先日、とってもすがすがしくて気持ち良い話を知人から聞いた。
知人が通う会社はなかなかにモノがいっぱいで、ごちゃごちゃとしているらしい。
そこで、
「きれいにしましょうよ!
美しいモノは美しい場所から生まれるんですよ」と言ったのだとか。
すると、
「私の机はきれいでしょう?
私はほかの人が私の陣地を侵さなければそれでいい」という人が!
するとすかさず、私の知人
「あなた、せっまいなー。
自分ちさえきれいならそれでいいんですか!
町内会全体をきれいにしましょうよ!」と畳みかけたという。
確かに、自分ちだけきれいでも、すぐ隣がゴミ屋敷だったら困っちゃう。
変な虫が来るかもしれないし、見た目もニオイも気になる。
目に入るモノはみな美しい方がいい。
自分だけよければそれでいい。
その狭い考えは、小さな円を結んで終わってしまう。
それよりも、大きな円の弧でありたい、と思う
(日野原重明さんの言葉)。
人と人、国と国をつなぐような、大きな、大きな弧。
自分ちだけをきれいにするよりも、町内会。
そうしたら、それが隣の町内会にも広がって、
その市全体がよくなって。
私一人、誰か一人に猛烈な強烈な影響力があるとは思えない。
けれど、大きな円の弧になって、誰かに何かを伝えたい。
そんな風に考えている。
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