美玲詩文堂

ようこそ♪こちらは不定期詩ブログです。
ゆっくり羽を休めていって下さい。
明日羽ばたく為に…。

雨、上がれ

2020-07-07 13:09:42 | Weblog
空が泣いてばかりだと
私までつられて途方に暮れてしまうよ
水たまりを踏まぬよう
下を見る癖がついた
濡れぬよう
傘の中で
身を縮こませる癖もついた

こんなのは嫌だと心の中で叫んだところでどうにもならず
諦めて歩くしかない

だからこそ分かって来たのは
雲間からさす光の美しさ
今光がある瞬間の尊さが沁みて
いつか晴れた日に思いを馳せる
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いのちの歌が聴こえる

2020-05-29 12:18:59 | Weblog
春を歌うかのように咲き誇っていた花々は散った
今年はどこも観客が少なくて寂しかったろう

でもこれからは
鮮やかな色の葉を茂らせて
いのちのコーラスを歌うことだろう

いや
もう聴こえてはこないか
いつか葉を散らすその日まで
歌い続けようとするいのちの歌が

聴こえてきた時
きっと私はもっと元気になるだろう

そして私も負けることなく
今この時を謳歌していこう



 
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夜明けの足音

2020-05-17 21:38:43 | Weblog
四方八方 
見えない壁が立ちはだかるので
私は
来る日も来る日も
部屋の片隅に
三角座りしてました

我慢を重ねて来た心には
明日 あさっての時間さえ
途方もなく長過ぎて
そこまで思いを馳せた時
涙が溢れて来たのです

泣き疲れて眠ってしまい
再び目を覚ました時に聴こえたのは
明けたばかりの太陽の下を
そっと歩く足音
何かを確かめるように
静かに歩き続ける足音が聴こえて来た時に
見えない壁が少しずつ
崩れていくような気がしました

崩れろ どんどん
どんどん 崩れろ!

三角座りを解いて
窓辺に駆け寄り
心の中で大いに快哉を叫びました

私ももうすぐ歩き出します

これから何が起こるか分からないけれど
初めの1歩 歩き出さなければ
この世はそれこそ分からないことだらけ

三角座りと涙を無駄にしたくないなら
歩き出すしかないのです
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夢に導く灯り

2020-05-13 11:32:27 | Weblog
きっとまだ
動き出すのは早いのだけど
それが分かるから余計に
心ははやる

本とノートと鉛筆
ともした灯りの下に出し
ありとあらゆる思いの丈を書いて書いて…書いた

傍から見れば
落書きにしか見えないであろうそれを照らした灯りは
そのまま
私の夢の地図になった
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頁を操る航海士

2020-05-08 22:40:37 | Weblog
本を開いて栞を外し
今夜も漕ぎ出そう 物語の海ヘ

頁捲るたび
笑って泣いて憤って胸高鳴らせて
物語の大海原は
冒険心を掻き立てる

その中に生きる者の人生は
色んなことを教えてくれる
時に友達のように
寄り添ってくれる

だから私は
生きている限りずっと
この航海を休むことはないだろう

だって
「この本面白いよね!」
誰かが声を掛けてくれたら
仲間ができるもの

これを読み終わったら
次はどの本で冒険しようか…
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変わらずに咲く

2020-05-03 11:23:49 | Weblog
春の声を聴いた頃
私たちは眠りにつくように
家にこもり
野に咲く花々を愛でるのは
入れ替わりに目覚めた
動物や虫たちだけ

それでも花たちは
毎年同じ頃咲き続ける
その本能を絶やさずに
自分の色でそこに存在することが
使命であるかのように

だから
同じように生きる動物たちと
今年は格別に
心を通わせているだろうか

生きることは
時に厳しいけれど
やはり
そこに咲き
命の姿をあらわにしながら
そこに咲く花々は
愛おしく 尊い
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あの日のクローバー

2020-04-27 11:52:23 | Weblog
窓を開ければ
春色の風がやってくる
若草の香りの友達を連れて

大したおもてなしもできないけれど
携帯の中の
クローバーの写真を開いた
ずうっと前に河原でやっと見つけた
たった1つの四つ葉のクローバー

摘んで帰りたかったけど
やっぱりかわいそうだからと
写真だけ撮って
今も宝物にしている

風や日差しと
クローバーの思い出ばなしをしたら
何の根拠もないのに何故か
これから幸せ掴める予感がした
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来年のあなたへ花束を

2020-04-19 18:49:33 | Weblog
今年じっくり見たかった花
去年見た桜
いつかの年に見た花畑

思い出してみようよ
部屋の中
胸がチクリと痛み出したら

今日も
窓を開けた途端遊びにやって来た風は
優しく吹いて
嫌な空気持ち去っていった
日差しは柔らかだった

お出かけが叶わぬ日はそれなりに
神様は自然の差し入れをくれるよね

来年はきっと
桜の下で語り合えるよ
そしてどこか
だだっ広い花畑で写真撮ろうよ

目を閉じて頭に描いた
花の夢は
来年そのまま
あなたへの花束になるよ
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乱夏~ranka~

2019-08-23 11:26:36 | Weblog
空が
熱情と慟哭を繰り返し
私を翻弄しながら
夏が過ぎてゆくようです

灼熱にさらされたかと思えば
びしょ濡れにもされて
そうしながら空はそのまま
どさくさに紛れ
やがて
秋雨と洒落込んでゆくのでしょうね

もう少し
夏空のきらめきを待ちわびて
時を過ごしてみましょうか
冷たい麦茶を飲みながら…
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新時代

2019-05-01 15:56:02 | Weblog
風が冷たい 怖い
そんな風に思い続けてずっと窓から外を眺めてばかりの自分を
そっと抱きしめて
旅立たせてやりたいと思うよ

今吹いている風が
追い風なのか向かい風なのか
恐れず見極めよう

雨が混じってりゃ雨宿り
突風ふいたら逃げ場を探そう

そして追い風吹いたら乗っかって目指すんだ
新しい世界を

足元ばかり見ていないで見上げろ
青空!

それが勇気を持って生きてゆくということ
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