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植物のふしぎ

植物をはじめ、生物のふしぎな生態をレポートします。
🌷ガーデニング・家庭菜園・草花と自然🌷

ハボタンは既に野菜という認識

2025年04月19日 | 家庭菜園

あの〜、goo blogのサービス停止・・が〜ん。他の人よりショックを受けている自信があります。まぁその理由については日を改めますね。


今日は気を取り直してハボタンの話。ハボタンがとう立ちしてきたので花茎を折りとって食べたのは以前に

キャベツとハボタンの抽苔を食べてみた話

でレポートしました。簡単に言うと、ハボタンの花茎はキャベツのそれと同等に美味しくいただけるという結論でした。

その後のハボタンの様子をご覧ください。

じゃじゃ〜ん。脇芽がすくすく育ってきています。また収穫できそう!!肥料やらなくっちゃだわ。わたしの中でハボタンのカテゴリーは既に野菜です。

そうそう、昨日、キャベツにモンシロチョウがとまっていたのですよ。青虫発生間近、皆様もお気をつけください。モンシロチョウが卵から孵化するのに4〜5日程度らしいのでもう青虫になってるかな?・・と見てみたら、まだ卵からかえってはいませんでした。しかしあっちにもこっちにも卵だらけ。かなりの数が産み付けられていました。これから虫と格闘の日々。

そう言えばNHKの「植物に学ぶ生存戦略」という番組で青虫がキャベツを齧ると、キャベツから信号が出されて天敵のアオムシコマユバチが呼び寄せられる、ってやってました。山田孝之さん、面白い!!

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期限切れと自家採・発芽したのは?

2025年04月16日 | 家庭菜園

3月30日にコマツナ「良太郎」とチンゲンサイのタネを蒔きました。今日はその結果報告です。

コマツナの有効期限は2021年10月でチンゲンサイの有効期限は2018年2月のタネを使用しました。チンゲンサイに関しては、2019年に自家採種したタネも蒔きました。

いずれも期限切れだし発芽率のことを考えてかなり厚めに蒔いたのでした。自家採種したタネを見て思ったのですが、販売されているタネはしっかりした品質管理されているんだな。

そして結果はというと・・

手前の5列がコマツナで、次の何も生えていない3列が2018年期限切れのチンゲンサイ、奥の3列が自家採種のチンゲンサイです。4月8日に発芽が始まって写真は4月14日のものです。

買ったタネでも切れて7年も経つと生えてこない。思いの外自家採種でも生えてきている!!しかし、心配で厚まきしたからこれから間引きが大変。

ちなみに今年買ったコマツナのタネ「はかた小松菜」、タネの数を数えて発芽率を調べたら100%発芽しました。

【まとめ】

  1. 期限切れてから3年以上経ったコマツナでもそこそこ発芽はしました
  2. 期限切れてから7年以上経ったチンゲンサイの購入したタネでは冷蔵庫管理でも全く発芽しませんでした
  3. 2019年自家採種したチンゲンサイのタネは痩せたタネが含まれて品質は良くなかったものの発芽はしました
  4. 発芽率が心配で厚まきしたので間引きが大変になりました
  5. 間引きの手間を考えたら古くなりすぎたタネは使わない方が効率的と言えます
  6. 今年購入のコマツナのタネでは100%発芽しました
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キャベツとハボタンの抽苔を食べてみた話

2025年04月08日 | 家庭菜園

3月30日の記事「収穫後のキャベツを放置していたら・・」で、結球しないキャベツは とう立ち(抽苔ちゅうだい)で伸びてくる茎の収穫に切り替える予定とお伝えしました。

キャベツも春になると、とう立ちを食べる菜花のように茎が伸びてきます。

そしてそして・・

このように、ボール型の鉢で栽培していたハボタンも同じようにとう立ちしてきたのでキャベツと食べ比べをしてみることにしました。

ハボタンなので彩りが豊富です。さすがに葉が枯れ始めているのは食べられそうにはありません。


キャベツとハボタンの歴史を簡単にまとめますね。原産は地中海から西ヨーロッパの沿岸地域。両品種とも、結球しないタイプのキャベツ、またはケールが祖先ということらしいです。江戸時代に日本に持ち込まれた当初キャベツは食品として日本人に馴染みがなかったことから園芸用に品種改良されハボタンが作出されたということでした。だからキャベツとハボタンは非常に近い仲間なんですね。

ネットサーチしてみると、ユーチューバーがネタとして「ハボタンはまず〜い」とやっていて、食感が悪い、茹でるとまずい、野菜炒め、天ぷらやアヒージョなどの油による調理ならいける、のような話でした。多くの人がチャレンジしているのは、園芸的に見頃なハボタンを使用しているということ。キャベツでも、結球していない葉は硬くてまずいですよね。わざわざ美味しくない部分を食べようとすることに何の意味があるのでしょうか。野菜高騰・キャベツ高騰の昨今、私はマジで食べられないかの調査しました。

結球しないキャベツでも、とう立ち部分をかき菜や菜花のように食べるのは有りだと思うので、ハボタンもとう立ち部分を「収穫」しました・・

右がキャベツで左がハボタンです。代表で一つずつ撮りました。色違いのハボタンを収穫しましたが、白色だけは見た目に不味そうなので避けました。

ちまたでは、ハボタンは茹でると固くてまずい、と言われています。そこで今回の調理法は あえて茹でて比較しました。

約2分間塩茹でし、その後冷水に漬けました。

そして味付けせずに比較。食レポは苦手・・なので詳しくは書きません。ゴメン。

【結果】

  1. ハボタンを茹でてもアクは出ませんでした
  2. ハボタンの抽苔はキャベツと同等の風味と食感で口に残るということもありませんでした(個人の感想です)
  3. ハボタンの色や柄の違いで風味に違いは感じられませんでした
  4. 茹でる時間は2分より短くしても良さそうでした
  5. キャベツ、ハボタンともに、抽苔専用の「かき菜」には劣るものの、味付けすれば普通に食べられると思いました

【まとめ】

  1. 他の人の食レポによると、園芸的に見頃な期間のハボタンを食べるのであれば、油を用いた調理が良さそうです
  2. 抽苔部分ならハボタンでも茹でて食べることが可能です
  3. 故にハボタンは、抽苔部分をキャベツと同等の野菜として食すことができます
  4. 園芸用の苗は食べる前提で仕立てられていないので、野菜に登録されている農薬以外の薬品が使われている可能性があります
  5. なので、食べる前提であればタネから栽培したものの方が良さそうです
  6. キャベツと同等な食味なので あえてハボタンを求めて食べる必要はないものの、とう立ちで捨てるのであれば料理に使っても良いかもしれません
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スイセンとニラの区別

2025年04月06日 | 家庭菜園

本日、スイセン「スージー」の花が咲きました。

スイセンにはいろいろな品種があります。家の庭で3品種を育てています。スージー、ニホンズイセン、ベビームーン。どれも香りの良い花を咲かせます。ちなみに、スイセンを特徴づける花の中央にある濃いオレンジの盃状の部分、これは副花冠と言います。

スイセンというと、ニラやノビルと間違えて食べたために起きた食中毒がニュースになったことがありました。2016年には死者も出たそうです。そこで、今回はスイセンとニラの区別について調査しましたのでレポートします。

何と言ってもニラには特有の匂いがあるので臭覚異常でなければ間違えることはないはず。しかし、いろいろな事情で臭覚に自信ない場合は見て判断しなければなりません。

まずは、ニラの根元あたりを注意深く観察・・

ニラでは葉の両面が平たいように見えました。次にスイセンではどうかというと・・

葉の向軸側は湾曲して凹みがあるように見えました。慌てなければ簡単に区別はできそうです。

次に各々切り出しての比較です。

上がニラで下がスイセンです。やはり根元の様子は大きく異なっていました。葉の一枚を剥がし取って比較すると・・

スイセンに比べてニラは平らな葉でした。念のため、各々の断面を観察すると・・

右がニラで左がスイセンです。写真上が葉の先端の方、下が根元に近い方の葉の断面です。上方向が葉の向軸側、下方向が背軸側です。

ニラでは根元に近い方では背軸側にやや膨らみはあるものの向軸側は平でした。そして葉の先端に行くにつれて扁平になっていました。一方、スイセンでは、先端に近い葉でも厚みがあり、向軸側が凹む形で湾曲していました。

それから、注意しなければならない点として、ニラは花を放置すると種子がたくさん実り分布が拡大するということです。知らないうちにスイセンの近くに生えてきてしまうこともあり得ます。一方、スイセンは完璧に花柄詰みをして球根を太らせるようにしておけば種子で拡散するようなことはありません。あとは、スイセンの球根が移動しないように、付近の土を野菜栽培の近くに動かさないように注意しておけば良いです。

【まとめ】

  1. スイセンの品種は多数あり、花は早春〜春に咲きどれも良い香りがします
  2. スイセンは全草に、リコリン、ガランタミン、タゼチンなどの毒性のあるアルカロイドが含まれています
  3. 過去に、誤って食べた人が死亡したことがありました
  4. スイセンの葉は厚みがあり、向軸側が凹むように湾曲しています
  5. 一方、ニラは、扁平な葉で、特に向軸側には湾曲がありません
  6. ニラは特異な香りがあります
  7. ニラの花は夏〜秋に咲きます
  8. ニラの花を放置しておくと多数の黒色の種子ができ分布が拡大してしまいます
  9. スイセンはタネをつける前に花柄詰みをしておけば種子で拡散する心配はありません
  10. スイセンは球根でも増えるので生息近くの土の移動には注意を払う必要があります
  11. とにかく、収穫目的のニラ近くにスイセンがあってはなりません
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収穫後のキャベツを放置していたら・・

2025年03月30日 | 家庭菜園

今日は寒い風が吹いていました。そんな中、小松菜とチンゲンサイのタネ蒔きしました。有効期限が2018年のタネと自家採種したタネ。発芽率のことを考えて多めに蒔いておいたけれどどうなるかなぁ。ワクワク。

それとは別に、今日の話題は昨年11月から12月にかけて収穫したキャベツについてです。品種は中早生2号。今冬はキャベツが高騰していたし、収穫後の株から何度でもキャベツが取れたらいいなと皮算用したのですよ。それで収穫後の株をそのままにしておきました。すると・・

写真のような様子に。キャベツは多年草なので収穫後も枯れずに脇芽は出ました。その脇芽が芽キャベツあるいは玉キャベツみたくなればお得かも・・と思っていたのですが・・どうもそうはならなそう。

春になっても結球の様子はなく、葉っぱを見ても美味しそうな感じはしませんでした。花芽ができ始めているようなので、今後伸びてくるであろう とう立ち(抽苔)の収穫に切り替えたいと思います。とう立ちを目的にするならそれ用のアブラナ科野菜の方が良かったナ。今まで菜園のひと区画を占有していた割には意味のない結果になってしまいました。キャベツは大きなものを1個収穫したら潔く撤収して次の野菜をスタートさせた方が菜園の有効活用的には良さそうですね。

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