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ぺるりの今日

観たもの、読んだもの、主観をたっぷり交えて感想書いてます。
藤原竜也さん、superflyにどっぷりはまり中。

ジュリアス・シーザー

2014-03-07 | 藤原くん関連
舞台の出演情報きましたねー!
あ、皆様ご無沙汰しておりました♪( ´▽`)


2014年10月7日(火)~10月25日(土)
彩の国さいたま芸術劇場にて行われます
彩の国シェイクスピア・シリーズ
第29弾舞台「ジュリアス・シーザー」に出演致します。

[出演]阿部寛、藤原竜也、吉田鋼太郎、たかお鷹、原康義、大石継太、廣田高志、
横田栄司、間宮啓行、星智也他
尚、ファンクラブでのチケット先行は6月下旬~7月上旬を予定しております。

ですってー!!

藤原くんと鋼太郎さんがついに!ついに、シェイクスピアで同じ舞台の上に~!

大阪、お願いしま~す(>人<;)

舞台「ムサシ」大阪公演

2013-10-26 | 藤原くん関連
行ってきました~。
「ムサシ」
生で観るのは何年ぶりかしら。


ざっとした感想なので、ネタバレはあんまりしてないですが、一応ご注意ください。
詳しくはまた、時間のあるときに書こうと思います。


私の「ムサシ」観劇歴は・・・

わかりやすいから、佐々木役で分類すると

初演の小栗くんバージョンは観にいきました。
再演の勝地くんバージョンは関西で公演がなかったので、映画館で上映されたものをみました。
(思い立って京都の映画館にいってみたんでした)
そして、今回の再々演の溝端くんバージョンを観にいったので

一応全部観てはいますけど、生で観たのは小栗くんバージョンと溝端くんバージョンですね。

比べないで観れたらいいんですけど、前回、前々回と観てしまっていますから
比べないことは不可能です。その辺、あしからず。


初演(小栗くん)から再演(勝地くん)の大きな変化は、ストーリー全体がブラッシュアップされて
すっきりしたってところ。
今回はそのすっきりバージョンのようです。

毎回佐々木役が変わるんですけど、この構想は初演当時から考えていたのか、
それとも、初代の小栗くんが何かしらの理由で再演に出られなかったところから偶発的にそうなったのか
・・・は、わからないですが、毎回カラーが違って面白いです。

(ただ、演者が一緒でも作品のカラーを変えることはできるから、演出家の力と言えなくもないですが
 やっぱり演者が変わることが演出に与える影響は大きいですよね、きっと。)


続投組は安定の演技で、魅せる魅せる!
武道の所作は、藤原くん、鋼太郎さん。(立ってるだけ、座ってるだけで型が美しい、眼福ものの所作でした~)
笑いは鋼太郎さん(笑)
謡は白石さん、杏ちゃんもめきめき腕が上がってます(白石さんの「蛸」は贅沢~)
泣きは大石さん。
藤原くんの長い台詞回しは、相変わらず見事ですし。

ストーリーは既に知っていたので、今回は、演者の技を余すところなく堪能してきましたよ。

初参加の溝端くんも、百戦錬磨の共演陣に囲まれた中、必死で闘ってました。
(このメンバーに囲まれたら大変だっただろうな・・・)
今までの佐々木役で一番技がないけど(特に発声と所作)、一番「真面目さ」という清潔感がありました。
昨日観た感じだと、観客から笑いをとるところは、鋼太郎さんや白石さん、藤原くんあたりがカバーに入ってるので、
笑いにうるさい大阪の観客に鍛えてもらって、公演が終わるころにはカバーなしになっているといいですね。
舞台公演は公演中の役者の成長も見所です。
(笑いをとったりするのは、小栗くんやっぱり上手だったんだね。)


カーテンコールは、4回くらいあったかな。
最近私の観劇回はカテコが多いな~。

客席には克実さんのお姿も。




ゲキシネ「シレンとラギ」

2013-10-15 | 藤原くん関連
ゲキシネ「シレンとラギ」
公開初日は残念ながら行けなくて、火曜日に行くことができました。

梅田ブルク7の「シレンとラギ」コーナーも、一通り見渡してきました。
関係者各位の気合を感じるディスプレイでした。

お目当てだったゲキシネ版パンフもゲット。
予想以上に長方形でしたけど、内容はなかなか濃いです!

前回のポスターに続き、またもや来場者プレゼントをいただいてしまいました。
今回は、横長のポストカード。(使い道が・・・記念としてファイルに保管しておきましょうかね)


それでは、本編について。
ネタバレがっつりしてますから、ここから下はネタバレOKな人だけ進んでください。




*             *            *





私は、昨年この「シレンとラギ」で、新感線観劇デビューを果たしました。
劇団の評判はもちろん耳にしていましたけど、古参ファンが多い劇団なので、
自分がついていけるか自信がなくて手が出なかったんですよ。
(変なところで小心者・・・)

今回は藤原くんが出演するということで、ギリギリまで迷いに迷ってよし行こう!と決意。
それでも、前の方で見る勇気はなくて、B席(3階席)をとりました。
(結果よかったんですけどね)

そのときの感想は、2012年4月~7月に散らばって書いてますので、
お時間のある方はそちらもどうぞ。

(自分で読み返すと、まあ、記事が長い(汗)それだけ書きたかったんでしょうね)


1回目の観劇は、大阪公演初日でしたが、そのとき激しく心を揺すぶられ、
興奮冷めやらぬまま、家に帰ってもアドレナリンMAXで、なかなか寝れなかったんですよ。
寝るのが勿体なく感じるくらいでした。


一幅の絵のような1幕のラストは、脳裏に焼きついていて、いまだ鮮明に思い出せます。
他の観客の皆さんと思わず拍手を送ったな~。


ただ、その強烈な印象が、ゲキシネを観るときには、裏目に出てしまったかも。
舞台の印象が1年経っても、しっかり残っていたんですよね。
だから、記憶がフラッシュバックしてしまって。
舞台との違いが気になりすぎてしまうといいますか。

ああ、こここういう風に変えたんだとか、余計なことを考えてしまって
なかなか集中できず。

でも、ゲキシネしか観ていない「薔薇とサムライ」はそんなことはなく、夢中になって見れたので
「シレンとラギ」も本公演を観ていない人は、すっとその世界に入れるのかもしれません。
いや、本公演を観た人でも、器用な人ならすんなり観られるのかもしれません。


けれど、ゲキシネを観て、私が出した結論は、
2200円でゲキシネを観るか、7500円のB席で本公演を観るかの2択に迫られれば
迷わずB席の本公演をとりますということでした。

ゲキシネ用に様々な処理が施されているとは言っても、
脚本も、演出も、演技もすべてが舞台仕様なんです。
映像用の台詞でもなければ、パフォーマンスでもない。
だから、映像用の加工を無理に施すと、舞台のいい所が消えてしまう。

具体的には、回想シーン。
舞台ならば、役者陣が全く同じ演技を2回やっていたのです。
2回目である回想シーンでは、感情の流れが切れた状態から、
一気にテンションを上げるという役者陣の高等テクに観客は感嘆の声をあげたのですよ。

それが、ゲキシネではセピアになっていて、この映像演出はどうなんだろうと疑問。
藤原くんが白い衣装から、青い衣装に一瞬で早替えて、
一気に過去に戻す、あの勢いが完全に消えてしまっていました。

あのシーンは、あのままじゃだめだったのかな?
ゲキシネはゲキシネであって、シネマとは別であるというところに立てば
舞台の演出を無理に映画の演出の枠にはめる必要はないのではと思ったんです。

たとえ映画館であっても、あのシーンはあのままの方が見応えがあったように思います。
時間と空間を一気に飛べる舞台のすごさを見せつけてほしかった。。。

1幕ラストも、アップではなく全景を観たかったです。
本当に絵のように美しいシーンだったので。
必要以上にアップを多用してしまったかなという印象です。

逆にアップにしたからよかった所ももちろんありました。
ゴダイが正気に戻った瞬間の表情や、シレンの決意の瞳。
おぞましい事実を突きつけられた瞬間のラギとか。
あと2幕(母子とわかったあと)から、藤原くんと永作さんの顔が、本当にそっくりになっているんです。
ちょっと驚きました。
これは、さすがに舞台では気づけない。
どれだけ視力がよくても、さすがに見えませんから。

ただ、そのゲキシネの長所を考慮しても、なお生がいいと思ったので、まだゲキシネは
「舞台行けなかったから行く」という領域を出ていないのかなと。
そりゃ、舞台は生に限るでしょ、というのは当然なのですが、ゲキシネが目指しているのは
舞台の記録映像ではないのですから、
「舞台は舞台でいいし、ゲキシネはゲキシネでいい」という域に到達してほしいのです。

その他、舞台とゲキシネを両方みての気付きをいくつか。

芸達者な役者は、表情が観客に見えなくても、観客に表情を見せることができてしまうということ。
この舞台はまさにそうで、3階席の私の位置から、当然役者の表情など見えません。
けれども、なぜかその表情は目の前に浮かんでいたんです。

あと、台詞は生の舞台より聞きやすいです。ですが、音の波が映画館では再現できません。
藤原くんの1幕最後の叫びは実際舞台で見ると、声が波になって押し寄せてくるんです。
椅子に押し付けられるような感覚は味わえても、あの音の波は体感できないですね。


ゲキシネが劇場中継や録画とは違うということは、もちろん理解できました。
丁寧な映像処理や音声処理がなされていますし。
じゃあ、1つの作品として観れるレベルの劇場録画を超えているかというと、ちょっと疑問符。

藤原くんの作品で言えば
「身毒丸ファイナル」と「ハムレット」は、劇場録画であるけれど、映像作品としても十分に成立しています。

ゲキシネというジャンルの真の確立は、それらのレベルを遥かに超えて、ゲキでもなくシネマでもない
もしくは、ゲキでもありシネマでもあるというところに到達したところにあるのかな。

ゲキシネのスタッフさんのインタビューなどを読んでいても、まだまだ模索を続けている途中であるようですし、
もっともっと洗練されて、ゲキシネがゲキシネという1つのジャンルを確立するのを心待ちにしています。
新たな道を切り開くのは、並大抵のことではないですもの。


「舞台は生で観るに越したことはない」とか「生で見れなかったから有り難い」とか
そんな感想を観客が言えないような作品を送り出してほしいです。

そしていつか「本公演とゲキシネはもう同じ作品であって、別の作品だよ」と私に言わせてください。
その日を楽しみにしています!














ベスト・フォーマリスト??

2013-10-10 | 藤原くん関連
なんとびっくり。
「第14回ベストフォーマリスト」を藤原くんが受賞したそうです。


しかし、私、ファッション関係にはすこぶる疎いので
「ベストフォーマリスト」って存在自体知らなくて、

何??ベストFOMAリスト?(←優秀なドコモユーザーの賞。あるわけない(笑))
ベストパフォーマーの脱字?(←新設の映画賞か演劇賞。(だって藤原くんが獲るっていったらね~))

頭の中で必死に変換をしてしまいました。


検索してみると、フォーマルウエアの似合う著名人を表彰するんだそうです。
ってことは何か?
ファッション関係の賞なの??

(今度詳しい友人に聞いてみよ~)


普段ジャージとか、「スイミングに行くのか?」と英会話の先生に言われるような服装らしい
藤原くんが、そんな分野の賞を獲るとは夢にも思わないじゃないですか。
びっくりしましたよ。

あ、でもフォーマルだから、普段は関係ないのか。


授賞式でも、なにやら、藤原くんはハプニングを起こしたようで(笑)
同時に受賞した堀北さんをエスコートするはずが、し忘れたんですって。さすがですね~。
関係者はハラハラしたことでしょうね。

昨日、PON(いつの間にか関西でも放送されてる)で少し映像流れたのですが、
そのハプニングを帳消し以上にもっていく藤原くんの機転はさすが。
ほんと、頭のいい人ですからね。(機転がきくという意味で。)

司会者が堀北さんに、エスコートはどうでしたかって質問して、
でも掘北さんは、エスコートされてないから、「エスコート・・・」って返答に困ってしまって。

そんな堀北さんに向かって、藤原くん、ジェスチャー付きの小声で
「気持ち、気持ち」って、指示。

その意図を理解した掘北さん。カメラに向かって

「気持ちのエスコートをしていただきました。」


会場爆笑。
私も爆笑。


気持ちのエスコートってなんすか?(笑)
久々に身をよじって笑ったわ!

フォーマリストの授賞式で笑いとってくるなんて、さすがだわ~(笑)

(ネットの記事では、藤原くんが掘北さんに言わせたとは書かれてないですけど、
映像みたら思いっきり言わせている)

しかも、最後には「逆エスコート」されるって。
おもしろ過ぎます。藤原さん!

その逆エスコートの映像見たかった~~。(PONでは、そこは流れなかったの~)

この授賞式ネットでアップされないかな。
全編みて爆笑したい!!

主催者さん、お願いします~~。



別件ですけど、

火曜日に「ゲキシネ」行ってきました。
EテレのSWITCHも、がっつり見てます。
「ムサシ」のチケット届きました。(私的に最良席~~!!!少し後ろめ)
会報も届いてました。

10月頭、藤原ラッシュです。

また、感想書きますね~~。










のれんよかったですね

2013-10-01 | 藤原くん関連
ムサシ初日を終えての動画がアップされてました(FC限定です)

ムサシのときは、終演後はジャージじゃなくて、浴衣なのかな?
個人的には洋装より和装が好きなので、むしろ有り難いですが。


勘九郎さんに依頼していたという暖簾。
ついに届いたようですよ。
すっごく粋な暖簾に仕上がってます。





あ、28日にコメント下さった方、どうもこんにちは。
すごい前の記事で、自分でも懐かしく振り返りました。
いただいたコメントですが、公開希望されますか?
もし希望されるなら、お手数ですがもう一度コメント頂ければと思います。


ゲキシネ「シレンとラギ」が近づいてます。

2013-09-30 | 藤原くん関連
「シレンとラギ」も公開が迫ってきましたね。
映画用にパンフもあるようで、「コスチュームの迷宮」がめっちゃ楽しみ~。
新感線って、衣装も見所だと思うんですよ~。
ヒトイヌオさんのコーナーも早く読みたい。
パンフは買いだわ。(もう決定!)

公開初日の5日に行きたいけど、行けるかな・・・。

新感線って、とことんエンターテイメントを追求する劇団なんだな~ということを
公開前の企画からも感じます。

シレンとラギがモチーフのデザートがカフェで食べれたり、
(これは、他の演劇でもたまにありますが)
ホームページでは壁紙がダウンロードできて、パソコンを「シレンとラギ」仕様にできたり
一番びっくりしたのは爪!!しかもデザインかっこいい。

なんかもう、舌も目も耳も爪の先まで、作品を堪能してくれ~~という劇団の心意気が素敵じゃないですか。
日々の生活に、心躍るエンターテイメントを!って感じ。
ならば、こちらも買いましょう!って気分になっちゃいますよ。

今週末を明りに、今週を頑張って乗り切ろう~。


さらに、その5日(土曜)には、藤原くんのテレビ出演があります。
Eテレ「SWITCHインタビュー達人達」という、面白そうな番組。
なんだかんだ、やっぱNHKっていいですね。

藤原くんと、プロボクサー長谷川さんの対談(?)インタビュー(?)
番組HPには、ムサシの衣装(着物)に身を包んだ藤原くんが!
ほんと、この人の和装はそそるわ~。なんでしょうね、この色香。

2011年あたりは時代ものの作品が続いて、着物姿しか見てなくてね。
記者会見等でスーツ姿を見たら違和感覚えるくらいでしたけど、
ここ最近は、洋服の役が多かったですから、逆に久々の和装が脳天直撃。

時代劇マニアの源監督も惚れぬく、所作と殺陣(藤原くんは特に型がきれい)の持ち主ですから、
それを生で拝める「ムサシ」が楽しみです~。
埼玉はもう始まったんですよね。いいな~。大阪は10月下旬です。

源監督!次に藤原くんと組むなら、時代劇を~~!!!(切望)
映画でもいいですよ。監督の作品なら金払いますよ。

ドラマ「いねむり先生」キャスト・スタッフ

2013-09-30 | 藤原くん関連
ドラマ「いねむり先生」

今回はストーリーや、キャスト、スタッフの皆さんについて。

今作は、脚本、監督がともに源さん。
こういう心に沁みる作品を描くのが飛びぬけてお上手です。
台詞や場面に無駄がないんですよね。
そして、作品全体に品があります。落ち着いた画面の色合いがより一層、作品の質の高さを強調しています。

ストーリーは起承転結の基本に沿った展開でした。
起は、サブローの状況と先生との出会い
承は、旅打ち
転は、サブローが松山でみてしまったポスター
結は、弥彦からラストまで

ですね。

起承転結のしっかりしたストーリーは、観ている側にも心地いいです。

演出面でさすがだな~と思ったのは、マサコとの記憶の挿入の仕方。
サブローが絶望の中にあったときは、苦しみや悲しみの記憶が浮かんでいて、
サブローが泣き叫ぶシーンとセットで出てくるんですよ。

逆に、先生から「どうして幸せだったときの顔を思い出してあげないのか」と言われた後は
幸せな記憶が蘇ってきて、そのときのサブローは静かに横になって微笑んでいるんですね。

この「苦と楽」を、「動と静」で表現する演出は見事ですね。
こういった演出は、台詞の無駄を省きますね。


キャスト陣は、ちょい役まで豪華すぎるメンバーが揃ってました。
全員書ききれないけど、それぞれ味がありました。

余さんはさすがの女帝(怪物?)ぶり。こういう女性憧れるわ。
大杉さんと美保さんの寿司屋の夫婦も、こんな寿司屋ありそう。
宇梶のアニキも、漁師似合うわ~。
先生や、黒さんの奥さん役もぴったりでしたし。
ベテラン陣には、充分すぎるほど魅了させてもらいました。

若手女優は、波瑠さんと美波さん。
私は年代的に夏目雅子さんを知らないですが、写真をみるかぎり、波瑠さんはよく似てますね。
外見はさておき、純粋な演技勝負では美波さんに軍配かな。
美波さん、ここ数年でぐっと成長されたのでは?
あの短いシーンの中で高校生の少女のあどけなさと、子持ちの母になった女の雰囲気が
両方しっかり出てました。私の中ではMBPあげたいくらいのファインプレーだったんですけど。
美波さん、これからも注目していこう。

阿部サダさんと、谷原さんも、個性が光ってましたね~。
阿部サダさん、意外と背が低くてびっくり。(藤原くんと谷原さんが高いからかな)
阿部サダさんの先生への突っ込みとか、サブローとのやりとりとか笑ったな~。
突っ込み担当なのに、滲み出るやさしさがあってたまりません。

谷原さんは、声にびっくり。井上陽水さんを彷彿とさせました。
独特の雰囲気も、よかったですね~。
(あ、伊東甲子太郎と総ちゃんだ。久々の共演かな)


西田さん・・・あ~やっぱり素敵。
この顔にこの体型で、なんでこんなに魅力的なのかしら。
「探偵ナイトスクープ」見れるときは見てますよ~。涙もろいのよね、西田さん。

「ですよね」とかいう台詞の間が、絶妙です。先生かわいい。
先生のモデルとなった色川さんの写真を見ると、
西田さんは、無頼度が下がって、お茶目度が上がっているように感じます。
なんとも魅力的な先生で、こんな先生に出会えたサブローに嫉妬してしまうくらいです。
「大丈夫だよ」とか、最後の微笑みとか、ノックアウトでした。


藤原くんは、相変わらず期待を裏切らない。
先生との初対面のシーン、心の闇をわずかに漂わせている表情見ましたか。
ああいう表情をされたときに、この人の天性を強く感じますね。

「このサブローは振れ幅の大きい役だ」と誰かが感想に書いていて、
その感想読むまで、不覚にも振れ幅が大きいということに気付かなかったんです。
よくよく考えたら確かに大きい。それを見るものに感じさせない演技でした。

伊集院静さんの短編「男が目を閉じる時」を読んだことがあるのですが、
その主人公の少年と、藤原くんが演じたサブローの雰囲気がすごく重なりまして。
伊集院さんの作品がもつ空気を、彼の演技に見たんですよね。
は~、びっくりした。
藤原くんが10代なら、「男が目を閉じる時」が見たかったですね。
上質なミニシアター系の映像作品が仕上がると思いますよ。

それから、涙。
彼は一体何種類の涙が流せるのかしら。
ポロッと落とす涙から、スーっと頬を伝うような涙、さらに目蓋に浮かぶ涙まで
量の調節、自由自在かな。


西田さんと藤原くん、2人とも私に天性を感じさせてくれる男優なんですが、
西田さんはコメディ、藤原くんはトラジディという性質が内在しているんですね。

コメディとトラジディは相反発して、まともにぶつかったらガタガタになるかもって思っていたのですが
やはりそこは天性の演技勘の持ち主たちですね。
歩み寄っていって、ぶつかるどころか融合させていました。
私の心配はただの杞憂でした。さすがプロ。


演出、ストーリー、演技と見所いっぱいの作品でした。
しかもエンディングの曲、陽水さんだし。
エンディングまでじっくり味わえますね。このドラマ。


この先の私の希望としては、西田さんと藤原くんの共演する時代劇が見たいな~。
源監督~!!企画してください!!それこそ南北朝時代で敵どうしとか。






いねむり先生語録

2013-09-30 | 藤原くん関連
いねむり先生語録

ドラマに登場した珠玉の言葉たちを集めてみました。

サブローと陽の字さんの会話

「思いつきで短編を2つほど書きましたがもう止めました。才能がまるっきりありません。」
「才能なんて必要なんでしょうかね~」
「一番大事なものじゃないんですかね」
「そうかな~。必要なのは腕力とか、くそ力でしょう。僕はいつもそうやって詩や曲をひねり出してますよ。
先生もそうやって小説を書いているような気がする。苦しんで苦しんで搾りだすから、人の心を動かす。」

実は、これ一番はっとさせられた言葉かもしれません。
どうしても才能を求めてしまうから。そっか、腕力とくそ力か。

あとは、先生の言葉ですね。

「でもギャンブルで蔵を建てた人間はいませんからね。
大勝ちの誘惑に負けないで、用心深くしのいで、最終的には、6勝4敗でなんとか勝ってる。
ま、それが私の理想ですね。
サブローくんはまだ若い。まだ自分の人生の半分も生きちゃいません。
だから、これまでの自分を10戦全敗だと思わないことです。
長い目でみれば、まだ1つか2つしか負けちゃいない。こつこつと勝ちを積み上げて、
まあ、最後に6つ勝ってればいい」

「人は病気や事故で亡くなるんじゃないそうです。人は寿命でなくなるんだそうです」

「このままじゃ、マサコさんがかわいそ過ぎます。サブローくん、あなた、マサコさんと一緒に暮らしたのは
最後の7ヶ月だけじゃないでしょう。7年も一緒にいたんでしょ。幸せなときもいっぱいあったでしょ。
なんで、その幸せなときの顔を思い出してあげないんですか。
苦しんだり泣いてたりしたときの顔を後生大事に覚えてても彼女はちっとも嬉しくないはずですよ」


「大丈夫だよ。大丈夫。もうあいつらね。二度と来ないからね。
がんばった。がんばった。がんばった。はは。がんばった。へへへ。よう頑張った。」


6勝4敗の生き方、したいな~。
「大丈夫だよ」は何度見ても泣いてしまう。

ドラマ「いねむり先生」

2013-09-18 | 藤原くん関連
感想書こうと思ってたら3日経ってしまってました。
いや、なんかね、じっくりと感想書きたいなと思って。

放送日関西は台風の猛攻を受けていて、警報の音とテロップが入りまくったのが
残念でしたが、まあDVDも出るそうなので、ちょっと見辛いのは我慢しましょう。
人命かかってますからね。

(・・・でも、正直CM中にまとめて警報出してくれ~~!!!と願ったのは言うまでもない。)

翌日、京都に行かないといけなかったのに、例の桂川のとこで、阪急もJRも京阪も全部運転見合わせ。
大阪から京都入りする手段がなくなるという前代未聞の事態に陥りました。
昼頃に解除されたんですけどね。
丁度桂川の上を通りましたけど、そりゃもうすごい。でっかい丸太が下流に猛スピードで流れてました。
でも市内は何事もなかったように、機能してました。

そんな大荒れの天気の中放送されて、クライマックスに警報が入らなかったのは不幸中の幸いでした。
小さな映画館(シネコンじゃなく)で、何の雑音もない中、じっくり鑑賞したくなるドラマでしたね。
(実は深夜に家で電気消して観てみました。この鑑賞法なかなかおススメです。)

ロードムービーだから、ストーリー全体に大きな流れを持たせているわけではないのですが、
なんというか、全てのシーンが愛おしい。

サブローと先生の出会いも、旅打ちも、クライマックスも。
前半は2人のやりとりに笑って、後半は泣きっぱなし。

1回目より2回目、2回目より3回目と、味わいがふか~くなっていきます。

人って、どうして幸せな記憶は思い出せないんだろう。
特に永遠に別れてしまったら、後悔と自責ばかりが押し寄せて。
できたことより、できなかったことが思い出される。
絶望にある人に、どんな慰めも届かない。

藤原竜也は、顔の表情だけで、それを表現しきっていた。
柔らかで品のある佇まいの中に、時折見せる凍てついた表情、
これを同居させるとは、恐れ入る。
この作品の、独特の緊張感は彼が生み出しているものでしょう。

そして、その緊張を徐々にほぐしていく先生。
なんてチャーミングで、そして、寄り添い、ほしい言葉をくれるのだろう。
この先生役は、西田敏行をおいて他はない。

「1敗か2敗で、全敗と思わないこと」「どうして幸せなときの顔を思い出してあげないのか」「大丈夫」
伊集院静さんの小説は、どれも独特の孤独感と透明感をもっていて、その中に珠のような言葉が散りばめられているのですが
ドラマの中では、これらの言葉でしょう。

そうですよね。人生ってどう転ぶかわからない博打ですよね。
全勝ってきっとありえない。でも、全敗もきっとない。
負けてるときは全部だめに思えるけど、そこからもう一勝負出るかどうかが大事なのかもしれない。

本当は、やさしくて、粘り強い、そんな自分のいいところも全部見失ってしまうことを、
絶望というものかもしれない。

そこからの一歩を、泥にまみれても踏み出すこと。
誰かの手に支えられて。


個人的に、今の自分にとてもタイムリーな作品でした。
(結構スチャラカなネタと文章かいてますけど、それなりに色々あるんですよ。)
途中から、自分がサブローみたいな錯覚を覚えて。
だから、「大丈夫だよ」で、涙が止まらなくなってしまいました。
私も、この言葉がほしかったんですね。きっと。
先生に抱きしめられてるサブローが羨ましかった。

私も、いつかこんな先生に出会えるといいな。
もし出会えなかったら、この西田敏行さん演じる先生を先生にしますよ。

テレビ朝日さん、ありがとう。
数年に1回のペースでもいいから、源監督×藤原、源監督×西田の
上質作品を世に出し続けてください。
(切なる希望)


西田さんと藤原くんも、こんなに息が合うなんて。
また、何かの作品で共演してほしいですね。

阿部サダさんの台詞で気づきましたけど
阿佐田哲也っていうペンネーム
もしかして「朝ダ、徹夜ダ」が由来でしょうか。
だとしたら、ユニークだなぁ。

阿部サダさんと藤原くんの共演も、すんごい嬉しかったです。

いよいよ明日

2013-09-14 | 藤原くん関連
いや~待ちに待った「いねむり先生」
いよいよ明日放送です~。

藤原竜也と西田敏行という私の大好きな俳優が揃って出演って
夢のようです。

いくつか番宣も見ましたよ。
ワイドスクランブルとか。

藤原くんが「自信をもってお届けできる」と言っていますからね。
彼が番宣で「自信」という言葉を使うときは、ほんとに上質な作品なんですよね。

少しだけ流れた映像も源監督らしく、とても上品な色合いです。
見たあと「遺恨あり」と同じく、金払いたくなるかもな~。