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群馬の人気パワースポット 榛名山

2022-08-11 22:39:00 | 神仏探幽
榛名(はるな)神社は、上毛三山のひとつ榛名山の中腹に位置する。
創建は6世紀後半といわれ、1400年を越える歴史を持つ。
沢沿いの境内は深い森とたくさんの奇岩・巨岩に囲まれ、近年パワースポットとして
注目を集めている。
里帰りと息子の合唱部の全国大会出場を期して参拝、願掛けに伺った。










群馬県高崎市にある榛名神社は、主祭神として火の神である「火産霊神(ほむすびのかみ)」
と、土の神である「埴山毘売神(はにやまひめのかみ)」を祀り、古くから鎮火、開運、
五穀豊穣、商売繁盛のご利益があるといわれている。

清らかな沢と奇岩・巨岩に囲まれた地形によって修験道の霊場としても有名で、現在は
その清浄な雰囲気からパワースポットとして若い世代の関心も集めている。
参道の右側には杉の古木が立ち並び、森閑とした雰囲気だ。
さらに進むと、左から岩が張り出していて、岩が崩れ落ちないようにトンネル状に補強
されている。もし補強されていなかったら、歩くだけで修行になりそうな道である。








大杉、名瀑、壮麗な門……。見どころが続く
この先から道は狭く、急な登りになっていく。
左には「矢立杉(やたてすぎ)」という杉の巨木。武田信玄が戦勝祈願のために矢を
射立てたという言い伝えがある。
右には「瓶子(みすず)の滝」。滝の両側の岩を「瓶子」(神にささげる神酒を入れる酒器)
に見立てた名だ。流れは細く、白ヘビが天に昇っていくようにも見える。

滝を過ぎると階段となり、その先に大岩を背後にしたがえた力強い門が待ち構える。
左右対に龍の彫刻が施されていることから「双龍門」と呼ばれる。










本殿の裏の大岩が“ほんとうの”本殿
文化3(1806)年に建てられた本殿は、国の重要文化財に指定されている。
本殿は背後の「御姿岩(みすがたいわ)」とつながっていて、その岩の洞窟内にご神体が
祀られているという。前から見るとふつうの神社の本殿に見えるのだが、右手から裏を
見てみてようやくこの本殿の特異さがわかった。


















建物が岩にくいこんでいる、いや岩が建物をなかば呑み込んでいるようにも見える。
岩を見上げると、上部がくびれてキノコ型になっている。いまにも落ちてきそうだが、
1400年前から落ちてこないのだから大丈夫なのだろう。
神社のなかでもっともパワーを感じた瞬間だった。
しっかり願掛けしてきたのできっと善い結果が授かるだろう。とりあえずミッション終了だ。











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