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10万光年+α

子供の頃からの夢を叶えるべく始めた天体観測・・・

Isidro Villo さんのインターバル撮影

2014-02-12 17:18:36 | ニュース

Isidro Villoという方のインターバル撮影(微速度撮影)作品です。↓

http://vimeo.com/84486612

オリオン座が昇るところから、M42のズームまでシームレスに撮影した幻想的な作品です。

通常私のような素人ができるのは、タイマーリモートコントローラーを使って、カメラ固定で動く夜空を撮るか、赤道儀の追尾機能を使ってカメラを「パン」させるぐらいですが、すごい映像を撮る方は、微速度レールを自作して、カメラを移動させながらインターバル撮影をする、という人もいます。

しかし、この人はパン+ズームさせる機械を2年がかりで作成し、このようなすごい映像を撮りました。
ズームインターバルは、ピントと露出も「微速度調整」できてなければならない訳で、相当大変そうですね。

使った機材は、「シグマの望遠レンズAPO 50-500mm F4.5-6.3、2xテレコンバーターや、ミードのLX80 Multi-Mount 望遠鏡マウントなど」・・・らしいです。

私も、通常のインターバル撮影は何度かチャレンジしていますが、未だに成功していません。
今度晴れた日に、しっかり準備して、また挑戦してみますか・・・ 


ILC直線型衝突加速器の誘致を東北に一本化

2013-08-22 22:18:09 | ニュース

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130822-00010000-qbiz-bus_all

ILCの誘致先が決まったようです。ただ、これは出発点に過ぎません。さらに学会や政府は誘致に否定的ですね。 確かに、8300億円の費用は巨額で、日本負担が半分としても、巨大事業になることは確かなので、二の足を踏むのは分かります。それと、今積極的な姿勢を見せたら、足元を見られ、日本側の負担を増やされる可能性もあるとか・・・

また、これのせいで他の科学分野の開発予算が削られたのでは本末転倒・・・でも、天下りの温床になっている不必要な公的機関もまだまだあるんじゃないでしょうかね~。そういうのを無くしたら、4000億円ぐらい出そうなものですが。

個人的には、新しい加速器の誘致には賛成です。東北の活性化に繋がればいいし、もし決定したら、是非見学コースを作ってください。スイスの加速器「セルン」の映像をよく見ますが、それはもう巨大なシステムで、人類の英知の結晶と言ってもいいと思います。そういうものが日本にあって、みんなが見ることができれば、科学で未来を切り開こうという若者も沢山出てくるのではないでしょうか。

昨年は、セルンを使って「ヒッグス粒子」が発見されましたし、先日は東大のチームが「量子テレポーテーション」の実験に成功したそうです。これからは量子の研究がますます盛んになりそうです。巨大加速器はいわば人類の希望でもあります。その希望が日本にあればすごいな・・・って思うのですが。


ロシアに隕石落下で負傷者多数

2013-02-15 18:19:36 | ニュース

http://www.jiji.com/jc/d4?p=met357&d=d4_wet

こういう事があるんですね。
まだどのくらいの大きさの隕石だたかわからないけど、NASAの観測網に引っかからなかったのだろうか?と思います。隕石が頭上に落ちてくるなんて有り得ないと思っていましたが、観測に引っかからずに落ちて来て、大きな被害が出る場合もあるという事ですね。

それにしても、ロシアは100年ほど前にツングースカに大きな隕石が落下して、その時も甚大な被害が出ました。よく落ちますね。


シカとイノシシ

2012-11-24 10:25:17 | ニュース

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121123-00000038-kana-l14

箱根で男性がイノシシに襲われたそうです。
実は伊豆高原周辺もイノシシの目撃談が多数あり、かなりの数がいるものと思われます。

観測にはよく天城ゴルフ場横の駐車場を利用しますが、ここにもいるでしょうね。
シカの場合は、真っ暗な森の中で眼が赤く光り、その光が上下に動きます。しかしイノシシの目は(多分)低い位置から動かないと思われるので、森の中で赤い2つの光が低い位置にあったら、要注意かも知れません。

※観測の時はヘッドライトを赤色灯にしているので、動物の目も赤く光ります。


ポラリエが来た

2012-08-24 17:02:44 | ニュース

簡易赤道義のポラリエが来ました。

私のEosKissX4はそこそこ高感度ですが、先日銀河を撮影して、その限界を感じました。やはりISO6400ではノイズが多く作品と呼べるレベルになりません。かといって、F値の明るいレンズは目が飛び出るほど高価です。フィッシュアイともなると、なおさらです。

Mead LX90-GPS20の背中にカメラを乗せればISO1600ぐらいでも撮影はできますが、銀河を撮るためだけに、LX90を持ち歩いてセットするというのも非常に骨が折れます。

それで、以前から気になっていた簡易赤道義のVixenポラリエをついに買うことにしたのです。ポラリエを選んだ理由ですが・・・

・非常にコンパクトで持ち運びやセッティングが簡単にできる。
・別売りの自由雲台を使うことで、自由な角度での撮影ができる。
・微速度撮影で、視点移動撮影の機材としても使える。

という感じです。
単3電池2本で2時間ほど駆動するようです。
今度天気の良い日にテスト撮影をしてきます。


キュリオシティ着陸成功

2012-08-06 16:29:44 | ニュース

やりましたね、キュリオシティ着陸に成功です。

これで、有人火星探査にも弾みがつくし、火星の生命の痕跡発見が期待されます。
もし、生命の決定的な痕跡が発見されたら、きっと人類の宇宙観は大きく変わるでしょう。太陽系内の異なる2つの惑星で生命が生まれたとしたら、地球が特別なのではなく、宇宙は生命で溢れているという事になるはずですから・・・

ここで、ちょっと気になったこと・・・
今回電源用に「原子力電池」というのを積んでいます。
これは、アポロ計画の頃から使われてきた電池で、相当長い期間電源を確保できるようです。しかし、やはりプルトニウムなどを使うので、壊れると放射能漏れを起こす危険性があるそうです。

実際、これまでも、衛星の失敗などによって放射性物質が大気中にばらまかれたり、深海に沈んだりしていますが、あまりニュースにはなっていませんね(気がつかないだけかな)。

有名なヴォイジャー1,2号も原子力電池を積んでおり、今も太陽系外はるか彼方を飛行しています。あと、木星探査機ガリレオや、土星探査機カッシーニも・・・カッシーニは、確か、加速するために地球の重力でスイングバイを行ったのですが、失敗したら大気中に放射性物質をばらまくことになると、かなり反対運動が起こった記憶があります。

でも、打ち上げの時点で失敗したらそうなる訳で・・・他の衛星や探査機打ち上げの時はあまり話題にならないのも不思議です。


火星探査車キュリオシティ

2012-08-06 00:51:28 | ニュース

オリンピックに押されて、ほとんど話題になっていませんが、日本時間の本日(月曜)午後にNASAの火星探査車「キュリオシティ」が、火星に着陸します。

記事↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120805-00000310-yom-sci

NASAは今までも火星探査車を何度か送っており、パラシュートでの降下だけでなく、エアーバックを膨らませて、地表に落とすなどユニークなアイデアで成功を収めてきましたが、今回の探査車は車だけで1トン近くもあるので、これまでの方法はできなかったようです。

今回の着陸の流れは・・・・
1)大気の抵抗で減速。
2)パラシュートで降下。
3)パラシュートの切断+降下用ロケット逆噴射。
4)降下用ロケットから探査車をワイヤーで吊るし・・
5)降下用ロケットはホバリング(空中停止)。
6)そのまま探査車を地面に下ろし、ワイヤーを切断。
7)降下用ロケットは脇に逸れて落下。

という複雑な着陸を試みます。

ロケット噴射でホバリング、なんてあまり聞いたことがありませんね。
日本のロケット研究者も「そんなことできるのか?」と唖然としたとか・・・

そう言えば、何年か前、次期スペースシャトルの開発映像を見たことがありましたが、三角形のロケットがUFOのように空中でゆっくりとホバリングしていました。その後、予算の削減で次期シャトルの開発自体が無くなってしまったようで、すごくガッカリしたのを覚えています。

でも、その時のノウハウがここに生かされているんですね。(たぶん)

オバマ大統領は、有人火星探査を目標に掲げています。
今日の探査機がもし失敗したら、大きく計画を見直される可能性もありますね。
絶対成功させてほしいです。(オリンピックより、こっちを応援してたりして^^;)

キュリオシティ着陸までのカウントダウン