風に語りて

日頃のよしなしごとをグダグダな調子で書き散らしてみたりするページ

伊藤(角館)

2008年05月18日 15時14分59秒 | 美味しいものを食べる
二つの意味でリベンジ。
一つめ。
このお店は先日エントリした、王子にある「伊藤」のお兄さんがされているお店です。メ
ニューもそんなに違いがあるわけではなく、従って食べ損ねた「肉そば」をオーダー。

二つめ。
この店は再訪ですが前回1月に来たときに「2月末まで休み」との張り紙をみて引き返し
たということで、今度こそという意味も。

開店時刻より少し前に着いてしまい、そのまま店の前を通り過ぎて暫く散策。街なんかで
ならまぁあり得る格好でも、それで山あいに行く道を歩くっていうのはハタから見るとか
なり怪しい。

地元の方とおぼしき人達とすれ違います。が、見ないふりしてもうワタシの姿格好は「怪
しいリスト」に入ってるはず。


まま、それはさておき。
頃合いを見計らってとって返し、お店にアプローチをかけます。外見は只の民家、という
のは調べて&前回来て確認済み。

カップルが一組車の中で待機しているけども、自分が店に入るのを見て後を追っかける感
じに店に入ってくる。

冬期は只の民家風の玄関から入るのだけれど、夏期は玄関横のサッシが開いてるのでそこ
から「ひょい」。

・・・あれ?

店の大将がいないや。

厨房で何かやってるのは分かるけど・・・。黙って券売機使うのモナー。声を掛けてみる
かあ~。

「ごめんくださ~い」

もう一度声かけたら厨房のサッシがガラッと開いて大将が顔を覗かせジロリと睨んで一言。
「ちょっと待って」。

つい、「反応」してしまいました。「ちょっとですね」「ちょっとね」

後で考えたら失礼な発言だったかも(笑い)。
やりとりのうちにカップルが券売機でラーメンを選ぶ。黙ってやっててもヨカッタんだろ
うけども・・・なんて思いながら自分も券売機を動かして購入。

それとは別に親子連れが着席。

そして「暫く」(約20分)後。
改めて顔を覗かせた大将。なんか口をモゴモゴさせながら自分のところへ。
「あ、あちら(のカップル)が先です」
「?ん、一緒なの?」
「いえ、あちらのお二人が先、ですよ」
「あ、そ」

足をそちらに向けてチケットを受け取り、改めてこちらに、そして親子連れの順に受け取
って再び厨房に消える大将。

・・・あのモゴモゴは茹で加減を診てたんだろーなー・・・。間違っても昼メシじゃあな
いだろーなー(爆笑)。

さらに10分程度後。
ようやく(?)出てきたお目当ての品が画像のソレ(肉そば大盛)。

王子のそれと比べて浮いているものは少ないかな・・・。

なんて思った次の瞬間出汁で用いていると思われる煮干の香りが鼻腔をガツン!

ひょえ~どんな味なんじゃ~?

ややびびった状態で先ずは麺をなるべくスープに浸けずに・・・。

意外とコレだけでも美味いかも。

太さは中くらいで全体的には固め。しかし、これ以上柔らかくすると味が絡んでしつこく
ならないかな・・・?

醤油ベースのスープはっと・・・。あれ?さっきのインパクトを全然感じないや。少し濃
い目でもスルスル飲める・・・。

う~ん。
では絡めて食べてみましょう。

固めの麺でややスープの絡みが弱いようにも云えるのですが、かえって互いへの干渉や安
易な絡みでグダグダになるよりは最低限絡みを入れるに留める方が・・・


・・・
なんかヨク分かりませんが気づけばスープ飲み干し。


スープを飲み干して丼をテーブルにゴン!って置く瞬間再び煮干の香りがガツン!

・・・どこに隠れていたんだろ・・・。
出汁は他にも鰹節か何かの乾物や比内地鶏もあったハズでそのどれもが主張せず、味とし
て上手くまとまって・・・なんかキツネに鼻をつままれたみたい。

さて。
味比べでいうと・・・好みの話でいえばじつは煮干は嫌いではないのでそれを上手く活か
した王子の味に行きそうでも、それさえもバランス取らせてしまうココの味にも驚かされ
ます。自分ごときが判断出来る話じゃございません(笑い)。

丼を洗うために厨房に引っ込んでいる大将に「ごちそうさまでした~!」って声かけて店
を出ましたら、しっかり「あい、どぉもぉ~!」って返って来ました。只の頑固な親父、
ということでもなさそうです。

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