湘南発♪

音楽などなど。

コンペ審査雑感

2016-08-11 13:41:21 | コンクール
某日、某所で審査して来ました。 前もって、番号と曲目が印刷された一覧表が届くので、まずは曲目についての予習です。 もちろん、課題曲が発表された時にはざざっと弾いてみています。そしてその後、自分の生徒が弾きたいと選んだ曲は念入りに研究しますが、選ばなかった曲はそれなりになっています。

そこで、それなりだった曲を今度は念入りに研究します。自分だったらこう弾きたい、こう弾くべきじゃないかなというところをある程度、見極めて審査に臨みます。でも、実際の審査の場面では自分が考えていたように弾いているけど、感動しないこともあるし、自分には考えもしなかった表現にハッと心を動かされることも多々あります。

そして、いつも不思議に思うのが集計点数の思わぬマジック!?
例えば7人の審査員の点数が下記のような場合( )は最高最低点でカット
Aさん (8.0)8.3 8.5 8.6 8.7 8.8(8.9) カット合計42.9(合計59.8)
Bさん (8.2)8.4 8.6 8.7 8.8(9.0)8.3  カット合計42.8(合計60.0)
合計点や審査員の6名はBさんが良いと思っていた筈ですが、上下カットの平均点ではAさん8.58、Bさん8.56でAさんの順位が上になります。

これはもう「運」としか言いようがないかもしれません。
また、たった一人の全国進出枠なのに、合計点も上下カット平均点もまったく同点というケースも何回か経験しました。
最後は審査員長の点数が高い方、、というのに、それも同点だったり。その時は目をつむって挙手で決めました。その為に審査員は奇数人数なんだなと実感しました。

そんな訳で、惜しくも進出を逃した方も落ち込まないで次へ気持ちを切り替えて下さいね。
コンクールの結果はほんとうにその時だけのものです。審査メンバーが一人でも入れ替われば、結果も入れ替わるかもしれません。自分がここへ向かって努力したことは必ず自分の大きな力になります。この時期、全国で0.02の差で悔しい思いをしている方々がたくさんいると思います。うちの生徒も何人もそういう思いをしましたが、ともかく腐らずに前を向いてやれることをやっていきましょう!!






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