はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

「ちかえもん」 。

2021-02-26 07:56:08 | 記録:歴史・時代劇

もう5年ですか。録画して、そのまま放置してました

NHK木曜時代劇「ちかえもん」

時代劇チャンネルで放送が始まり、見始めちゃったら、やっぱり面白かった!


そのタイトル通り、近松門左衛門が主人公。
うだつの上がらない、ヒット作に恵まれないところから話は始まります。

ストーリーはこちら↓
時は元禄16年(1703年)、戦国の世から100年。元禄文化は陰りを見せ、経済は右肩下がり。現代にも通じる格差広がる世の中で、戯作者・近松は大衆が何を求めているのかを見失い(中略)客入りが落ち込む芝居小屋の座長・竹本義太夫からは「世間が沸き立つ戯作を書け」と脅され、妻には逃げられ、同居する母の小言にも悩まされ、何を書いても面白いと思えず、筆を折りかけていた。(中略)かくして毎回、近松と万吉のふたりはお初や徳兵衛など、人形浄瑠璃「曾根崎心中」に登場するひと癖もふた癖もある人々と出会い、さまざまな騒動に巻き込まれていくことに。そんな日々の中、果たして近松は傑作を書きあげることができるのか? 

 

近松といえば、数々の名作を残した大作家のイメージでしたが、スランプ中年という設定が面白く、なにより、松尾スズキさんの「うだつの上がらない具合」が最高
「大ヒット作」が出て、軌道に乗るまでは、いつの時代も、作家さんは大変だ。
基本、セリフは時代劇口調ですが、近松の独り言は現代風。それがホントに愚痴ばかりで、時には歌も歌い始め、そこがツボではまっちゃいました。くたびれたオジサンの大復活劇、結末はわかっていても、楽しみです。

そのくたびれオジサンに発破をかける?存在、謎の渡世人・“不孝糖売り”万吉。いい意味で、人の心に土足でどんどん入り込んでくるような、面白い男。これを青木崇高さんが好演で、こういう役、ピッタリですね。さて、彼が近松にこの後まだまだどんな影響を及ぼすか。楽しみ。

 

後に、名作「曽根崎心中」の主人公になる、徳兵衛とお初。
大店のダメ息子の徳兵衛に小池徹平さん。ひねくれた役を初めて見ましたが、いつもは可愛い小池君も、ああいう表情、ちょっと怖いくらいでした。キャリア積み重ねて素敵になりました。
お初には、早見あかりさん。若手の中で、色っぽさNo.1じゃないですかね。遊女ってなかなかできないですよね。彼女も頑固でちょっとひねくれてて、お芝居も素敵。
わかっていても、この二人がどうなっていくのか、このドラマでどう描かれていくのか、楽しみです。

 

他にも、優香さん、北村有起哉さん、高岡早紀さん、岸部一徳、富司純子さん・・・くせ者、ベテランぞろいで、ドラマを盛り上げてくれます。

 

展開はわかっていても、このドラマでの「近松」の描かれ方が新鮮で、数多くのドラマ、時代劇を手掛けてるNHKさん、さすがです。

最終回が楽しみです🤗


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