ぺるりの今日

観たもの、読んだもの、主観をたっぷり交えて感想書いてます。
藤原竜也さん、superflyにどっぷりはまり中。

舞台「海辺のカフカ」 主演は柳楽くん

2012-01-31 | 舞台の感想
蜷川さんの舞台「海辺のカフカ」主演はなんと、柳楽くんだそうです。
去年「誰も知らない」を見て、虚無の漂う俳優さんと思って注目していたのですが
「海辺のカフカ」で初舞台を踏むそうです。

そのニュースをあたっていたら、なんと藤原くんの名前が。
柳楽くん、「下谷万年町」の稽古を見学に行ったそうですよ。

インタの内容のごく一部↓

 
「周りには村上さんのファンも多くて、それこそ「海辺のカフカ」を読んで旅に出たといういうヤツもいるんです。
そういう人たちが真剣に「期待してる」と僕に言ってくるので、その気持ちは裏切れないなと。
こないだは蜷川さんの稽古場(下谷万年町物語)を見学させてもらったんですが、
尊敬している藤原(竜也)さんが蜷川さんの厳しい指示にしっかりと応えている姿を見て、
あんな信頼の形があるんだとうらやましくなりました。
だから稽古では、そんなことも分からないのか!って蜷川さんに言われても、どんどん聞くようにしたいです」

 
 公演は5月3日(木・祝)から5月20日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールにて上演。
チケットは2月18日(土)10:00時より発売開始だそうです。



藤原くん、どんどん年下の俳優さんの憧れの的になっていきますね~。
蜷川さんと藤原くんは、よく「師弟」とか、「親子」とその関係を表現されますけど
私は「一心同体」という言葉こそぴったりではないかと最近思っているんですよ。

私が注目していた大島さんは長谷川さんが演じられるようですね。
大島さんはびっくりなキャラですから、おいしいですよ。

柳楽くんも主人公にはまりそうですし、彼を主軸にしたら、
とてもバランスのいい配役だな~と思ってニュースを読んでいました。

実は大島さんは、藤原くんで見てみたいなと、原作を読んだときに思ったりもしましたが
そうなると、ピタッとくる主人公が浮かばないんですよね。
それは、藤原くんが産湯をつかったのが、アングラ劇だからだと思います。

「海辺のカフカ」は、アングラの対極である幻想なんですよね。
私は、村上春樹の作品に、フェアリーテイルというあだ名を付けてますが。
ふわふわっとした北ヨーロッパの森の中って感じ。
対してアングラは、ドロドロした日本の地下のマグマ。

そこで育った藤原くんだと、対極へと物語を引っ張るでしょうから、
幻想とアングラのひしめき合いが面白いかなと思っていたのですが。
ただ、それに見合う主人公がいないんですよね。
アングラ色がぐっと強い人がね。

幻想という作品の質を考えたとき、柳楽くん、長谷川さんのバランスはしっくりくるなという感じ。
長谷川さんはぼやっとした光で、藤原くんは鮮やかな光、柳楽くんは、ぼやっとしつつ怪しげ。
という私の中でのイメージです。
このぼやっと感がしっくりくるのかなと。

蜷川さんもアングラ劇出身ですけど、
さて、対極にあるフェアリーテイルをどう料理してくれるのでしょう。
配役からするとフェアリーテイルは崩さない方向だと思いますが。
楽しみですね~。


それと、別の話題ですが
身毒丸で共演されていた妻鹿さんが「下谷」を観劇されて、ご自身のブログに感想を書かれていました。
演劇の道を歩んでこられた方の感想は、一般のご見物衆(←黙阿弥オペラ(*^-^*))とは、
視点が違い、感動のおすそ分けを頂きました。
ご恩送り(←黙阿弥オペラ(*^-^*))をしてもらいました。

映像でいいから、早く「下谷」見たいです。
そして、私も役者の皆さんに感謝できればいいなと思います。





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