見直し。診断士制度

高知県高知市の中小企業診断士 茂井康宏です。

今日は、中小企業診断士制度の見直しについて。
3月31日、日刊工業新聞に以下のような記事が掲載されました。

OGPイメージ

企業庁、中小診断士制度を見直し　１次試験合格者に新名称

日刊工業新聞電子版

 

きっかけは、第14回経済財政諮問会議（R2.10.6）です。
同会議で、以下のような提案がありました。




これを受けて、成長戦略会議 実行計画（R2.12.1）にも以下の文言が盛り込まれました。




そして4月20日、中小企業庁ホームページで以下の内容が示されました。

「7つの科目の一部でも科目合格することは、その当該科目の知識を修得していると評価されるべきと考えております。そのため、今後、履歴書の資格欄などに記載する場合には、第一次試験合格者(科目合格者含む)の方は、下記のように記載下さい。ただし、記載する場合は、当該試験合格の有効期間内のみが適用となりますので、ご注意ください。」



いかがでしょう。
知識を修得した者（第一次試験合格者(科目合格者含む)）の見える化を図り、中小企業の育成と活性化につなげていく、といったところでしょうか。

一部の受験生にとっては、モチベーションの向上につながるかもしれません。
「中小企業診断士の学習中です」とアピールすることもできるでしょう。
一方、近年の第一次試験の難易度低下から、中小企業診断士（受験生を含む）の質の低下が懸念されます。

今回の制度の見直しは「様々な取り組みの第一歩」と伺っています。
動向を注意深く見守っていきたいと思います。


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代表取締役社長／中小企業診断士 茂井康宏
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