主に腐日記一人旅

その時々夢中になっているものや日々の萌えを綴ります。緑川光様に加え、最近はBOYSLABの海咲きゅんな日々......。

とりとめもなく

2010-11-13 16:34:06 | 映画
久しぶりに簡単に映画の話。
そこそこ見てはいるんだけど、すぐに忘れちゃうんだよね。

最近見た中では「ビッチ・スラップ」がすごく面白かった。
悪女3人が闘う映画なんだけど、こんなに女同士が殴りあって闘う映画って初めて見ました。美女3人が鼻血出しまくり。唖然とするようなB級ぶりなんですが、それがいい。渋谷でしかやってないようなのが残念。
私は悪女ものってすごく好きなんだけど、今まで見た中で印象に残ってるのは「蜘蛛女」のレナ・オリンと「グリフターズ」のアンジェリカ・ヒューストンだな。

「大奥」も見ました。
原作を読んでなかったらそこそこ楽しめると思う。
原作を読んでるとどうしても比較しちゃうから…。
ニノ自体は悪くないんだけど、原作のイメージからはかけ離れてるもんなあ。
一緒に見た大学生の男の子はニノファンということもあってか、良かったと言ってました。
それにしても大奥といっても殆ど美男がいなかったのは、どういうこと?(笑)

佐藤健好きとしては絶対見なければと思ってた「BECK」は、いつの間にか終わっていた。

これから見たいのは友達が面白いと言っていた「キックアス」。
11歳のコスプレ少女ヒットガールが殺し屋になって悪を抹殺するんだって。
早く公開にならないかな。



昨日は2本

2009-11-17 20:42:57 | 映画
仕事が暇で休みを言い渡されたので、昨日は映画を見に行きました。

「風が強く吹いている」
原作が大好きだったので、それなりに楽しみにしてたんですが、まあこんなもんかな、という感じ。
ハイジ役の小出恵介はぴったりだと思ってたんだけど、思った通り良かったです。彼、若手の俳優の中では好きなの。最初に被ってた赤い帽子と、最後の生まれたての小鹿みたいな走りだけはいただけなかったけど、それは小出君のせいじゃないしね。
カケル役の林遣都はちょっと線が細すぎる、甘すぎると思って、イメージが違ったんだけど、走る姿は綺麗でよかったです。
あとの登場人物たちもそれぞれ良かったけど、如何せん2時間ちょいに纏めるにはやっぱり無理がありますね。
それに、見たばかりの「母なる証明」が映画を見る喜びを感じられてすごく良かったので、それに比べると映画ならでは!ってとこもなくて残念。脚本も演出も映像も。まあ、悪くもなかったってとこかな。

「THIS IS IT」
これは映画としてどうこう言うより、マイケル・ジャクソンという偉大なアーティストを偲ぶ作品だと思いました。
晩年は整形や奇行ばかりが話題になってたけれど、これを見て改めて不世出の天才だったんだと思う。
最初オーディションに合格したダンサーたちが涙を浮かべたりして口々にマイケルを称えるんだけど、それほどまでに目標とされてた彼がもうこの世にはいないんだと思うと、泣けてきました。
この映画に映し出されるリハーサル風景を見ただけでも、実際に行われてたらどんなステージになったんだろう、きっと伝説になったに違いないと思わされるスケールの大きさ。
リハーサル中のマイケルは驚くほど謙虚で若々しく、歌い踊ることの喜びに溢れていて、間もなく亡くなってしまうとは思えないし、それを信じたくないような気持ちにさせられます。
これほど才能に満ち溢れた特別な人が、眠れず薬に頼っていたなんて、切なくなってしまいます。
でも、そんな繊細さが彼を作っていたんだろうけれど。

いつもいきあたりばったり

2009-11-14 22:07:59 | 映画
高知でミクシィで知り合った若い緑川様ファンのお嬢様方とご一緒して、ああ若返りたい!本気で整形でもしようかしら!?と思った私。
昨夜は寒い雨の中、某所へ某お二方の対談を聴きに行きました。
入り口でお金を払うんだけど、1ドリンクつくのが、同じ料金で40歳以上だと2杯になるのです。
迷わず免許証を提示。たまには年くってることが役立つこともあります。
あ、これまで私、このブログでは自分の年についてはぼやかして書いてきたのですが、え~!?40超えたババアが・・・と思われたらツライので、実際の年齢より5歳ほど若いと思ってもらえるように(笑)、ちょっと逆背伸び(?)して書いてきたつもりなのです。(←その姑息さが余計にツライ!)
でも高知で会ったお嬢さん方の中にはここを見て下さってる奇特で感心な方もいらっしゃるとわかって、そうとバレたら年齢詐称?してるのもばかばかしく、返って恥ずかしく思えてきたので、これからは開き直って、堂々と加齢臭をばら撒いて行きたいと存じます。え?加齢臭は元から既にプンプンしてるって・・・!?ギャフン!

昨夜はその後、某所で偶然出会った(といっても、きっと来てるだろうなと思ってた)Hちゃんと更に飲みに行って、翌日は朝から温泉に行くというHちゃんと早めに帰ろうとしていた道々、さっきまで対談なさってた超素敵なおねえさまに呼び止められて、またフラフラと飲み始める・・・どころか、お腹が空いて深夜にがっつりお肉とご飯まで食べてしまう。
更にその後Hちゃんと別れた後、猛烈に甘いものが食べたくなって、一人でチョコレートパフェなんかを食べに行ってしまう。
美味しかったけど、こんなことばかりしてるから、私も来週温泉に行くのに・・・とても人様の前で脱げる身体ではありません。
その点同じようにダイエット的に有り得ない時間に食べてても、Hちゃんはちゃんと鍛えてスリムなプロポーションを維持していて、さすがプロは違うなあと感心してしまいます。

帰りに偶然Mさんの旦那さんのIさんにバッタリ会う。親切なIさんが駅まで車で送ってくれてラッキー。IさんはMさんと昨夜大喧嘩したという。2人はちょっとしたことでしょっちゅう喧嘩しているので、そう珍しいことではないのですが、「ほんまに2人とも子供やね。大人になりや」(関西出身のIさん夫妻の前では、つい高知弁を使ってしまう私)と言うと、「君には言われたくないね」と言い返される。

眠いのでそのまま帰ろうとしたのだけれど、一人でモーニングを食べた後(食べてばっかり)、ついつい映画を見に行く。映画館の近くでこれまた顔見知りの美しい女社長とバッタリ遭遇。年明けにご飯を食べに行こうと言って別れたけど、酔っ払っていない彼女を見たのは初めてだったかも。

映画は前から見たかった「母なる証明」を見たのですが、これが面白かった!
脚本も映像も演出も俳優もすべてが良かった。
評判の高い「殺人の追憶」より、こっちの方が私は好きだな。
母親と息子の関係とか息子の本質とか、観る者がどうとでもとれるように曖昧にしてある部分も多いんだけれど、そこがこの話により深みを与えて面白くさせていると思う。シリアスなのに滑稽でもあり、善と悪が混沌としていて、一筋縄ではいかない話。サスペンスとしてもすごく面白くて、最後は私は悲しい気持ちになったけれど、近頃見た映画の中ではナンバーワン。

家に帰ってきて、午後はご近所友達Sさんと久々に軽いジョギング。
Sさんはただいま新しい恋の真っ只中。私より年上の人のそういう話を聞くと、元気が出ます。
まあ私はここしばらくずっと激しい愛の炎を燃やしてますけどね、メラメラと、一方的に、声に・・・。

珍しく・・・

2009-08-27 03:13:54 | 映画
今日はオペラシティへ鴻池朋子展「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」を見に行きました。
Hちゃんに誘って貰って先日も行ったのですが、すごく良かったので、今日はNを誘って行きました。
作品そのものも素晴らしいのですが、展示の仕方に工夫があって面白く、とても刺激的で想像力をかきたてられ、2度目でもやはり圧倒され見入ってしまいました。
「Earth Baby」の部屋には、ずっといたいくらいでした・・・。
オペラシティのギャラリー自体に行くのも今日で二度目だったのだけれど、二度ともとても空いていてゆっくり見ることができました。
9月27日までやっているので、行ける人は是非行ってみて下さい。私ももう1回行きたいな。今度は一人で。

その後は映画「98時間」を見に行きました。
最初は冴えない親父かと思われた主人公が、娘を悪の手から救わねばならん窮地に陥った途端、素晴らしい活躍をして驚かせてくれる話です。面白かったけど、ちょっと最後があっけなかった。

それからNと別れて飲みに行きました。
でも今夜は日付けが替わる前に帰ってきた。珍しく帰ってビデオでも見るか・・・と、ツタヤに寄ってあれこれ1時間近く悩んだ末ようやくDVDを選んでレジに持って行きました。しかしカードの有効期限が切れてて更新せねばならんことはわかっていたのですが、更新の際は身分証明書がいるとは知らなんだ!
新しい財布に替えたばかりで、免許証も保険証も入れ忘れていたのに!
くそ~!こんなことならツタヤなんぞに寄らずに真っすぐ帰って、買ってあるDVDでまだ見ていないのが何本もあるんだからそれを見ればよかった。悩んだ時間がもったいないではないか!
それでもはやビデオを見る気は失くして、こうして日記を書いている次第です。
早く寝ればいいと思うでしょ?
帰ってきてラーメン食べたから、消化するまで起きてなくちゃと頑張ってるのです。
今日は珍しく緑川様のみの字もない普通の日記でした。
でも寝る前に「やんなっちゃうくらい愛してる」でも聴くか・・・(なぜかそういう気分。随分寝かせておいたから、新たな気持ちで聴けるんじゃないかと)。

素敵な女性たち

2009-07-19 21:45:25 | 映画
久しぶりの連休ですね。
でも私は3日間合計で8時間くらいしか寝てなかったので、昨夜は久々に早寝したのだけれど、今日も疲れが抜けず一日家でぼんやり、パッとしません。年とると回復力も遅いのよ。
8時間しか寝ていない日々は何をしていたかというと、久しぶりの飲み歩き、映画、野球観戦、また飲み歩き・・・酒量を減らしたい筈が、ちょっと体調が良くなるとやっぱり元の木阿弥です。

映画は「あんにょん由美香」を見ました。
2005年に亡くなった女優・林由美香に関する映画。林由美香のAVや映画は見たことなかったのだけれど、なんとなく興味を持っていた人物。監督の松江哲明という人の映画も見たことなかったのだけど、なかなか評判も良いみたいなので、期待して見にいったのでした。
しかし、う~ん・・・前半の林由美香への思い入れたっぷりのAV監督たちへのインタビューと、林由美香が出演した韓国AVを探るという後半と、なんだかこの監督がつまりは何を言いたいのかわからぬ散漫な印象を受けました。上映後、監督のトークショーがあって、それを聞くと、なるほどね・・・というところもあったのだけれど、そんな風に補足しなくちゃいけないのはダメでしょ、と思ってしまった。ま、単に私の理解力が足りないせいかもしれませんが。でも好き嫌いで言っても、私はあんまり好きじゃないな。こういうチープな感じの映画って、キュートさとかわけのわからぬパワーとかがなければダメだと思うんだけど、そういうものが私には感じられなかったので。でも名だたるAV監督たちをあんなに惚れさせた林由美香という人は、やっぱり魅力的な女性だったんだろうな。それにしても一番印象に残ったのは韓国AVを撮った韓国人監督で、この人のドキュメンタリーを見たいと思ったほど胡散臭さの漂う怪しい人物でした。

一番の収穫は監督とトークしていたAVライターの雨宮まみという人。私は知らなかったのですがすごく可愛くて含羞のある感じのいい女性で、ああいう人がAVライターって面白いなあと思い、帰って彼女のブログを見つけて読み耽ってしまった。文章も受けた印象通りで、彼女の仕事を追ってみたいと思いました。
なんだかエロ業界の人って、一般的に「こんな人なんじゃないか・・・」という先入観を持たれやすいのではないかと思うし、それは私にもあったのだけれど、それって私が無知なだけなんだなあ。
映画をご一緒したSMの女王様だって、とっても聡明で清潔感のある可愛らしい人だし、自分の知らない世界の話を聞かせて貰えるのってなんて楽しく有難いことかと思う反面、私には語るべきことが何もないのだなあ、とトホホ・・・と思った夜なのでした。

最近見た映画

2009-04-30 23:17:26 | 映画
昨日は朝まで飲んでたにも関わらず、帰ってきてジョギングをして、仮眠もとらず眠い目を擦りつつも今日を逃したら見られない!と柳家小三治のドキュメンタリー映画「小三治」を見に行きました。
が!映画館に着いたら既に満員で見られなかった・・・。私の先に入ろうとした老夫婦がとても残念そうにしてたけど、やっぱり人気があるのね。8月に再上映するようなので、その時に見ることにします。
落語といえば「座布団」出たみたいですね。まあ緑川様は出てないし、どうでもいいや。剛しいら作品では「はめてやるっ!」シリーズが大好きなんだけど、今調べたら小西克幸×成田剣でCD化されてるのね、へぇ~。辰巳鋭二・・・ああいう役を緑川様にもやっていただきたいわ~。
帰りにDVDを何枚か借りてきたけど、結局1枚も見ることなく昨日は9時頃には寝てしまった。朝起きたら先日知り合った若い男子から飲みのお誘いのメールを頂いてたのに、悔しい~!せっかく緑川様話ができる貴重な機会だったのに・・・。ああ、緑川様のことを話したい!

最近見た映画といえば「ミルク」ですよ。ゲイであることを公表してアメリカで初めて市会議員に当選した実在の人物ハーヴィー・ミルクを、これまたゲイだとカミングアウトしている監督ガス・ヴァン・サントが撮って、ショーン・ペンが演じてオスカー主演男優賞を獲った作品。
公開早々に観に行ったSMの女王様が上映中泣き通しだったと言ってらしたので、どんなもんかと思ってたのだけれど、私もグッときたシーンが幾つかあってやはり涙してしまいました。
その前にアカデミー賞を一番いろいろ獲った「スラムドッグ$ミリオネア」を見たんだけど、私は「ミルク」の方が良かったな。なのに東京でもたった3箇所でしか上映してないのが不思議。

「スラムドッグ~」は最初の子供時代の描写などはとても良かったんだけど、最後の方がちょっと物足りなかったかなあ。なんか惜しい感じ。でも「5時に夢中」で中瀬ゆかりが絶賛していて、へぇ~と思いました。
今見たいのは、「グラン・トリノ」と「チェイサー」ね。明日は映画の日だけど、高校時代の友人が2人高知から遊びに来るので、東京案内。もう一人こっちにいる友人がいろいろ段取りしてくれると思ってたのに、明日は仕事で抜けられないから私に任せたって・・・。そんな殺生な。普段あんまり出歩かない上に方向音痴の私が案内などできそうもないと、久しぶりに友に会えるのは嬉しいけど少々気が重いのです。

最近見た映画

2009-03-24 22:13:17 | 映画
「イノセント」
19世紀末のローマ社交界を舞台にした絢爛豪華でデカダンスなヴィスコンティの遺作。もう邸の調度や衣装を見てるだけでも幸せ。特に女性達のヴェールつきの帽子が素敵!なんて贅沢なの・・・。
ところで主人公の夫人の浮気相手の作家役がなかなかいい男なんだけど、彼が素っ裸になるシーンがあって、それを主人公がガン見してるんですが、無修正版なので同じく私も繁々と見ちゃった。
一般作で局部ノーカットを見ると、なんかちょびっと得したような気がするのは私だけ・・・?こないだ見たポツドールの舞台「愛の渦」でも米村亮太郎が曝け出していて、思わず見逃すまい!と、目を見開いてまじまじと見てしまいました。
これはBL的なことにも言えるかも。BLではないと思って読んでた一般作で、BL的場面に遭遇すると、些細な触れ合いでも萌えるという不思議。先日読んだ柴田よしき「Miss You」でほんの僅かBL的シーンがあったのに激萌えしました。「私立探偵・麻生龍太郎」も、悲しいくらいちょっとしか出番のない山内練の登場シーンを萌え萌えしながら舐めるように読みました。
あれ?映画とは全然関係ない話に・・・。

「BOY A」
一度罪を犯した人間は、生き直すことができるのか、周囲の人間はそれを受け入れることができるのかということを問いかけるイギリス映画。
主人公を演じたアンドリュー・ガーフィールドがとても魅力的。それもあって、見ていて自然と彼に同情を寄せるようになってくるのだけれど・・・。
少年時代に犯した罪で、主人公は本当は優しいいい子に思えるし、自分のやったことを後悔し反省しているということもわかる。でも、この映画を見ている間中私が思っていたのは、主人公は苦しみも抱えているけれど、恋の喜びや生きていることの喜びも味わっているじゃないかということ。それらは被害者の少女にはもう二度と訪れることがないのだ。その機会を主人公が奪ってしまったから。
もし私が主人公の恋人になる女性や、彼のことを親友と思うようになるほど友情を感じるようになっていた職場の同僚だったらどうするだろう?
単純に考えて、まず恐怖を感じるでしょう。人の命を奪った人間に対する恐怖。でも、そのことを知らずに彼と深い心の交流をしていたとしたら、それまでは彼に愛情を感じていたとしたら・・・。とにかく話をしたいと思う。この映画を見ていたら、心情的に私は主人公を赦してやりたくなってしまうけれど、そんなの被害者の側からしたらとんでもないわけです。難しい問題を抱えた、いろんな見方ができる映画でした。

最近見た映画

2009-03-13 23:00:36 | 映画
最近見た映画
「ベンジャミン・バトン」
「少年メリケンサック」
「オーストラリア」
「チェンジリング」

この中ではやはり「チェンジリング」が一番良かったです。アンジェリーナ・ジョリーが目が溶けちゃうんじゃないかと思うくらい泣いてばかりだけど、アンジーってこういう役もできるのね、すごく良かったです。子を思う母の心情がとてもよく出ていました。それにしてもクリント・イーストウッドの仕事ぶりには感心するばかり。予告編で見た「グラン・トリノ」を早く見たくて仕方ありません。

でも今日見てきた映画が一番私好みでした。
「ルートヴィヒ」
言わずと知れたルキノ・ヴィスコンティの名作です。
学生時代に「神々の黄昏」と副題がついたのは見てますが、今日見たのは完全復元版で4時間近く。しかしまったく退屈しませんでした。
豪華で厳かで美しい。こんな映画が、他のテレビで充分ってものと同じ値段で見られるなんて!
バイエルンの狂王と呼ばれたルートヴィヒ2世の戴冠式から死までを描いた作品ですが、これはもうヘルムート・バーガーの為の映画って感じですね。ヴィスコンティが愛し愛された彼の美しさときたら・・・。
だから晩年その美貌が損なわれてからの彼が尚更可哀相で切ないのです。
それでも私には十分美しかったけどね。ルートヴィヒの衣装もとっても素敵。最後に着てたコートなんて、すごくかっこよくてうっとり・・・。
ルートヴィヒが唯一愛した女性、いとこのエリーザベト役のロミー・シュナイダーも良かった。ゲイが好きになりそうなタイプの女性だと思いました。
愛するワーグナーを招き、彼の我儘を聞き入れ莫大なお金を使ったルートヴィヒ。
そしてちょっと精神がおかしくなってからの彼が、お気に入りの俳優を城に招待して自分の為だけに台詞を言わせるシーンがあるのですが、もちろん私は自分がルートヴィヒだったら・・・と考えましたよ。
はい、お察しの通り緑川様を呼んで・・・。そんなことができたら、虫歯で苦しむのも厭いません!(ルートヴィヒは虫歯で苦しみ歯は真っ黒のボロボロでした。)
もうお金がないのに、お気に入りの俳優や給仕には法外な贈り物をしたりしていたルートヴィヒ。私、そういう人って好きです。
今これだけ贅沢で耽美な映画ってないですよね。ヴィスコンティ映画を纏めて見たくなりました。

大阪ハムレット

2009-02-26 03:14:08 | 映画
今日(といってもとっくに日付け替わっちゃってるんで正確には昨日ですが)は、やっぱり今月の歌舞伎・昼の部も見ておかねば、今日は雨の平日だし幕見客もいつもより少ないのではないか、と出かけて行ったら既に長蛇の列。今日は千秋楽だったのね、ギャフン。
諦めて映画でも観に行こうかと思ったけど時間が半端だったので、とりあえず歌舞伎座の近くに住むMも今日は仕事が休みだったのを思い出し、Mの家へ行く。妙にいつもと比べて部屋が綺麗だと思ったら、ここ1ヶ月ほど毎日1~2時間ウォーキングをするようになったら生活のリズムが良くなってきて、部屋の掃除も綺麗にするようになったとのこと。
しかも以前なら私が遊びに行っても出してくれるのは、コンビニで買ってきたカロリーの高そうなおつまみ系ばかりだったのが、今日は蜜柑とはいえフルーツ!ヘルシーじゃないか。余りに太ってしまった為やむを得ず始めたウォーキングとはいえ、なかなかいい傾向。私も見習わねばと思う。
テレビを見ながら野球や玉置・石原の結婚や麻生総理についてグダグダ喋る。

結局夕方までM宅で喋った後、シネスイッチ銀座の招待券を貰ってたのを思い出して「大阪ハムレット」を見に行く。
原作マンガを前から読みたいと思いつつ読んでなかったので、原作と比べるとどうかはわからないのですが、私は好きな映画でした。
松坂慶子の母親役が、ほんとなら年齢的にはもっと若い女優がやる役かなと思ったけど、とても良かったです。彼女のおおらかないいところがすごくよく出ていた。
あのお母さんみたいに明るく強く優しく生きていけたらなあ、と憧れました。
岸部一徳も飄々とした中に優しさがあってなんともいい味だったし、3人の息子たちもそれぞれ良かった。
それにしても女の子になりたい末っ子がO君によく似ていて、今度あったら絶対教えてやらねば。

そのまま帰ればいいものを、お腹が空いたので新宿に寄って一人晩ご飯を食べた後、ちょっとだけ・・・と飲みに寄る。
そしたら前に一度会ったSMの女王様と再会して、またまたいろいろ喋る。
前回お話した後彼女はちゃんと緑川様のことも検索して調べてくれてたらしく、なかなかいいじゃないと言って下さった。そこで私はまた調子に乗って、緑川様のことを宣伝しておいた。一人草の根運動。

しかし可笑しかったのが、今日は女王様とマイミクになっていただいたので、帰ってきて彼女の日記を読んでいたら、前回私と喋った日の日記にそのことを書いてくれてるのを発見したのだけれど、「相手の萌えが全く理解できないが、萌えっぷりに共感できる」と書かれてあったのには笑ってしまった。
でも、私のこの凄まじき緑川様への萌えように共感してくれたんだ、ありがとう!
それにすごく盛り上がったと書いて下さってたので嬉しかったです。
また会えるといいな。

ところで今日はまほデミーの発売日ですが、私、まだ買ってないのです。
こないだ「男・色茶屋」をすごく楽しみにして飛びつくように聴いたらしょぼ~んな感じだったので、今回は今のところもう後の楽しみがないし(7月に吸血鬼があるとはいえ)、ちょっと我慢の限界まで取っておこうかしら・・・と思ったんだけど、ハムレットじゃないけれど、早く聴くべきか聴かざるべきか、それが問題なのよ!

プライド

2009-02-05 02:34:05 | 映画
今日(日付けはとっくに変わってるので正確には昨日ですが)は仕事が休みでレディースデーだったので「プライド」を見に行きました。普段見ないタイプの映画ですが、一条ゆかり先生のマンガがすごく面白いので、あの女の闘いがどんな風に描かれているか見ぬわけにはゆくまいと寒さもものともせず出かけて行きました。

感想は・・・まあ映画館まで出かけて行って見るほどのものでもないかな?やはり原作の方が遥かに面白いです。一条ゆかりのマンガって少女マンガの王道みたいな作風だから、特別お洒落とかいうのはなくてゴージャスな世界を描いても大衆性を失わないのが魅力につながってるとこがあると思うのですが、映画はなんかあまりに野暮ったさが出すぎてた。一条ゆかりマンガの華やかさに欠けてた。
主人公の麻見史緒役のステファニーは好感は持てたけど、原作とはちょっとイメージが違うんだよなあ。まずガタイが良すぎる。ウィッグみたいな髪もヘン。そしてもう少しツンとしていて欲しかった。

しかしなんといっても注目すべきは史緒のライバル役の名前。緑川萌!ですよ。
緑川萌!私が改名したいくらいの名前ではないですか!まさか一条先生は緑川様のファンなんてことは・・・。そういえば前にBSマンガ夜話にゲストで出た時に、スラムダンクの同人誌にはまってて一番好きなのは流川楓って言ってなかったっけ・・・?
この萌役の子は、原作のイメージ通りでなかなか良かったです。素朴ないい子かと思ってたら、ガラッと悪い顔を覗かせるとこなんてうまいなあと思ったね。でも顔が覚えられない・・・。

及川光博もはまってた。渡辺大の蘭丸はこれはもう原作とは別物と思った方が良さそう。女装姿が趣味で女装してる人みたいで妙に貧乏たらしく、あれならもっとドラァグみたいにした方が良かったのに・・・。
私はどうしても原作と比べてしまうけれど、でもまああの長い原作をうまいこと纏めて作ってあったとは思います。だけど一条先生はこの映画どう思ったんだろう・・・?

映画を見た後パスタを食べて、Fさんのバーへ飲みに行きました。
SMの女王様と隣り合わせ、いろいろと興味深い話を伺う。なんとなく興味はあるけれど自分がよく知らない世界の話って面白いものです。
お礼に私は緑川様がいかに素晴らしいかという話をしました。女王様が興味を持たれたかどうかはわかりません。
ところで女王様とは4時間近くお話していたのですが、帰り際に彼女に「BL作家の人とお話したのは初めてです」と言われて吃驚してしまいました。おそらく最初にお店のママのFさんが、例によって私のことを「この人、腐女子なのよ」と紹介してくれたことから勘違いなさったのだと思われますが。そうなると女王様に対して、BL作家じゃなくてごめんなさい・・・なんて申し訳ないような気持ちになってしまったのでした。
それにしても私、飲み屋で「マンガ家さんですか?」と聞かれることが最近非常に多いのです。何故に・・・?修羅場明けみたいなヨレ具合だからだろうか?おそらく全身からそこはかとないオタ臭みたいなものを漂わせているからではないかと思われますが、あんまり嬉しくはないな(笑)。
一条ゆかり先生くらいのマンガ家になら、是非ともなってみたいものだけど。でも私の画力はドラえもんですらそれと判らないくらいの恐るべき破壊力です。
一方女王様は、すごく華奢で清潔感のある聡明な女性で、普段着で来られてたということもあるだろうけど、まったくSMの女王様には見えませんでした。あんな穏やかで優しそうな女性が、大の男を縛り上げたり吊るしたり蝋燭たらしたりするとは・・・まさにギャップ萌え!