヤン」と。というわけで、

 「ひたすらパスを続けて、極希に訪れる好機に攻撃してドイツ軍ユニットを着実に減らしていく」

という、サナギマンの様なプレイをしないといけないことに気づいた。作戦級のゲームと違って、敵ユニットが交代したり全滅しても戦闘後前進がないのは最初慣れなかったが、徐々にシステムになれてくると、サナギマンに徹さないといけないことが益々身に染みて判ってきた。

 今回のプレイだけかもしれないが、どこかのタイミング以降攻守が逆転して英軍が攻勢に出るといった潮目が変わるポイントはなく、とにかくサナギマンに徹するという展開だった。このゲームの英軍は、結局、堪え忍んで蜂の一刺しを狙う、というゲームのようで、今まで経験したことのないシチュエーションだった。かなり、精神的に重いなぁと思った。

 結局、英軍がなんとか勝ったのだが、天王山だったのは、エリア29か30だったかの独3ユニット+HQが英軍の射撃で全滅したことだったのかもしれない。これで、英軍は北西からの圧力が消えてずいぶん楽になった。独軍担当のセンパーさん曰く、HQが吹っ飛んで砲撃できなくなったのが痛かった、とのことでした。あと、独軍の砲撃のサイの目が悪過ぎた嫌いはあったのではないかなぁとも思った。平均的にはもっと英軍が砲撃で吹っ飛ばされても良さそうだったし。

 独軍を持つとまた違った印象を持ちそうなゲームで、いずれにしてもアルンヘムの状況が感じられるいいゲームだと思ったので、完全に成仏まであと数回はプレイが必要かもしれない。

Victory in Europe 「ビクトリーインヨーロッパ【積み木の欧州大戦】」 ~ボードウォーゲームコレクション (未プレイ編その14)~

2018年02月19日 19時57分50秒 | 未プレイウォーゲーム

(画像はBoardGameGeekのもの)

:
カナダアメリカ(創業はカナダで、後にアメリカに移転していました)のゲームメーカーColumbia Games社から出版されている、積み木を使った戦略級の第二次欧州大戦のゲーム。

Board Game Geek の紹介ページ https://boardgamegeek.com/boardgame/157521/victory-europe

 積み木のウォーゲームで有名なColumbia Games社の第二次欧州大戦の戦略級のゲーム。クラウドファンディングのKickstarter で募集が始まって、早々に pledgeした。このゲーム、楕円形のマップを使ってプレイするのだが、Kickstarterのみで注文できる「通常よりも大判の一枚モノのマップ付の特別セット」を注文した。確かに注文したつもりだったのだが、どこかでミスしていたらしく、実際届いた商品は、単に通常版(ルールブックだけ、フッターに Kickstarter Versionと書かれている)で、大変がっかりした。Pledgeの履歴を見たら、確かに通常版でおまけ無しだった....課金も通常分しかなされていないので、損はしてないけど、ものすごく残念。


こんな地図を使うので、雰囲気だけでも楽しそう。(画像は、Board Game Geekのもの)

Boad Game Geekでは7.0と非常に評価が高いので、結構面白いのだろうと思う。手元のルール和訳(サンセットゲームズさんに頒布していただいた)は、1.0版の訳だと思うが、現在英語版は1.2版になっている。どうも、1.0→1.1→1.2と改訂を経るにつれていろいろな不具合が修正されて、発売当初よりも面白いゲームになっているっぽい。(未プレイなので当然伝聞形)

現代のウォーゲームとしては当たり前になったカードで歴史的イベント再現(発生時期や効果をゲームシステム側がコントロールする仕組み)するカードドリブンシステム(Card Driven System:CDS)と積み木が組み合わさったわくわくするシステムなので、面白いマルチプレイヤーゲーム(3人までプレイ可)になるだろう。

合宿でもしてプレイしたいゲームの一つ

Napoleon: The Waterloo Campaign, 1815 「ナポレオン:ワーテルロー会戦1815」~ボードウォーゲームコレクション (未プレイ編その13)~

2018年02月14日 05時18分00秒 | 未プレイウォーゲーム

(画像はBoardGameGeekのもの)

Napoleon: The Waterloo Campaign, 1815 (ナポレオン:ワーテルロー会戦1815) 【通称:積み木のナポレオン】:
カナダアメリカ(創業はカナダで、後にアメリカに移転していました)のゲームメーカーColumbia Games社から出版されていた、積み木を使ったナポレオン最後のワーテルローの戦いを模擬するウォーゲームの第3版。(現在は2013年に内容が刷新された第4版が発売されている。)

Board Game Geek のページ https://boardgamegeek.com/boardgame/1662/napoleon-waterloo-campaign-1815

 積み木のウォーゲームで有名なColumbia Games社のナポレオニックゲームの第3版。所謂、戦場の霧(Fog of War)を簡単に実現でき、しかもステップロスを積み木の向きを変えることで表現するというシステム。第2版はアメリカのAvalon Hill社から発売されていたので、80年代から2000年頃にかけてホビージャパンが輸入して日本語解説書付きで販売していた。当時のカタログの宣伝文句は、

「1815年、皇帝に復位し連合軍を撃破するためにパリを出発したナポレオンの作戦は、もう決まっていた。イギリス軍トプロシア軍が合流する前に、各個に撃破してしまえばよいのだ、と。では何故、彼はワーテルローの地に敗れ去ったのか。プレイアブルなこのゲームで、この問いに挑戦してみよう。」(ホビージャパンのカタログから引用)

となっていた。ワーテルローの戦いそのものとそのシミュレーションへの興味が掻き立てられるいい説明文だと今なら思う。でも、当時は、肝心の積み木のシステムのことが一切わからないし、カタログの写真では積み木を採用していることもよくわからず、他のゲームと違ってカウンターシートがないし、ゲームコンポーネントに対して不安を掻き立てられた。さらに、当時は、
 (分厚いルール)=(緻密なルール)=(正確なシミュレーション)=(良いウォーゲーム)=(面白いウォーゲーム)
という偏った価値観に支配されていたので、日本語解説書がファミリーゲーム並みの12ページしかないことで、「おこちゃま向けか?!」と全くのノーマークになってしまった。(若さゆえの過ち。自分がおこちゃまだった....今なら、上の等式の等号のいずれもに成立しない場合があることを知っているのだけれど。)

Board Game Geek(BGG)によると、もう少し細かく分けられるようだが、この積み木のナポレオンは、
  初版  1974年 Gamma Two Games
  第2版 1977年 Avalon Hill
  第3版 1993年 Columbia Games
  第4版 2013年 Columbia Games
とこれまでに4種類が出版されたらしい。
今手元にあるのは、Columbia Gamesの第3版。BGGによれば、第3版はユニットの数が最も多く、84個ある。第1版、第2版は48個らしい。
Gamma Two Games という出版社はColumbia Games社の前身らしいので、Avalon Hillから出ていた第2版以外は、同じ出版社から版を重ねて息長く発売されているので、高い評価を受けている良いゲームであるのだろう、と今なら想像がつく。

そのうちプレイしたいなぁ、と思っているうちに年月だけが過ぎていき、2013年には第4版が世に出てしまった。第4版はコマが58個と、第3版から大幅に減らされていて3版よりプレイアビリティを向上させつつ、なおかつ第1版、第2版よりもいろいろなエッセンスが再現されており、「シミュレーション性とプレイアビリティのバランスが一番良い」、という評価もあるようなので、第4版にも興味が沸くが、ゲームコレクターからゲーマーへのリハビリ中の身としては、まずは手元の第3版をプレイするべき、と踏みとどまっている。

まだ私は松山六角会でナポレオンものをプレイしたことがない(プレイされているのを見たこともない)ので、AHの戦争と平和(War and Peace)と合わせて、ぜひプレイしてみたいと思っている。

The Blocks of War Victory「ビクトリー:積み木の戦争」~ボードウォーゲームコレクション (未プレイ編その12)~

2018年01月26日 21時33分32秒 | 未プレイウォーゲーム

(画像はBoardGameGeekのもの)

Victory: The Blocks of War: Victory (ビクトリー:積み木の戦争) :
カナダアメリカ(創業はカナダで、後にアメリカに移転していました)のゲームメーカーColumbia Games社から出版されている、第二次世界大戦をモチーフに、積み木を使って架空の戦争を模擬するウォーゲーム。

Board Game Geek のページ https://boardgamegeek.com/boardgame/87/victory-blocks-war

 積み木のウォーゲームで有名なColumbia Games社の架空戦のゲーム。所謂、戦場の霧(Fog of War)を簡単に実現でき、しかもステップロスを積み木の向きを変えることで表現するというシステムで、第二次大戦頃の兵器体系での架空の国家間の戦争をシミュレートするというもので、積み木システムに興味があったので購入してみた。

 思い返せば、渡英中にこのゲームを購入したのだが、周りのイギリス人とプレイできると良いなぁと思って、コツコツとルールの和訳を作成して準備を整えたけど、彼らは「世界最強のビスマルクは我らがRoyal Navyが沈めた」とか「レーダーは我々が発明した」とか言う割には、アフターファイブはPUBでビール飲むばかりでボードウォーゲームには興味を示してくれなかった。仕方がないのでソロプレイをできるか、というとこのゲームはブラインド方式なのでそれもできず、結局木製ブロックをじゃらじゃら言わせてプレイする日を夢見る日々を異国で送った次第。
(なお、後日、ウォーターラインのKingGeorgeV世と大和を並べて「世界最大最強は大和」ぢゃ、と彼らに見せた)


(プレイ画像はBoardGameGeekのもの。こんな光景を夢見ていた。)

それからずいぶん年月も過ぎたけど、結局いまだに未プレイのまま。
帰国後に追加マップも、追加ブロックも、エリートブロックも買いそろえたけど、これらが日の目を見る日はくるのだろうか。
いや、必ず成仏させねばならない!


War of 1812 「積み木の米英戦争」~ボードウォーゲームコレクション (未プレイ編その11)~

2018年01月22日 00時55分19秒 | 未プレイウォーゲーム

(画像はBoardGameGeekのもの)

War of 1812 (積み木の米英戦争<邦題は一般的ではないかも>) :
カナダアメリカ(創業はカナダで、後にアメリカに移転していました)のゲームメーカーColumbia Games社から出版されている、米英戦争における五大湖周辺の戦いをゲーム化したもの。

Board Game Geek のページ https://boardgamegeek.com/boardgame/1645/war-1812

 積み木のウォーゲームで有名なColumbia Games社の米英戦争のゲーム....なのだが、実は、購入時は米英戦争というのをほとんど知らなかった。そのため購入経緯がちょっと変わっている、というか、間違って買ってしまった。その経緯は、同じColumbia Games社から出ている積み木のナポレオン(こちらは超有名ゲームだが、やっぱり未プレイ)と呼ばれるワーテルローのゲームを注文したときに、タイトルだけ見てこちらも同じナポレオンモノだと思い込んで注文したら、米英戦争のゲームが届いてひっくり返りそうになった、という次第。

当時、「1812と言えば、チャイコフスキー。ならば、ナポレオンのロシア侵攻」という思考回路だったので、ナポレオンのロシア遠征を題材にした作戦級か戦略級のゲームだと勝手に思い込んでしまい、米英戦争とは夢にも思っていなかった。届いたパッケージを見て、
「何でユニオンジャックと星条旗が描いてあるん?」
「Shopが間違って発送?」
「え? でもゲームのタイトルは "War of 1812" になってるやん???」
「米と英って独立戦争の後も戦争してたかいな?」
「そういえば、始終もめてたよなぁ」
「あ~あ、やらかしてしもた」
というような感じだった。

  でも、このゲーム、かなり評判が良いようで、ルールもそんなに無いし、駒も多くないので、早めにプレイしてみたいと思っている。いつものごとく、ハードルはルール読むこと....

教訓:ゲームを買うときはタイトルだけで決めずに、ちゃんと中身を吟味しましょう