「シークレットでやっちまえ」砂原糖子・著 イラスト・金ひかる オークラ出版アイスノベルズ
本棚から発掘しました。
ストーリーは・・・刑事の市居が追っていたある事件の容疑者が何者かに狙撃された。共犯の男を捜査本部は指名手配するが、市居には納得がいかない。現場に居あわせ、なれなれしく話しかけてきた男・汐見が気になるのだ。しかし、詳しく話を聞こうとしても、汐見は市居を口説いたりキスしてきたりからかってばかりで本題に入れない…。汐見の正体は?雑誌掲載時大好評だった作品にプラス大容量書き下ろし というもの。
砂原先生の作品には珍しく、サスペンス仕立ての作品でした。
攻めの汐見がある事件の犯人かどうか、というのが謎の一つなのですが、これがどうも消化不良。
また、汐見が最初、市居を人身御供にして、市居はレイプされそうになるのですが(最後の穴は死守しましたが、口は使われてしまいました)、そこまで酷いことをされた男を許すようになる心境の変化もちゃんと描かれていないように感じました。
前の作品とはいえ、この時点ですでにノベルズ6冊を出しているので、それだけの経験がある作家の作品としては不満足な出来のように思います。
本棚から発掘しました。
ストーリーは・・・刑事の市居が追っていたある事件の容疑者が何者かに狙撃された。共犯の男を捜査本部は指名手配するが、市居には納得がいかない。現場に居あわせ、なれなれしく話しかけてきた男・汐見が気になるのだ。しかし、詳しく話を聞こうとしても、汐見は市居を口説いたりキスしてきたりからかってばかりで本題に入れない…。汐見の正体は?雑誌掲載時大好評だった作品にプラス大容量書き下ろし というもの。
砂原先生の作品には珍しく、サスペンス仕立ての作品でした。
攻めの汐見がある事件の犯人かどうか、というのが謎の一つなのですが、これがどうも消化不良。
また、汐見が最初、市居を人身御供にして、市居はレイプされそうになるのですが(最後の穴は死守しましたが、口は使われてしまいました)、そこまで酷いことをされた男を許すようになる心境の変化もちゃんと描かれていないように感じました。
前の作品とはいえ、この時点ですでにノベルズ6冊を出しているので、それだけの経験がある作家の作品としては不満足な出来のように思います。