10万光年+α

子供の頃からの夢を叶えるべく始めた天体観測・・・

6月の土星

2013-06-05 00:07:07 | 惑星

今日の土星です。
今回は天城まで行って、赤道儀モードで撮影して来ました。
前回よりさらにデティールが出てきたのではないでしょうか。

前回の土星↓

本体の縞模様も南極(北極?)あたりまで見えるようになりました。
ただ、かなり色が違いますね。今まで土星は黄色っぽ物と思っていましたが、他の方が撮影した土星を見ると、結構白っぽいです。本体に多少黄みがあって輪が青白い感じです。ですので、もしかしたら、今回の方が実際の色に近いのかも知れません。

それと、直焦点撮影+2倍バローレンズだと、土星はこの大きさが限界です。
木星はこれで丁度いいのですが、土星は小さすぎますね。せめて3倍バローレンズが必要かも。 

低地は無風でしたが、天城は結構風があったので、決して良い条件ではありませんでした。大気が完全に安定していたら、もっとシャープ画像が得られるのでしょうか。例えば、天体写真の世界さんのページにあるような感じとか・・・ 

<Saturn>
2013_06_04 22:30 天城高原ハイカー用駐車場
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影+2倍バローレンズ
Webカメラ ToUcamPro 有効フレーム数 約1831
画像処理 Registax5 Photoshop CS6


土星 3年前と比較

2013-05-14 22:58:20 | 惑星

今日の土星です。3年前は右のように、ほとんど串団子でした。

太陽、地球、土星がほぼ直線に近い並びなので、今が土星の観測に最も適した時期のようです。ただ、真正面から太陽光が当たっているので、輪に落ちる本星の影が隠れてしまい、ちょっと残念です。これから、土星はどんどん遠ざかっていくので、大きさは小さく見え始めると思いますが、その分、太陽との角度ができて、輪にかかる影が見えやすくなります。

今回の写真は、これまでの中で最も良く撮れたのではないかと思います。カッシーニの間隙もしっかり出てますし、縞模様も見えます。自宅駐車場でこれだけ撮れたという事は、天城に行ったらもっと撮れたのでは?と思います。梅雨までの間に、一度行きたいですね。ただ、月がどんどん近づいてくるので、なるべく早い方が良いかも・・・

<Saturn>
2013_05_14 22:16 自宅駐車場
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影+2倍バローレンズ
Webカメラ ToUcamPro 有効フレーム数 約1600
画像処理 Registax5 Photoshop CS6

満月の夜の木星

2013-01-27 23:59:12 | 惑星

今日は満月でしたが、風もなく、大気も安定していそうだったので、木星を撮りました。今回は結構綺麗に出た方ですね。大赤斑もしっかり見えます。右に淡くイオが写っています。

 <Jupiter>
2013_01_27 22:16 自宅駐車場
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影
Webカメラ ToUcamPro 有効フレーム約1800
画像処理 Registax5 Photoshop CS4

今回は先日修理から帰ってきた望遠鏡のテストも兼ねています。
今まで、ギアが空回りするような音とともに、画像が大きく揺れていましたが、今日確認した限り、その症状は無くなっていました。やはりギアボックスに問題があったようです。

下の動画は、前回と今回の木星を比較したものです。シンチレーションが全然違うので、前回のものは大気の影響でかなり揺らいでいますが、問題の揺れは途中で大きく2度ほど揺れた状態の部分です。修理後の画像にはそういう揺れは入っていません。

Meade LX90-GPS20修理前と修理後比較

個人的木星導入メモ:Webカメラの画角はかなり狭く、導入時に正確にセンターに入れてから、カメラをセットしないと、画面上に捉えることができない。それで、先日のレクチルアイピースを使うことで、正確にセンターに入れることができる。※導入用レンズをWebカメラに取り替えた後のピント合わせは、ノブを時計回りに。


木星(失敗)

2012-11-16 23:36:42 | 惑星

今日は大失敗でした。

まず、しし座流星群のピークという事もあり、星雲観測も兼ねて天城に行ってきましたが、向こうは雲が出ていて断念。家に帰ってから、とりあえ木星だけでもと思い、80秒を3本ほど撮りましたが、結果はご覧の通り、ボケボケです。

どうも、ピント合わせというより、シンチレーションの方が最終結果に影響するようです。今日は見るからに星が大きく揺らいでいました。シーイングと違い、観測するまでその度合いはわかりません。風が無いからと言って、揺らぎが少ないかと言えば、そうでもなく、上空の大気の様子は地上からはわからないという事ですね。(星のまたたきを見るとヒントになるのかも知れませんが)

それと、やはり、標高差は大きいかもしれません。私の自宅は伊豆高原で、標高282mですが、天城の登山者用駐車場は1050mです。標高が低いほどやはり大気の影響を受けるのだと思います。

それと、こんなのあるの知りませんでした↓

http://wisteriahill.sakura.ne.jp/GMAP/GMAP_ALTITUDE/index.php

Google Mapで標高測定ができます。測りたい場所に十字線を持っていき「標高取得」というボタンを押すだけで、ピンポイントで標高を測れます。これは良いかも。少なくともiPhoneの標高測定ソフトよりは正確でしょう。


明月近くの木星

2012-11-01 00:43:38 | 惑星

木星のリベンジです。
と言っても、先日のとあまり変わりませんが、多少はデティールが出たのではないでしょうか。
今回は満月に近い月が近くにあり、非常に明るい空での撮影でしたが、木星だけは月が出ていてもしっかり観測できるのです。

3本の太い筋が見えますが、一番上が「南温帯縞」、2番目が「南赤道縞」、3番目が「北赤道縞」と言うらしいです。本当はもっと沢山のベルトがあるのですが、ピントが甘く映っていません。この写真の場合、下が北みたいなので、天地が逆の方が良いのかも知れません。

南赤道縞の下に青い斑点が3つほど映っています。これは、木星の渦で、長年消えずに残ります。
天文マニアの「星への誘い」さんのページに同じような写真があります。↓
http://www.asahi-net.or.jp/~dy7s-ynym/myhp5426.htm

1999.10となっているので、ほぼ13年前でしょうか。

それで、この模様が実際はどんなのかと言えば・・・・こんな感じです。↓
http://www.asahi-net.or.jp/~dy7s-ynym/jupiter/ju2012.htm

どうやればこんなシャープな写真が撮れるのでしょうね。
今回私は、5枚ほどの映像を、ちょっとずつピントをずらしながら撮影しましたが、どれもバッチリ合うものはありませんでした。

望遠鏡の限界?

でも、それ以前に気になる事が・・・
ずっと前からなのですが、LX90の赤道義で追尾する時に、数秒から数十秒に一度「ジジ・・」という歯車が空回りするような音がして、そのたびに画像が揺れます。(つまり望遠鏡が揺れている)これって不具合では?と思うのです。望遠鏡が揺れていたのでは、シャープな映像は望めないかも知れません。

しかし、LX90のメーカーである、Meadeの日本代理店は数年前に他社へ譲渡され、新しい代理店がどのような対応をしてくれるかちょっと心配ですが・・・調べてみなければ。

<Jupiter>
2012_10_31 22:30 自宅前の道路
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影
Webカメラ ToUcamPro 有効フレーム約1800枚
画像処理 Registax5 Photoshop CS4

秋の木星

2012-10-22 11:00:33 | 惑星

久々に快晴に恵まれ、風もなかったので、木星を撮影してきました。

ただ、毎度の事ですが、ピント合わせを感に頼る部分が大きく、今回は結構甘かったですね。木星本体でピントを合わせるのはかなり厳しいので、衛星イオで合わせています。右横に小さく見えるのはイオですが、やはりちょっとボケています。

 

<Jupiter>
2012_10_22_0:08 天城高原
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影
Webカメラ ToUcamPro 有効フレーム約1800
画像処理 Registax5 Photoshop CS6


金星の太陽面通過

2012-06-06 20:28:07 | 惑星

クリックで拡大

<Venus>2012.06.06
Meade LX90 GPS20  直焦点撮影 自作フィルター
Canon EOS Kiss X4  ISO200 1/800秒

金星の太陽面通過です。
さんざん、テレビで綺麗な画像を流しているので、いまさらですが・・・・
先日の金環食は福島まで行きましたが、今回の金星は松本に行きました。

昨日の天気予報では、伊豆地方は雨・・・中部地方で晴れる可能性があるのは、名古屋、長野、富山でした。ただ、名古屋は確率が低かったので、長野に行くことにしたのです。しかし、諏訪湖も松本も妙高のあたりも、すべてドン曇り。

結局時間も少なくなったので、松本で太陽が出るのを待っていました。
結局観測できたのは、金星通過が終わる20分ほど前。ギリギリでした。

でも、伊豆地方は昼前には快晴になってたとか。
まあ、まだ無駄足にならなかっただけマシですが。


金星の太陽面通過

2012-05-29 14:45:52 | 惑星

先日、金環日食で日本中がわいたばかりですが、6/6は金星が太陽面を通過します。

日食ほどのインパクトはありませんが、この天体ショーも、今回を逃すと次は105年後・・・できれば観測したいものですが、6/6と言えば梅雨の走りの時期。天気予報を見ても厳しそうですね。


土星

2012-05-07 01:33:18 | 惑星


<Saturn>
2012_05_06 22:16 自宅ベランダ
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影
Webカメラ ToUcamPro 有効フレーム9433
画像処理 Registax5 Photoshop CS4

今土星は比較的地球に近く、リングも角度があり、観測しやすい条件みたいです。
前回観測した時はほとんどリングが一直線であまり、面白みがありませんでしたが、さすがしっかり輪が見えるとワクワクしますね。

以下は前回観測時の土星です。

2010_06_03 22:30

どちらもまだまだボケていますが、今回は角度がある分縞模様もはっきり分かります。
土星の輪には無数の筋(隙間)がありますが、その中でも最大の隙間は「カッシーニの間隙」と呼ばれています。今回の観測では、僅かにそれらしき物が見えます。でも、もっとはっきり見えるようピント合わせを厳密にしなければなりませんね。