ペコリーノのBL読書日記

BLスキーのペコリーノのBL読書日記。素人の感想&個人的な覚書です。100%自分向けのためネタバレ全開です。

「ずっと君が好きだった。」夜光花・著 イラスト・文月あつよ 海王社ガッシュ文庫

2009-11-14 21:44:23 | 夜光花
「ずっと君が好きだった。」夜光花・著 イラスト・文月あつよ 海王社ガッシュ文庫
 2007年3月10日初版 262ページ 562円+税

 夜光先生の過去作品を読んでしまうことにしました。

 ストーリーは・・・「五年間好きでいてくれたら、お前のこと好きになるよ」高校時代に八木に告白されて裕紀はそう答えた。これをきっかけに二人の友人付き合いが始まる。役者の道を志したバイト生活の裕紀に、八木はご飯を作り励ましてくれた。いつしか実直で優しいその男は裕紀にとって、かけがえのない親友になっていた。そして五年後。ずっと裕紀を想い支え続けてきた八木から二度目の告白をされる。恋人は嫌だが八木と離れたくなかった裕紀は、キスや愛撫を受け入れてしまい…というもの。

 このタイトルだと、愛を告白した側が主人公かと思いましたが、告白された側(受けの裕紀)が主人公でした。
 「5年間好きでだったら好きになってやる」と安請け合いする裕紀。
 話は一気に5年後になり、選択をつきつけられるのかと思いきや、八木は「ムリに好きになってもらわなくてもいい。でももう友達で居られないから友達関係も解消しよう」と言われます。
  
 売れない劇団員の裕紀は、週の半分は八木に食わせてもらってるし、一番仲のいい友達に去られるなんてやだ!というわけで、裕紀のほうから付き合う、と言い出します。

 Bまではできても、Cはやっぱ怖いし・・・・・・というわけで、所属する劇団の公演が近いのをいいことに、最後まではやらない裕紀。
 八木は八木で、裕紀がラブシーンを演じることに耐えられず別れを切り出したり・・・・・・と話は進んでいきます。
 
 夜光先生の作品には珍しく、サスペンス色がなく、ごく普通のラブストーリーといった感じ。これが正直、よかったのか悪かったのかと言われると、微妙なところです。
 会社員×劇団員のカップルですが、劇団の描写がウソくさく感じられ、私はあまりノレませんでした。また、裕紀が劇団員だというのがあまり活かされてなかったような気がします。

 

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