遊びにおいでよ

赤とんぼが庭のあちこちを
無邪気に飛んで遊んでいる

勝手に遊んでいると思う時
ふと
遊んでもらっているのはこっちの方ではないかと
苦笑してみたりする
夕日に映える赤い体と透けた羽
綺麗　きれい　キレイ！

また　遊びに来てね…

「白」

あたしはこの真っ白なキャンバスが怖い
孤独の世界に放り込まれたような気がして途方に暮れる
太陽光線を平気で撥ねのけて尚も輝く白は
あたしには脅威以外の何物でもなく
どうせなら
薄ピンクやオレンジの紙を愛でていたい

子供の頃は
真っ白な紙はワクワク以外の何物でもなかったのに
まっさらな状態をこんなにも恐れるのは
大人になってゆくたび　見も心も
型にはまってしまったせいかもしれない

無邪気に自由を使いこなせなくなった…

それでもあたしの中には
未来を夢見たいもう１人の私がいるのだ