「あしたのジョー」「カムイ伝」「ゴルゴ13」。
僕の好きな漫画の代表的な作品たちです。
小中学生のときに出会って以来、
大人になった今でもたまに読み返して自分の心をリセットします。
何物をも貫き通す強い意志、他人を圧倒する行動力、何事にも屈しないタフさ…
“男とはかくあるべきだ”
と鼻垂れで甘ちゃんだった幼い僕の心に
ビシッと刻みつけてくれた作品です。
なんで今頃こんなことを書いてるのかというと、
ちょいとした空き時間に「あしたのジョー」のDVDを家で観て、
熱くなってしまったからです。
“見てくれだけの不完全燃焼とはわけが違う。
ほんの瞬間にせよ、眩しいほどに真っ赤に燃えあがる。
そして後には真っ白な灰だけが残る。”
これは主人公・矢吹丈のセリフです。
一見すると大げさな言い草だし、程度の差はありますが、
誰にでも共通した生きる喜びだと思っています。
いつも僕は考えてしまいます。
自分は今、燃えるものがあるだろうか、
自分の意志を貫いて行動できているだろうかと。
でも僕はまだヘラヘラしている部分があります。
矢吹丈のようになるには、まだ勇気と覚悟が足りてないんでしょうね。
どんなに明日が見えない状況でも
彼は持前の意志と行動力で突破します。
どんなに不幸な結果が待っていようが。
どんなに周囲から孤立しようが。
どんなに打ちのめされようが。
どんなにキュートで健気な林屋のノリちゃんから誘惑されようが。
どんなに金持ち美人令嬢の白木葉子から告白されようが。
どんなにマンモス西が減量中にうどんを何杯も食おうが。
徒に動じない。
それが男!
ちなみに設定では矢吹丈の年齢は15~6歳のようです。
そんな早い年齢でその男っぷりとは、
なんとも羨ましい限りです。
僕は何歳になったら矢吹丈になれるんだろうか。
小林朋広
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