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ぺるりの今日

観たもの、読んだもの、主観をたっぷり交えて感想書いてます。
藤原竜也さん、superflyにどっぷりはまり中。

落語「大阪城の残念岩」

2014-01-21 | 舞台の感想
コメントありがとうございました!!
返事が遅くてすみません!!

相変わらずバタバタしてますが、元気にやってます!
インフルは気合ではねのけてます!

そう!慌てて舞台書くの忘れてたことに、ログアウトしてから気がついたんですよ!
去年はそれほど数を見れてないんですが

超私的には「木の上の軍隊」ですね。
DVD欲しいくらいなんですけど、発売されないんですかね~。
(前記事にも追加しておきますね)




今回は先日観にいった「落語」についてです。

桂春蝶さんの公演です。
「大阪城の残念岩」という話が特に印象的です。

落語って、シンプルを極めた演劇ですよね。
演者は1人。文机(専門用語あるかも)と座布団だけの舞台セット。

何かの番組で見たのですが、落語家が座って話をするのも意味があって
1人の演者が、複数の人物を演じ分けるためなんですって。
動きをつけてしまうとその人物しか演じられなくなるからだとか。

は~~と関心しましたよ。

落語に手を広げてみよう。
大阪には天満天神繁昌亭あるしね。

3月に行ければですけど、「マツケンサンバ」観るかもしれない。

舞台「四谷怪談」 新歌舞伎座

2012-08-16 | 舞台の感想
本日、新歌舞伎座に行ってきました~!!
祖母と2人

ピーターこと池畑慎之介さんと松井誠さん共演の
「四谷怪談」です。
岩が池畑さんで、伊右衛門が松井さんです。

※松井さんは「大正四谷怪談」で藤原くんと共演されています。
 ちなにみ、このときは松井さんが岩役でした。

成熟した大人の技芸で楽しませて頂きました~!!
お二人のトークもとても楽しかったです。

有名なわりに初めて見た「四谷怪談」
こんなストーリーだったのか!!!
なんだかんだで最後ハッピーエンドなのかなぁ。

主演のお二人、華がありました。
お岩はとてもしとやかな女性で、伊右衛門もかっこよかったです。
松井さんは殺陣や着物の所作の美しいこと!


第2部はレビューで
アンサンブルの方と、ピーターさん、松井さんが
ローテーションで、歌や踊りなどを披露して下さいました。

ピーターさん、還暦を迎えられたそうです!!!
還暦にして、あの妖艶さとプロポーション、、、
人間・・??なんでしょうか。
ダンスが、若さにまかせたキレではなくて、
ゆったりした成熟の動きって感じでした。
とっても貴重な歌も聞かせてもらいました!


松井さんは、女形が、もうね
本当に博多人形が動いたよって感じ!
恋する若き乙女にしか見えない!!!
そして、ダンスしながら舞台上で着物を着ちゃった!!!!
着付け達人?
歌もめちゃくちゃお上手なんですけど~~!!!!

お二人の掛け合いも、息ぴったり。

もうね、「ザ・スター」を見たわ!!!!
いや~楽しかった。


今日はリーズナブルな3階席だったのですが
落下防止のガラスの枠が邪魔・・・。
あと、花道が見えない(泣)

今日3階席のベストポジションを見つけたので、今度この劇場で見るときは
そのポジションを狙います!


客層は、ほとんどが年配の方々!
いや~、大阪のおばちゃんはすごいわ~!!!
そのパワーを思い知ったわ~!!!!

もうね、マナーなんてもの、存在しない!!
隣りの人としゃべる、しゃべる!!(しかも絶妙に突っ込む!)
乗り出すなと係りの人が言ったはずなのに、なんか、もう、乗り出すどころか、
スタンディングしちゃってる人いるんですけど~!!!危ないよーーー!!!!

む、無法地帯!!!!ここは野獣の群れか??
あまりのことに、怒るとかより、興味深々で観客にも釘付けだったよ。
ここまで行くと気持ちいいわ。

今まで、なんて大人しく演劇を観てきたんだろう。。。
なんか、大阪のおばちゃんたちに気圧された観劇でもあった。。。

次行くときは、気合入れて行こう。

志の輔らくご in PARCO 2012

2012-07-04 | 舞台の感想
志の輔らくご in PARCO 2012

を見ました。(例によってWOWOWですけど)

「タイムトラブル」と「メルシーひな祭り」と「紺屋高尾」

の3本立て。


「タイムトラブル」に入る前に前座?っていうんでしょうか。
2つくらい話がありました。


大阪には「天満天神 繁昌亭」という落語専門の定席がありまして、
私も一度行ったことがあります。
値段もリーズナブルなんですよ。

落語の面白いところは、1人の噺家が全ての登場人物を演じるところ。
限りなく様々なものをそぎ落として、最小単位で演じる演劇ですよね。

舞台の背景もなければ、共演者もないわけです。
そして、動きも上半身以外は使わないですし。

この間、テレビに落語家さんが出てて言われてましたが
セットや動きをなくすことで、観客の想像力を上げているんですって。
確かに、セットや動きをつけるとイメージは固定してしまいますもんね。

漫画と小説の違いみたいですね。
漫画だと主人公の顔や服装、物語の世界感は絵で描かれていますから
読者の想像の余地はないわけです。
対して、小説は書かれた文章から読者が主人公の顔も、彼らの住む世界も
イメージしていくわけですね。


志の輔さんの話には、たくさんの登場人物が出てくるんですが
男も女も、老いも若きもって感じ。
それが、全部イメージできるんですよ。
どの人物も生き生きしていて。
本当に笑えるんだけど、でも、ほんわかするような物語でした。

メルシーひな祭りには、遊郭の話も出てきました。
遊郭について、志の輔さんが話の中で説明もしてくれます。
私、志の輔さんと同じ参考文献読んでるかも!!!

いや~笑ったな。
また、繁昌亭行きたくなりました。


リーディングドラマ「Re:」#4

2012-06-16 | 舞台の感想
リーディングドラマ「Re:」第4夜

生瀬勝久×仲間由紀恵


昨日の第3夜の感動が冷めやらない中の第4夜


こちらは、まあ、一言でいって「無難」
始終「無難」

果汁1%のさわやかレモンライム水を加えた感じでしたね。

生瀬さんは、「誠実」で通してましたし。
参太郎より、上司の佐々木を生瀬さんで見たいと思ってしまいました。

仲間さんは、(私は声が苦手なんですが)
悪くなかったです。
ちゃんと、夏希は成立してました。
読み間違いもなかったですし。好印象です。


ただ、宮沢りえには、遠く及ばず。
容姿の美しさではなく、人物を造形する表現力が宮沢りえの圧倒的勝利。
宮沢りえと比較すること自体、次元が違うので間違っているのは承知ですが、
書くとすれば

宮沢りえは、努力で越えられない壁を越えているけど、
仲間由紀恵は越えてない。

その違いです。
でもそれは、大きな差となって現れました。

この話、どれだけの感動を観客に与えられるかは
ラストシーンの女優の朗読にかかっているといっても過言ではないのですが

このシーンで、ボロボロに泣かせるくらい
観客の心をかき回せていたのは宮沢りえだけでした。

観客の拍手の早さでもわかります。
観客も即座に拍手せずにおれなかったんでしょう。

いや~。とにかくすごいものを見た気がします。
観客の心に入り込んで、かき回して、感動を与える、
この力をもつ役者が私の大好物なんです。

というより、そういう役者にしか私のアンテナは反応しません。

はあ~~。
今回は宮沢りえさんと古田新太さんに心をかき回してもらいました。

しかし、同じ台本を違う役者で演じるって、面白い取り組みだけど
役者さんにとっては覚悟がいりますね。。。

リーディングドラマ「Re:」#3

2012-06-16 | 舞台の感想
リーディングドラマ「Re:」第3夜
古田新太×宮沢りえ

私の期待感に応える見事なふたりの演技!

第2夜ではバラバラになってしまっていた物語の破片が、全部集まってきて再生していくようにさえ感じられました!

こんなに面白い話だったっけ?

古田×宮沢は
少女マンガの世界を大人のラブストーリーへと昇華させています!

期待通りぶち込んでくれました!
さしずめ加えたのはほろ苦いバニラエッセンスでしょうか。

古田さんは笑わせるとこでしっかり笑いをとるし
魅力的な男性にみえる!
なんで~?
なんで、このオッサン、こんなにかっこいいの!?

アフタートークでりえさんが明かしてましたが、付き合いたくなったという観客もいたとか!
わかるわ


りえさんもなんとも愛らしい女性で
これは好きになっちゃうよ~
片っ端から男を落とす気かってくらい透明感があって魅力的!

読み間違いすごい多かったけど
(りえさんがこんなに間違うなんて、やっぱり稽古はほとんどなしでやってるんでしょうか)
ただ、りえさんの場合、あんまり気にならないんですよ間違っても。
しっかり役が入ってるからなのかな?

昨日の竹中さんや中越さんは、ちょっと詰まったり間違えたりするのが
とことん気になったのですが。
特に竹中さん。。。


りえさんのラストシーンは
さすがの一言!
このラストシーンだけでもチケット代、元とれるわ~!
唯一私の目から涙を流させましたよ!しかも大粒の。

才能技術ともにベッキーさんや中越さんとは次元が違う。

りえさんが美しい羽を得て悠々と飛ぶ成鳥だとしたら
ベッキーも中越さんもまだちっさい雛に感じる。
卵からはもうかえってますけど。


一週間参太郎の和歌山の家にいって
ブラジャー忘れてくる場面

直後の暗転のとき台本で顔隠すなんてやられた~
暗転でルージュつけなおすとこも。



暗転中も演技して魅せてくれたのはこのペアのみ。
(もうすでに第4夜は見終えています)

メールの日付や時間がしっかり見るものに届いたのもこのペアだけ。
すれ違いが切なくてたまらなかったのもこのペアだけ。

古田さんがアフタートークで、「俺たち達者!」って自画自賛してましたが
それを認めざるをえないです。


第3夜は次元違いの出来でした!
りえさんが最後の台詞を朗読し終えた瞬間に観客から拍手が起きましたもんね。
他のペアは、一回暗転してカーテンコールのライトが点いてからでしたけど。

第1夜と第2夜はすでにハードディスクから消えたけど
第3夜はDVDにおとして永久保存決定です!

同じ台詞なのに、表現力でこんなに変わるんだ~!!
ということを、まさまざと感じましたね。

リーディングドラマ「Re:」#2

2012-06-14 | 舞台の感想
昨日に引き続き、第2夜を見ました。

リーディングドラマ「Re:」

竹中×中越



ちょっと、今日は辛口になってしまうかも。
辛口が嫌いな人は読み飛ばして下さい。





見る前から、この2人の組み合わせは、なんだか悪い予感がしていたのだけど
その勘は残念ながら的中していました。

悪い予感がしてても、思いかけず予想を裏切って感動できることもあるんだけど
今回はそれはなく、その予感通り進んでいってしまいました。

この台本は、少女マンガのような純愛ストーリーが軸なんですよ。
だから、昨日の藤木×ベッキーは、それこそ少女マンガの主人公が似合いそうな容貌の2人だったから
スタンダードに台本通りに朗読しても、成立していたのだけど。

脱サラして、絵の道に進んで成功するという男性に藤木さんの見た目も雰囲気もぴったりだったし
不倫に嫌悪感を抱いていて、掴んだ幸せも夢と消えて、傷つき疲れ果てる女性というのにベッキーも
はまってた。

この2人の組み合わせのときは、少女マンガ風なベタな展開でも
なんか、夢を見ることができたんですよね。



ところが、竹中×中越
この2人で、このストーリーは無理でした。

まずは、衣装。
竹中さんの奇抜で派手な衣装、中越さんの黒と赤のワンピース
この時点で、「浮気はだめ」とか純愛ちっくなこと言われても。。
欲望のためだったら、恥も外聞も投げ捨てて、周りも利用しまくって
くっつきそうな2人なんですけど。

しかも、竹中さん大きな明らかに老眼鏡とわかる眼鏡をされていて。。。
脱サラして、今から絵の道進むのに、その姿では・・・
とてもじゃないけど、夢みれない(泣)

中越さんも、勝気な雰囲気があるから、こんな程度で傷つく女に見えなくて。
自分を裏切った男に復讐する女なら似合いそうなんですけど。

物語と、役者さんの雰囲気がまったく合わず、
演技術や演出術で物語の雰囲気自体を違うものにできたらよかったのになあと思わずにおれなかった。
(例えば、昼ドラ風に最初の出会いからずっと、互いに憎みあってて
相手を落としいれてやろうと狙ってるとか)

この2人で、スタンダードに朗読してしまったものだから
物語も瓦解したって感じでした。

しかも、2人とも読み間違いが多くて。。。
朗読劇って稽古しないのかな?と思ってしまった。

作者が演出も兼ねているのだけど、もうちょっと演出なんとかならなかったのかしら。
キャスティングも。



・・・というような、悲しい感想になってしまった。
この純愛ストーリー、一歩違えばえらいことになると判明。

そして今夜は、古田×宮沢
何かぶち込んでくれそうな期待感がこのペアにはあるんだけど。
成功してますように。

リーディングドラマ「Re:」#1

2012-06-13 | 舞台の感想
WOWOWで12日~15日
連続放送されているリーディングドラマ「Re:」(アール・イー)

噂の(←「勝・新」で)CBGKシブゲキで上演された朗読劇です。
※シブゲキ・・昨秋渋谷に誕生した客席数242席の劇場

土田英生さんが書き下ろした同じストーリーを
個性がまるで違う顔合わせの男女4組が競演。

という興味をそそられる演目。

その組み合わせが

藤木直人×ベッキー
竹中直人×中越典子
古田新太×宮沢りえ
生瀬勝久×仲間由紀恵

勝・新のお二人が出演されてますね!

中でも私の注目は「古田×宮沢」
(ごめんね。生瀬さん!組み合わせで一番の魅力は「古田×宮沢」なんです)
このお二人が、どう演じるのか、楽しみでなりませ~ん。


第1夜の藤木×ベッキーを見てみました。
ストーリーがどんなものかもチェックしたくて。

ストーリーは、なんか少女マンガみたい。しかも王道の中の王道。
1通の間違いメールから物語が始まって(←「食パン加えて曲がり角でぶつかる」の現代版っぽいでしょ?)
すれ違い、すれ違い、すれ違い。。。くっつくか!と思ってすれ違う。
という感じ。

展開も、全部先が読める“ありがちストーリー”なんだけど。
たぶん、それはわざとそうしてあるんじゃないかと。

思った通りにストーリーが進む分、役者の個性と技術によって
いくらでもスパイス&エッセンスをぶち込めるって感じ。

古田さんや、生瀬さんくらい腕があれば、全編アドリブエチュードで見てみたいような。
というか、エチュードになってしまいそうなくらい、シンプルなストーリーなんですよ。

伏線もきれいに張られているし(だから、余計に先が想像できるんですけど)
すれ違う男と女の恋心っていうのは、丁寧に描かれているんですけどね。
文通ならぬメール通で綴られていく恋心の変化は面白かったりします。

藤木×ベッキーは、台本通り、スタンダードにやりましたっていう印象でした。
特に何かスパイスを加えるわけでもなく、台本に忠実。

さて、これが古田さんや生瀬さんの手にかかれば、どんなスパイスをぶち込んでくるか
必見です!

その前に、今夜は竹中さんですね。
どんなことになっているんでしょう。
また、見たら感想アップしま~す。

それにしても242席で、この出演者の演技が見れるって贅沢この上ないですね。。。
最後列でも、舞台に近い。










観劇予定 八月納涼公演「四谷怪談」

2012-06-02 | 舞台の感想
松井誠さん・池畑慎之介さんが出演される舞台を観に行きます!
新歌舞伎座です。

「四谷怪談」と「レビュー」の2部構成!

祖母が行くというので、便乗してしまいました。
いろんなお芝居を見たいので、機会があれば逃さず行こうと思いまして。

席は一番リーズナブルな席ですが、気合入れて予約開始初日に電話したので
リーズナブル席の最前列センターを確保できました!

大人の芝居にひたってきます~。


松井さんの女形は生きる博多人形と言われているそうです!
めっちゃ楽しみです~。


すんごい、どうでもいい話ですが、
私もけっこう博多人形に似てると言われるんですよね・・・

そんな経緯で、誠に失礼ながら、勝手に親近感を抱いてしまいました。
(失礼も甚だしいのですが)



全く別の話題ですが、検索エンジンっていうんですかね?
機能「シレンとラギ」の検索数がすんごい上位にきてました。
初日開幕のときでも、そんな上位に来てなかったんですよ。

逆に、何かあったかと思って心配になりましたが
別に何もなかったようです。
よかった~。

というのも、更新された藤原くんの動画メッセージ見たからなのです。
舞台公演中に、体調の不良を述べるなんてことは今まで一度もなかったので
(公演後とか、何年かたってから実は・・・ということはあったのですが)
倒れたんじゃないかと本気で心配してしまいました。

あの「下谷万年町物語」から期間を空けずの連投ですから。。。
(軽く、1年分くらいの生命力を吸い取られそうな舞台でしたもん。
劇評で体を心配されるくらいの暴れっぷりでしたし。体を気遣う劇評なんて初めて読んだ)
それ考えたら、りえ姐さんも驚異的な体力ですけど。

体ボロボロの中で、大阪であの演技をみせてくれたんですよね。
他の役者の皆さんも、別の仕事抱えながらの方もいらっしゃるでしょうし。

それに比べたら、観客なんて気楽なもんです。
とにかく皆さん無事に千秋楽を迎えられますように。



舞台「おしまいのとき」リアル×エロス

2012-02-25 | 舞台の感想
WOWOWで放送された

三浦大輔 in ポツドール
「おしまいのとき」リアル×エロス

を観ました。

一瞬、映画かと思ったくらいのリアルなセットや照明。
セットも現実感たっぷりですが、役者のみなさんも、
いい意味で美しすぎず、隣近所に住んでいそうな人たちばかり。
なのでもうリアルもリアル。

しかも、内容は、
現代の生世話物(写実)という印象でした。
隣の家で起きていそうな事件と人間模様。

そして、太宰の「人間失格」にも通じるような、
いたってクリアな狂気の思考が描かれていました。

エロスとあるように、R-15指定なのですが
舞台でR指定だとこうなるんですね。
作品中のできごととして案外平静に観れますね。


いや~、こんなお芝居もあるんだな~と
私にとっては新感覚のお芝居でした。

舞台「海辺のカフカ」 主演は柳楽くん

2012-01-31 | 舞台の感想
蜷川さんの舞台「海辺のカフカ」主演はなんと、柳楽くんだそうです。
去年「誰も知らない」を見て、虚無の漂う俳優さんと思って注目していたのですが
「海辺のカフカ」で初舞台を踏むそうです。

そのニュースをあたっていたら、なんと藤原くんの名前が。
柳楽くん、「下谷万年町」の稽古を見学に行ったそうですよ。

インタの内容のごく一部↓

 
「周りには村上さんのファンも多くて、それこそ「海辺のカフカ」を読んで旅に出たといういうヤツもいるんです。
そういう人たちが真剣に「期待してる」と僕に言ってくるので、その気持ちは裏切れないなと。
こないだは蜷川さんの稽古場(下谷万年町物語)を見学させてもらったんですが、
尊敬している藤原(竜也)さんが蜷川さんの厳しい指示にしっかりと応えている姿を見て、
あんな信頼の形があるんだとうらやましくなりました。
だから稽古では、そんなことも分からないのか!って蜷川さんに言われても、どんどん聞くようにしたいです」

 
 公演は5月3日(木・祝)から5月20日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールにて上演。
チケットは2月18日(土)10:00時より発売開始だそうです。



藤原くん、どんどん年下の俳優さんの憧れの的になっていきますね~。
蜷川さんと藤原くんは、よく「師弟」とか、「親子」とその関係を表現されますけど
私は「一心同体」という言葉こそぴったりではないかと最近思っているんですよ。

私が注目していた大島さんは長谷川さんが演じられるようですね。
大島さんはびっくりなキャラですから、おいしいですよ。

柳楽くんも主人公にはまりそうですし、彼を主軸にしたら、
とてもバランスのいい配役だな~と思ってニュースを読んでいました。

実は大島さんは、藤原くんで見てみたいなと、原作を読んだときに思ったりもしましたが
そうなると、ピタッとくる主人公が浮かばないんですよね。
それは、藤原くんが産湯をつかったのが、アングラ劇だからだと思います。

「海辺のカフカ」は、アングラの対極である幻想なんですよね。
私は、村上春樹の作品に、フェアリーテイルというあだ名を付けてますが。
ふわふわっとした北ヨーロッパの森の中って感じ。
対してアングラは、ドロドロした日本の地下のマグマ。

そこで育った藤原くんだと、対極へと物語を引っ張るでしょうから、
幻想とアングラのひしめき合いが面白いかなと思っていたのですが。
ただ、それに見合う主人公がいないんですよね。
アングラ色がぐっと強い人がね。

幻想という作品の質を考えたとき、柳楽くん、長谷川さんのバランスはしっくりくるなという感じ。
長谷川さんはぼやっとした光で、藤原くんは鮮やかな光、柳楽くんは、ぼやっとしつつ怪しげ。
という私の中でのイメージです。
このぼやっと感がしっくりくるのかなと。

蜷川さんもアングラ劇出身ですけど、
さて、対極にあるフェアリーテイルをどう料理してくれるのでしょう。
配役からするとフェアリーテイルは崩さない方向だと思いますが。
楽しみですね~。


それと、別の話題ですが
身毒丸で共演されていた妻鹿さんが「下谷」を観劇されて、ご自身のブログに感想を書かれていました。
演劇の道を歩んでこられた方の感想は、一般のご見物衆(←黙阿弥オペラ(*^-^*))とは、
視点が違い、感動のおすそ分けを頂きました。
ご恩送り(←黙阿弥オペラ(*^-^*))をしてもらいました。

映像でいいから、早く「下谷」見たいです。
そして、私も役者の皆さんに感謝できればいいなと思います。