ぴぴぽんの「世の中を斬ってみる」 - 中国韓国の国家犯罪を暴く

世の中や自分の身の回りで起こった出来事を、主観と偏見で切り刻む所です。
(犯罪国家中国・韓国がメイン)

文句を言って行動する前に…「地殻変動」って知ってます?

2005-10-11 | 支那・半島(犯罪国家)
あの「先行者」で全世界に自国の持つ最先端・最高峰技術を見せ付けてくれた「中国」が、世界で最も高い山「エベレスト(チョモランマ)」の標高をGPSを使った全米地理学協会の測定値を認めずに、大規模な測定調査を今年3月からしていたそうです。

他の国に対して反応する時には、何事も大規模な事を起こす「中国」ですが、とにかく彼等の持つ最先端技術はアメリカよりもスゴイものだと自負しているようで、その途中経過が中国にとって「日本と同等のロボット技術」であった「先行者」であると思われます。


ま、「先行者」ブームなどとっくの昔に終わってしまった感があるので、話を戻します。
先行者を知りたい方はこちら

現在国際的にも最も認知されているエベレストの標高は「8848m」でして、日本の地理学でもこれが使われています。ご当地ネパールも「8848m」です。そんな中、全米地理学協会は世界各国の地図作製に大きな影響力を持つ協会で、ここが1999年にGPSを使った測定で「8850m」という数値を出し、これを協会基準にしました。がしかし、中国はこれを認めず独自に測定を開始、結果「8844.43m(山頂の積雪3.5m含まず)」という、既存中国基準の「8848.13m」よりも3.7m低かったとの結果を出したそうです。
※既存の中国基準は1975年測定のもの。下の方に詳細あり。


まぁ自分は思うのですが、こういう測定結果にイチャモンをつける「中国」の行為の狙いは、自国の自称最高峰技術を世界に見せる場を作って、その技術に圧倒させ、売り込むというものでしょうが、その前に「先行者」は世界的にその技術に圧倒され、そして売れたのかを小一時間程問いたい。彼等の自我自賛する技術力は一体どれほどのものなのでしょうか。

今回の場合は「GPSに加えてレーダー技術なども導入した最新の精密測定による結果」なのだそうですが、まぁ1999年の測定結果にイチャモンつける前によく考えて見ましょう。

エベレストのある「ヒマラヤ山脈」は、その特徴として地学の「ユーラシアプレート」と「インドプレート(インド・オーストラリアプレート)」が現在も押し合っており、その押し合った結果できた歪みが、山となっているのです。証拠としては、インドは現在も1年に数cm北に進んでおり、これを単純に考えるとヒマラヤ山脈は年々高くなっていく事が簡単に推測できます。また、標高の高い所から貝の化石が見つかる事から、昔は海の中にあったという事も解ります。この事によりヒマラヤ山脈という地域は、地理学上変化(地殻変動)の激しい地域なのです。

それに加え、地球温暖化も考慮する必要があります。温暖化によって海面が上昇し、海抜が変わるのは勿論の事、気象変化による風化などもあります。

測定する日がずれればずれるほど、その標高は変わっていきますし、また積雪や風などの影響もあります。こういう特殊な条件下に置かれた山ですから、測定結果を比べる時には「日」の影響を考慮しなくてはなりません。この「日」という時間に関する事は、現在の人間が持てるどんな技術を使ったとしても、同条件を整える事など不可能です。

だから、測定方法が相当間違っている方法で無い限り、測定結果が間違っているという事はできないのです。その測定した日には「正確」だった可能性はあるのです。もし間違っている事を証明したいのであれば、かなり近い時間に、気候などもほぼ同条件下で測定を行わなければなりません。


中国の自我自賛する最先端技術を用いた今回の測定結果は、西暦2005年10月9日に発表されました。測定開始は同年3月からだそうです。では、全米地理学協会が発表したのは1999年です。実に5~6年の開きがありますから、測定結果がずれるのは当たり前です。(だからと言って、顕著に差が表れるかは解りません)

何故中国は、その1999年当時の全米地理学協会の発表が認められないとするならば、その当時に測定せずに今になって結果を発表したのでしょうか。同条件下でやると何か問題でもあったのでしょうか?


なお、中国独自によるエベレストの標高測定は、何も今回だけの事ではありません。一般に認知されている「8848m」を出した1954年のインド測量局の発表後、1975年に中国による測定結果があり、雪面を含む標高を「8849.05m」としたそうです(8848.13m + 積雪0.92m)。


まぁ、このように地殻変動などの環境変化が激しいこのヒマラヤ山脈そしてエベレストの標高に対していかなる最先端技術を用いても、それはその時の数値でしかなく、過去に出された数値を認めずに、だいぶ後になってから測定結果を出して「山頂の氷雪の厚さなどが過去の測定値と異なった値になったことを指摘。GPSに加えてレーダー技術なども導入した最新の精密測定による結果だ」などと言っても、あまり説得力が無いのは言うまでもありません(測定結果が間違っているという訳ではありません)。

今回のエベレストの標高測定が、中国の自賛する「最先端技術」を世界に見せつける目的とした場合、そんな比較に間違った条件下で比較されても逆に「中国の最先端技術なんてこんなもの」「トリックを入れなければ最先端技術を語れない」などなど、公表に対して好印象を抱く人はほとんどいないような気がします。


また、他にも目的と思われる事があり、ヒマラヤ山脈は、パキスタン・インド・チベット・ネパール・ブータンの国境に跨り、さらにエベレストはネパールとチベットの国境にあります。見て解ると思いますが、どちらにも「チベット」が出てきます。現在チベットは、中国による武力侵略を受けて不法占拠されており、これを世界的に正当化する目的で、今回の測定も1975年の測定も「チベットを中国の領土」という事を国際的に広める為のイベントだった可能性もあるのです。


どうでも良いですが、中国国家測量局の陳邦柱局長が記者会見で話したお言葉には、「地殻変動」という単語すらありません。


参考:エベレスト - Wikipedia

「エベレスト、3.7m低かった」中国が測定結果を発表 (朝日新聞) - goo ニュース




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