一月から始まった「春になったら」という、ドラマをついつい見始めて、嵌ってしまいました。
癌で余命3ヶ月を宣告された父と、3ヶ月後に結婚したいと思っていた娘の話。
妻に先立たれ、男手一つで娘を育てたやたら明るい父親。
治療を受けることを拒否して、痛み止めだけ使って、死ぬまでにやりたいことをクリアしながら・・・。
そこまでしか見ていないのですが、父親の言葉が刺さりました。
「癌と闘った人」で終わりたくない。って。
癌で余命を宣告されてから、のお話は他にもたくさんありますし、昔に比べたら治療により治ったり、余命宣告よりも長く生きられることもあるでしょう。
私は、癌ではないですが、このドラマを見てとても考えさせられています。
病名は同じでも、人それぞれその症状や感じ方、また病の受け止め方も違います。
出会う病院や医者、家族や周りの人、それも大きく影響します。
大きな病気をした私にとって、それは単に想像力から言えることではなく、経験、実感から出る思い。
このドラマ、一話見逃しているのですが、ラストが気になるところです。
実は、私の尊敬する緩和ケアの先生が、癌のシンポジウムでお話しされているのを拝聴ました。
この先、癌だけじゃなくて、人類から病気がなくなる事が理想だけど、それはまず不可能。
罹患した人の研究によって少しでも良い治療の道が開けるならば、私自身もその医学の進歩に貢献している、ってことかもしれないなと思うようにしたら、病気になった事は、先のことを考えたら無駄ではないのかなって思った。
そりゃ、自分はきついですけども、孫子のことまで考えたらね。
私は、病気に選ばれた人類のひとりなんだよって。
ドラマとシンポジウムを見て、なんだか気が楽になった私の案外単純なところ。
普通に考えて後20年ばかりの余命。ボケずに自力で生きたいなあとは思うけど。
そんな、私が時々描きたくなるものを描きました。
どちらに向かうか、カラスの道しるべ。
この狼も、そのうちカラスと離れて、パートナーと出会います。
今日の言葉
一匹狼
群れず自分の身の判断と力で行う、と受け止めているのは人間。
しとしとぴっちゃん。
どこかで誰かが。
あなたも狼に~~♪
おおかみがきたぞ~。
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感謝をこめて
つる姫